社長定例会見
早河洋会長兼CEO 角南源五社長 会見(9月26日)要旨
2017-09-27
定例会見要旨
※上期の感想について。
早河会長:業績全体としては、4月5月とスポットが低調だったので7月時点で当初予算を見直して、コストコントロール策を講じた。先行きが不透明だったので売り上げ目標を下げて、利益は予算通りに確保するという計画に修正した。現状ではその計画に沿って推移している。6月7月8月とスポットシェアはプラスに転じている。視聴率だが概括的に言うと、年間ベースでいくと全日は前年レベルの数字で2位、プライムも2位だが、ゴールデンは順位を下げている。年間視聴率はあと3カ月ちょっと。10月改編で盛り返していきたい。この春の改編ではタイムテーブルの改革に着手した。一番の収穫は帯ドラマ劇場「やすらぎの郷」で、数字以上に反響が大きくメディアにも大きく取り上げられ話題にもなった。私自身、壮大な実験、壮大な挑戦と言ってきたが、難しさも含めて色々なノウハウを獲得できている。年内にこれを精査し、来年度の展開を考えていきたい。「やすらぎの郷」は今週で終わるが、10月からの「トットちゃん!」も面白く仕上がりつつあるので、期待をしているところだ。土日のニュース「サタデーステーション」「サンデーステーション」、特に「サタデー」の方は二桁の視聴率が出るようになり、9月16日は系列24局すべて二桁に乗って8局が15%を超えた。想定より早いペースと思っている。「サンデー」の方は各局の強力番組に囲まれて苦戦しているが、内容的にはしっかりできているのできっかけをつかんでもらいたいと思っている。ドラマ系は4月クール7月クール共に、ゴールデンの番組3つがベスト5に入る健闘を見せたが、バラエティ系が伸び悩んだ。大きな成果としては「グッド!モーニング」「羽鳥慎一モーニングショー」などベルト系番組の高視聴率と午後帯の健闘で、月曜から金曜のデイタイムがトップレベルにあり、全日視聴率にも貢献している。それから「報道ステーション」の安定感も評価している。また、「テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION」のことを簡単に報告させていただく。7月15日から44日間開催して大盛況のうちに無事に終了した。今年は有料エリアを増やしイノベーションにこだわり、VR等の技術を駆使したイベントを多数揃え、人気を集めた。本社以外のサテライト会場も増設して昨年の544万人を上回る585万人の来場者数を記録した。これまでの4回を合計すると2000万人の来場者を迎えた訳で、大きな事故もなく盛況だった。来年は開局60周年と重なるので、さらに工夫をこらして大掛かりなイベントに成長させていきたいと思っている。
※10月改編について。
早河会長:10月改編への意気込みと言うか期待感だが、タイムテーブルの改革は大きな課題も残したが、これをクリアしつつ10月も「サンデーLIVE!!」、あるいは動画配信などに展開するヤング向けドラマの新設等に取り組んでいく。「サンデーLIVE!!」は他局の実績のある番組があるので直ぐに高視聴率を獲れるとは考えていないが、2時間40分の大きな枠で日曜の朝に化学反応を起こせるのではないかと期待している。また新設のドラマ枠は制作陣に中途採用者や若手を抜擢し、斬新なラインナップを構築していきたいと思う。バラエティも若手の作り手を実戦の中で育てて結果に繋げたいと思う。10月クールは「相棒season16」「ドクターX~外科医・大門未知子~」「科捜研の女」と計算できるドラマが登場するし、フィギュアスケート等スポーツ中継、エンタメ系のSPも用意しているので上期とは違う戦いが出来るのではないかと楽しみにしている。
※終了した「SmaSTATION!!」の香取さんについて。
早河会長:2001年から16年という長きにわたり香取慎吾さんには「SmaSTATION!!」に出演していただいた。週末夜の教養情報エンターテインメントとして独自の世界を構築していただいた。平均視聴率が8.0%で評価をしている。香取さんの関連では、サッカー日本代表応援団長としても一生懸命役割を果たしていただき、こちらの方もお礼申し上げたいと思う。
※視聴率について。
亀山専務:昨日までの視聴率状況について申し上げる。年間平均は全日が7.3%、プライムが9.9%、プライム2は5.7%で3区分が2位という状況だ。ゴールデンは9.6%で民放3位という状況だ。上期平均は残り5日となった。全日が7.1%で2位、ゴールデンが9.1%で民放3位、プライムが9.4%で3位、プライム2が5.4%で2位という結果となった。7月クールは、全日が7.1%で2位、ゴールデンが9.2%で民放3位、プライムが9.4%で2位、プライム2が5.3%で2位となっている。9月の月間平均は7月クールと同順位で、全日が7.1%、ゴールデンが9.4%、プライムが9.5%、プライム2が5.4%という状況だ。7月クールの番組では、連続ドラマ「刑事7人」「黒革の手帖」が両方とも11.4%で、全民放14作品中3位タイだった
※上期の感想について。
早河会長:業績全体としては、4月5月とスポットが低調だったので7月時点で当初予算を見直して、コストコントロール策を講じた。先行きが不透明だったので売り上げ目標を下げて、利益は予算通りに確保するという計画に修正した。現状ではその計画に沿って推移している。6月7月8月とスポットシェアはプラスに転じている。視聴率だが概括的に言うと、年間ベースでいくと全日は前年レベルの数字で2位、プライムも2位だが、ゴールデンは順位を下げている。年間視聴率はあと3カ月ちょっと。10月改編で盛り返していきたい。この春の改編ではタイムテーブルの改革に着手した。一番の収穫は帯ドラマ劇場「やすらぎの郷」で、数字以上に反響が大きくメディアにも大きく取り上げられ話題にもなった。私自身、壮大な実験、壮大な挑戦と言ってきたが、難しさも含めて色々なノウハウを獲得できている。年内にこれを精査し、来年度の展開を考えていきたい。「やすらぎの郷」は今週で終わるが、10月からの「トットちゃん!」も面白く仕上がりつつあるので、期待をしているところだ。土日のニュース「サタデーステーション」「サンデーステーション」、特に「サタデー」の方は二桁の視聴率が出るようになり、9月16日は系列24局すべて二桁に乗って8局が15%を超えた。想定より早いペースと思っている。「サンデー」の方は各局の強力番組に囲まれて苦戦しているが、内容的にはしっかりできているのできっかけをつかんでもらいたいと思っている。ドラマ系は4月クール7月クール共に、ゴールデンの番組3つがベスト5に入る健闘を見せたが、バラエティ系が伸び悩んだ。大きな成果としては「グッド!モーニング」「羽鳥慎一モーニングショー」などベルト系番組の高視聴率と午後帯の健闘で、月曜から金曜のデイタイムがトップレベルにあり、全日視聴率にも貢献している。それから「報道ステーション」の安定感も評価している。また、「テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION」のことを簡単に報告させていただく。7月15日から44日間開催して大盛況のうちに無事に終了した。今年は有料エリアを増やしイノベーションにこだわり、VR等の技術を駆使したイベントを多数揃え、人気を集めた。本社以外のサテライト会場も増設して昨年の544万人を上回る585万人の来場者数を記録した。これまでの4回を合計すると2000万人の来場者を迎えた訳で、大きな事故もなく盛況だった。来年は開局60周年と重なるので、さらに工夫をこらして大掛かりなイベントに成長させていきたいと思っている。
※10月改編について。
早河会長:10月改編への意気込みと言うか期待感だが、タイムテーブルの改革は大きな課題も残したが、これをクリアしつつ10月も「サンデーLIVE!!」、あるいは動画配信などに展開するヤング向けドラマの新設等に取り組んでいく。「サンデーLIVE!!」は他局の実績のある番組があるので直ぐに高視聴率を獲れるとは考えていないが、2時間40分の大きな枠で日曜の朝に化学反応を起こせるのではないかと期待している。また新設のドラマ枠は制作陣に中途採用者や若手を抜擢し、斬新なラインナップを構築していきたいと思う。バラエティも若手の作り手を実戦の中で育てて結果に繋げたいと思う。10月クールは「相棒season16」「ドクターX~外科医・大門未知子~」「科捜研の女」と計算できるドラマが登場するし、フィギュアスケート等スポーツ中継、エンタメ系のSPも用意しているので上期とは違う戦いが出来るのではないかと楽しみにしている。
※終了した「SmaSTATION!!」の香取さんについて。
早河会長:2001年から16年という長きにわたり香取慎吾さんには「SmaSTATION!!」に出演していただいた。週末夜の教養情報エンターテインメントとして独自の世界を構築していただいた。平均視聴率が8.0%で評価をしている。香取さんの関連では、サッカー日本代表応援団長としても一生懸命役割を果たしていただき、こちらの方もお礼申し上げたいと思う。
※視聴率について。
亀山専務:昨日までの視聴率状況について申し上げる。年間平均は全日が7.3%、プライムが9.9%、プライム2は5.7%で3区分が2位という状況だ。ゴールデンは9.6%で民放3位という状況だ。上期平均は残り5日となった。全日が7.1%で2位、ゴールデンが9.1%で民放3位、プライムが9.4%で3位、プライム2が5.4%で2位という結果となった。7月クールは、全日が7.1%で2位、ゴールデンが9.2%で民放3位、プライムが9.4%で2位、プライム2が5.3%で2位となっている。9月の月間平均は7月クールと同順位で、全日が7.1%、ゴールデンが9.4%、プライムが9.5%、プライム2が5.4%という状況だ。7月クールの番組では、連続ドラマ「刑事7人」「黒革の手帖」が両方とも11.4%で、全民放14作品中3位タイだった
※営業状況について。
角南社長:8月の営業売上は、タイムが前年比87.2%、スポットが113.1%、トータルでは98.3%となった。タイムは「W杯アジア最終予選 日本×オーストラリア」があったものの、昨年のリオ五輪の売上の反動で大幅にマイナスとなっている。スポットは、昨年度がリオ五輪への予算シフトの影響で低調だった反動もあって、活況となり、売上は大幅に伸びる結果となっている。9月の営業売上は、タイムは前年比96%+α、スポットも96%+α、トータルでは96%+αとなっている。タイムは、昨年の「W杯アジア最終予選」が2試合あったのに対し、今年の9月は深夜の1試合になったこともあり、前年水準には届かない見込みだ。スポットだが、8月は一時的に活況となったものの、9月も低調な市況に戻り前年水準には届かない見込みだ。10月の営業売上は、タイムは前年比76%+α、スポットは96%+α、トータルでは87%+αとなっている。タイムはアドバタイザーの固定費削減傾向から、10月改編のレギュラー番組セールスに苦戦している。単発でも、昨年あった「W杯最終予選」2試合がないこと、昨年はプライム帯で2大会放送していたフィギュアグランプリシリーズだが、今年度はロシア大会のみプライム帯放送になったこと、日本シリーズの放送(中継権)の見通しが立っていないことで前年水準から大幅にマイナスになる見込みだ。スポットは上期の低調な市況から立ち直り、上昇基調となっている。昨年度以上の売上をめざしセールスしていく所存だ。
※放送外収入について。
平城常務:まずはAbemaTVおよびAbemaNewsの進捗について報告する。AbemaTVは開局から約1年4カ月の8月7日にアプリのダウンロード数が2000万を突破、9月11日には2100万も越え順調に推移している。10月以降の編成については、特に10代から20代の若者をターゲットに、これまでの放送で好評を得てきたリアリティショーやオリジナルのバラエティ番組を中心に強化していく予定だ。その他、今年1月に放送され人気を博した「特命係長 只野仁 AbemaTVオリジナル」の第2弾の放送を年末に予定するなど、今後もより一層コンテンツ力を強化していく。AbemaNewsについても、北朝鮮による一連のミサイル発射等に関して、都度緊急編成を実施しており、特にミサイル発射のあった9月15日の朝7時台の番組では、前週比で5倍以上の視聴数を記録するなど、関心の高さが伺えた。加えて来週10月2日からは「羽鳥慎一モーニングショー」の放送も開始する。地上波での放送終了後、午前10時半からの放送予定となっている。続いて動画配信事業関連、まず「ドクターX~外科医・大門未知子~」の配信事業展開について。今月1日からKDDIと協業している動画配信サービス「ビデオパス」にて、過去全4シリーズを一挙見放題で配信しており、デイリーランキング全体で1位を獲得するなど好調だ。さらに、昨年好評だったオリジナルスピンオフドラマ「ドクターY」の第2弾を本日9月26日から「ビデオパス」にて配信する。また、来月に初回を迎える「ドクターX」の最新作であるシリーズ第5弾と、過去に放送された全4シリーズを「Amazonプライムビデオ」にて日本国内を除く世界200以上の国と地域で配信することになった。今後もこのように、「ドクターX」のコンテンツ力を生かして、国内外様々な形で展開していく。続いてイベント関連。11月1日より六本木・森アーツセンターギャラリーで開催される「THE ドラえもん展TOKYO2017」の参加アーティストが出揃った。村上隆さんをはじめとした、日本の現代アートを代表する28組のアーティストが独創性溢れたドラえもんを表現する。音楽関係では、今年も「テレビ朝日ドリームフェスティバル2017」を10月26日から開催する。7回目となる今回は会場をさいたまスーパーアリーナに移し、キャパシティーも4万8千人とスケールアップしている。既に発表されているアーティストに加え、今後驚きの追加出演者を予定するなど、連日豪華アーティストで盛り上げていく。その他イベント関連では、毎年秋に新宿・大久保公園で「秋のグルメ祭り」を開催しているが、明後日28日からは「大つけ麺博」を開催する。開催9年目となる今年は「大感謝祭」と題し、様々な名店の味を楽しんで貰えるよう、全ての麺が1杯500円というワンコイン施策を実施する。
角南社長:8月の営業売上は、タイムが前年比87.2%、スポットが113.1%、トータルでは98.3%となった。タイムは「W杯アジア最終予選 日本×オーストラリア」があったものの、昨年のリオ五輪の売上の反動で大幅にマイナスとなっている。スポットは、昨年度がリオ五輪への予算シフトの影響で低調だった反動もあって、活況となり、売上は大幅に伸びる結果となっている。9月の営業売上は、タイムは前年比96%+α、スポットも96%+α、トータルでは96%+αとなっている。タイムは、昨年の「W杯アジア最終予選」が2試合あったのに対し、今年の9月は深夜の1試合になったこともあり、前年水準には届かない見込みだ。スポットだが、8月は一時的に活況となったものの、9月も低調な市況に戻り前年水準には届かない見込みだ。10月の営業売上は、タイムは前年比76%+α、スポットは96%+α、トータルでは87%+αとなっている。タイムはアドバタイザーの固定費削減傾向から、10月改編のレギュラー番組セールスに苦戦している。単発でも、昨年あった「W杯最終予選」2試合がないこと、昨年はプライム帯で2大会放送していたフィギュアグランプリシリーズだが、今年度はロシア大会のみプライム帯放送になったこと、日本シリーズの放送(中継権)の見通しが立っていないことで前年水準から大幅にマイナスになる見込みだ。スポットは上期の低調な市況から立ち直り、上昇基調となっている。昨年度以上の売上をめざしセールスしていく所存だ。
※放送外収入について。
平城常務:まずはAbemaTVおよびAbemaNewsの進捗について報告する。AbemaTVは開局から約1年4カ月の8月7日にアプリのダウンロード数が2000万を突破、9月11日には2100万も越え順調に推移している。10月以降の編成については、特に10代から20代の若者をターゲットに、これまでの放送で好評を得てきたリアリティショーやオリジナルのバラエティ番組を中心に強化していく予定だ。その他、今年1月に放送され人気を博した「特命係長 只野仁 AbemaTVオリジナル」の第2弾の放送を年末に予定するなど、今後もより一層コンテンツ力を強化していく。AbemaNewsについても、北朝鮮による一連のミサイル発射等に関して、都度緊急編成を実施しており、特にミサイル発射のあった9月15日の朝7時台の番組では、前週比で5倍以上の視聴数を記録するなど、関心の高さが伺えた。加えて来週10月2日からは「羽鳥慎一モーニングショー」の放送も開始する。地上波での放送終了後、午前10時半からの放送予定となっている。続いて動画配信事業関連、まず「ドクターX~外科医・大門未知子~」の配信事業展開について。今月1日からKDDIと協業している動画配信サービス「ビデオパス」にて、過去全4シリーズを一挙見放題で配信しており、デイリーランキング全体で1位を獲得するなど好調だ。さらに、昨年好評だったオリジナルスピンオフドラマ「ドクターY」の第2弾を本日9月26日から「ビデオパス」にて配信する。また、来月に初回を迎える「ドクターX」の最新作であるシリーズ第5弾と、過去に放送された全4シリーズを「Amazonプライムビデオ」にて日本国内を除く世界200以上の国と地域で配信することになった。今後もこのように、「ドクターX」のコンテンツ力を生かして、国内外様々な形で展開していく。続いてイベント関連。11月1日より六本木・森アーツセンターギャラリーで開催される「THE ドラえもん展TOKYO2017」の参加アーティストが出揃った。村上隆さんをはじめとした、日本の現代アートを代表する28組のアーティストが独創性溢れたドラえもんを表現する。音楽関係では、今年も「テレビ朝日ドリームフェスティバル2017」を10月26日から開催する。7回目となる今回は会場をさいたまスーパーアリーナに移し、キャパシティーも4万8千人とスケールアップしている。既に発表されているアーティストに加え、今後驚きの追加出演者を予定するなど、連日豪華アーティストで盛り上げていく。その他イベント関連では、毎年秋に新宿・大久保公園で「秋のグルメ祭り」を開催しているが、明後日28日からは「大つけ麺博」を開催する。開催9年目となる今年は「大感謝祭」と題し、様々な名店の味を楽しんで貰えるよう、全ての麺が1杯500円というワンコイン施策を実施する。
亀山専務:出資映画を一本紹介する。8月5日に公開した映画「夏の劇場版 仮面ライダーエグゼイド&キュウレンジャー」が9月24日時点の累計で、動員数が81万841人、興行収入9億7856万円で推移している。
※NHKが総務省の諸課題検討会で常時同時配信について示した考えについてどう考えるか、また要望は。
藤ノ木専務:先週の総務省の会議でも意見を述べたが、NHKの常時同時配信の実施は、費用負担の観点からも、現在の受信料制度との兼ね合いをどうしていくのかということは、NHKの根幹にかかわることだと思う。それゆえに、幅広い視点から、国民視聴者、関係者の理解を得ることが大切であると申し上げている。NHKの説明を聞いていると、あまりにもスケジュールありきでの作業に思える。今回説明された試験的な提供など、今後も作業を重ねていって、その結果を踏まえてから、議論を丁寧に続けていくべきと思う。
早河会長:私は、NHKが“公共放送”から“公共メディア”と自称し始めたときに、おそらく放送だけでなくインターネットも視野に入れたのだと思う。インターネットの展開、そして地上波や衛星波、ラジオも含め、総合的なデザインや戦略を開示していただきたいという印象を持っている。それが開示されないまま、ネットだけの常時同時配信ということだと、NHKの視聴者も含めてグランドデザインが把握できないという気がする。受信料制度も含めて、視聴者の負担で成立している以上、誠意をもって計画を開示していくというスタンスが求められていると思う。
※BPOの放送倫理検証委がフジテレビの番組でのインターネット情報の取扱いについて委員長談話を出した。番組作りの観点からどう思うか。
角南社長:インターネット上の情報の利用にあたっては、その真偽を見極めて使うのは当然のことであり、我々も常に気を配っている。今回の委員長談話をきちんと受け止めて、今回の件は、改めて考える機会としたいと思う。
※「SmaSTATION!!」の終了の要因は視聴率か。
早河会長:いや、総合的な判断だ。8%という視聴率はあの時間帯では決して悪くはないと思う。そういう意味では、よく頑張ってくれたと思っている。
※「ビートたけしのスポーツ大将」の裏番組には、常に20%をうかがう「イッテQ」という怪物番組があるが、どういう戦いを挑むか。
早河会長:スポーツ大将は、テレビ朝日のバラエティの伝説的な番組のひとつだ。東京オリンピックが3年後に控えているので、スポーツ・バラエティ、特にたけしさんという大御所の司会で、昔のスポーツ大将を超えるような大型のスポーツバラエティを目指そうと編成が考えたと聞いている。昔の名前で出ればいいという甘い世界ではないので、要は番組内容。日曜日の強敵がいるゾーンだから、相当努力しないといけないと、はっぱをかけている。
※今回初めて放送の「世界体操カナダ」は。
早河会長:内村航平選手と白井健三選手が個人総合で、金銀とか金銅とかいうレベルにいっていれば、それなりの数字はとれると思う。もうひとつの可能性は女子の新体操だ。これはフィギュアスケートとか水泳のシンクロに通じるものがあって、世界レベルになってきたから、世界体操のパッケージに入っているので、楽しみにしている。
※NHKが総務省の諸課題検討会で常時同時配信について示した考えについてどう考えるか、また要望は。
藤ノ木専務:先週の総務省の会議でも意見を述べたが、NHKの常時同時配信の実施は、費用負担の観点からも、現在の受信料制度との兼ね合いをどうしていくのかということは、NHKの根幹にかかわることだと思う。それゆえに、幅広い視点から、国民視聴者、関係者の理解を得ることが大切であると申し上げている。NHKの説明を聞いていると、あまりにもスケジュールありきでの作業に思える。今回説明された試験的な提供など、今後も作業を重ねていって、その結果を踏まえてから、議論を丁寧に続けていくべきと思う。
早河会長:私は、NHKが“公共放送”から“公共メディア”と自称し始めたときに、おそらく放送だけでなくインターネットも視野に入れたのだと思う。インターネットの展開、そして地上波や衛星波、ラジオも含め、総合的なデザインや戦略を開示していただきたいという印象を持っている。それが開示されないまま、ネットだけの常時同時配信ということだと、NHKの視聴者も含めてグランドデザインが把握できないという気がする。受信料制度も含めて、視聴者の負担で成立している以上、誠意をもって計画を開示していくというスタンスが求められていると思う。
※BPOの放送倫理検証委がフジテレビの番組でのインターネット情報の取扱いについて委員長談話を出した。番組作りの観点からどう思うか。
角南社長:インターネット上の情報の利用にあたっては、その真偽を見極めて使うのは当然のことであり、我々も常に気を配っている。今回の委員長談話をきちんと受け止めて、今回の件は、改めて考える機会としたいと思う。
※「SmaSTATION!!」の終了の要因は視聴率か。
早河会長:いや、総合的な判断だ。8%という視聴率はあの時間帯では決して悪くはないと思う。そういう意味では、よく頑張ってくれたと思っている。
※「ビートたけしのスポーツ大将」の裏番組には、常に20%をうかがう「イッテQ」という怪物番組があるが、どういう戦いを挑むか。
早河会長:スポーツ大将は、テレビ朝日のバラエティの伝説的な番組のひとつだ。東京オリンピックが3年後に控えているので、スポーツ・バラエティ、特にたけしさんという大御所の司会で、昔のスポーツ大将を超えるような大型のスポーツバラエティを目指そうと編成が考えたと聞いている。昔の名前で出ればいいという甘い世界ではないので、要は番組内容。日曜日の強敵がいるゾーンだから、相当努力しないといけないと、はっぱをかけている。
※今回初めて放送の「世界体操カナダ」は。
早河会長:内村航平選手と白井健三選手が個人総合で、金銀とか金銅とかいうレベルにいっていれば、それなりの数字はとれると思う。もうひとつの可能性は女子の新体操だ。これはフィギュアスケートとか水泳のシンクロに通じるものがあって、世界レベルになってきたから、世界体操のパッケージに入っているので、楽しみにしている。