海外勤務や新番組を
立ち上げる挑戦が
新しい自分を作った
小松 靖
ビジネスソリューション本部 コンテンツ編成局アナウンス部
アナウンサー
仕事内容を教えてください。
夕方のニュース番組『スーパーJチャンネル』でキャスターを務めています。2時間あまりの生放送で、その日のニュースを視聴者の皆さんに届ける仕事です。
どんな学生でしたか?
自分で言うのも何ですが、ストイックな学生でした。3年時の交換留学に必要な成績を取るため授業はほとんど休まなかったし、図書館には毎晩10時半の閉館までこもっていました。ただ、将来の目標は漠然としていて、学生時代は英語を身に付けて世界に飛び出すこと自体が目的だったように思います。留学中は授業のかたわら演劇にのめり込み、帰国後も舞台を掛け持ちするほどに。就職活動中もテレビ朝日の面接から稽古場に直行するなど、やりたいことは躊躇なく実行に移すところがありましたね。
今までの仕事で最も印象に残っている出来事は何ですか?
二度のオリンピック取材です。アテネとトリノに行きましたが、4年に一度の祭典に集まるエネルギーは想像を超えます。アスリートや観客はもちろん、世界中のメディアから集まるジャーナリストたちの熱量もハンパないです。
私は午前中から競技の取材に出ていましたが、日本時間の放送に合わせてオンエアは深夜でした。睡眠時間の確保もままならないのですが、スポーツの歴史が毎日塗り替えられる現場にいるとそんなことはどうでもよくなります。世界が同時に視線を注ぐイベントの中心には、他にはない熱狂と奇跡が詰まっていて、それを肌で感じ伝えられたのは人生の財産だと思っています。
テレビ朝日に入ってよかったなと思うことは何ですか?
自分をアップデートするための挑戦を続けられることです。私にとってはニューヨーク支局勤務とABEMAのローンチがそれにあたります。1年弱のニューヨーク勤務では取材も原稿書きも中継リポートも全て自分で行い、記者としての基本スキルを身に付けました。また、2016年にスタートしたABEMAのフラッグシップニュース番組『ABEMA Prime』のキャスター担当が決まり、その半年前から企画会議に参加し、立ち上げメンバーとして番組を作っていきました。どちらもアナウンサーだけをやっていたのではできない経験で、そのチャンスをくれた会社に感謝しています。
仕事終わりや休みの日は何をしていますか?
オンエアが終わるとジムに直行します。筋トレは健康のためでもありますが、努力が結果につながるという成功体験を手軽に積み重ねられるという意味で、むしろメンタル向けのルーティーンです。休日は自宅で犬と一緒に過ごします。
学生へのメッセージをお願いします!
気が付くとそのことばかり考えている、というくらい夢中なものって誰にでも一つはあると思います。就職活動はそれをどう自分のキャリアにつなげるかというプロセスとも言えます。テレビの世界にはそんな夢中を仕事にできるチャンスがたくさんあります。未来の行き先をここに決めたという方、いつかご一緒できるのを楽しみにしています。