Terao Takuto

MEMBER

世界の“いま”を、
現場で知った。

Terao Takuto

報道局

情報番組センター

2014年入社。報道カメラマンとして熊本地震や金正男暗殺事件など現場取材を重ね、2017年にカイロ支局へ半年間赴任。番組ディレクターを経て、2019〜2023年はロンドン支局特派員として、ロシアによるウクライナ侵攻やエリザベス女王死去など世界の現場を取材。帰国後は「ABEMA Prime」のプロデューサーを経験し、現在に至る。

あなたの“be with…”は?

カメラ

テレビ報道は、現場で起きていることを「カメラを通して」映像と言葉で伝える仕事です。嬉しい瞬間も苦しい瞬間も、カメラがあるからこそ多くの人に届けることができます。なくてはならない大切なアイテムです。

  • あなたの仕事を教えてください。ニュースディレクター

    主に朝7時台のニュースおよび特集企画の制作を担当しています。政治や経済、事件・事故など幅広いテーマから「いま一番知りたいこと」に目線を付けたVTRを作っています。最近は、トランプ大統領の関税政策やウクライナ和平など国際情勢を扱うことが多いです。番組を制作している深夜帯が欧米の“ニュースが動く時間”に当たるため、最新情報をしっかりと反映させ、視聴者が朝テレビをつけたとき「寝ている間に世界で何が起きていたのか」がすぐに分かる放送を心がけています。特集企画では、外国人による土地取得問題やオーバーツーリズムの弊害など時事性ある関心事について、時にはカメラを持って1人で、全国各地を取材しVTRにまとめています。

    (画像:ウクライナ・キーウ(2022年2月))

  • どんな成長を感じていますか?THE現場力

    学生時代は主に法律や国際政治を学んでいました。入社するまで撮影技術を学んだ経験はありませんでしたが、師匠の指導のもと3ヶ月の修行期間を経て、約10㎏のENGカメラを右肩に担いでニュースの現場に行く日々から会社人生が始まりました。ニュースの最前線で映像取材を重ねるうち、報道の肝となる“現場力”が身につき、その後のディレクターや海外特派員にも役立ちました。現場力とは“面白い”を見つける力であり、身の安全を確保しながら”リアル”を伝える力です。世界各地に自ら赴き、異なる文化、多様な価値観に触れながら取材をしてきたからこそ培われた現場力には自信があります。若手から経験を積めるのがテレ朝の良いところですね。

    (画像上:スコットランド独立運動取材 下:ABEMA中継)

  • テレビ朝日や一緒に働く人について思うことは?採用基準は「良い人」?

    報道の現場で一緒になる他局の人から、これまで何度か「テレ朝の採用基準に“良い人”って項目あるよね」と言われたことがあります。その度に「それはあるかも」と答えるくらい、相手のことを気遣える心優しい同僚が多いです。また、これまで私が所属してきたどの部署にも「この人には敵わないな」「こんな風になりたいな」と思う仲間がいて、成長意欲を掻き立てられる職場だと感じています。さらに、取材相手や演者さんなども含めると「一緒に仕事をする人の幅」がとても広いため、自分の価値観や世界観が広がり、自分の中にある可能性や魅力を高めるチャンスにめぐり合う頻度が高いです。人付き合いが好きな人には働きやすい会社だと思います。

  • 仕事終わりや休みの日は何をしていますか?より“強い人間”に?

    身体を動かすことが好きなので、娘2人(9歳&3歳)と愛犬2匹(ミニチュアダックスフンド)と一緒に、近所の公園で全力ダッシュするのが何よりの息抜きです。また、私の中で子どもの学校行事は優先度が高く、なるべくスケジュールを調整して授業参観や運動会に全力参加しています。親参加型の大綱引きなどに、かなり燃えるタイプです。仕事も父親業も体力勝負なので、時間があればジムに行き、去年からはキックボクシングも習い始めて“より強い人間”を目指しています。脳筋っぽく書きましたが、わりと真面目に人生に筋肉はかなり有益だと思っています。

    (画像上:ベネチア 下:ロンドン・スパルタンレース完走後)

  • 学生へのメッセージをお願いします!ニュースの現場は面白い!

    誰もが発信できる時代に、テレビ局で働く醍醐味の一つは“現場”にあります。悪意ある切り取りやフェイクニュース、陰謀論があふれる今だからこそ、現場に足を運び、自分の目で確かめた事実を映像と言葉で伝える力が、社会に役立つ武器になるはずです。これまでにない価値観や人との出会いも、きっと待ち受けています。そして、カメラマン、記者、編集、アナウンサーなど、多くのプロフェッショナルと力を合わせながらニュースを作り上げることも、テレビ局ならではの魅力です。若手のうちに現場で失敗し、現場で成長する機会を数多く得られるのがテレビ朝日の報道だと思います。皆さんと一緒にニュースを届ける日を楽しみにしています。

    (画像:チェルノブイリ取材)

SCHEDULE

放送担当日のスケジュールは?

  • 9:30

    打ち合わせ

    プロデューサーやエンタメ・お天気コーナーを含めた全コーナーの責任者とオンラインで全体構成の打ち合わせを行います。ニュースコーナーからは、その時点で想定されるラインナップと取材先の共有などを行います。

  • 12:00

    現場取材

    ニュースの基本は現場取材です。どんなニュースであっても可能な限り現場に足を運び、生の情報を視聴者にお伝えするのが大切な使命であり役割です。毎朝放送しているため“きのう起きたこと”の取材が肝です。

  • 18:00

    原稿執筆・映像整理

    夕方や夜のニュースを確認しながら、VTR原稿の作成と、使用する映像の整理を行います。海外通信社の配信映像やテレビ朝日系列局の素材を使用することも多く、許可申請やファクトチェックなども行います。

  • 2:00

    原稿最終チェック

    チーフプロデューサーと放送原稿の最終チェックを行います。情報に誤りがないかはもちろん、より見ている人に伝わる構成の再考や細かい言い回しの確認も行います。原稿ブラッシュアップする時間はいつも楽しいです。

  • 3:00-7:00

    編集

    編集者、ナレーターさんとチームワークでVTR制作を行います。テロップはCG室にいるクリエイターさんに発注し、出来上がったものをVTRに焼き込んでいます。また、放送ギリギリまで最新情報を内容に反映させています。

  • 7:00-8:00

    放送本番

    VTRが放送される瞬間は、何度経験しても緊張します。最新情報を直前に入れ込んだ場合はテロップを手動で切り替えることも。また、放送中に起きた別の最新ニュースを8時直前に伝えるため原稿と映像の制作も行います。

担当イベント/番組