時代の風を読んで、
番組に反映する
プロデューサーとして

郭 晃彰

 報道局クロスメディアセンター

「ABEMA Prime」プロデューサー

仕事内容を教えてください。

皆さんからすると「報道番組のプロデューサー」って、何者?って感じですよね。あまりいいイメージはなさそう(笑)
「〇〇をするポスト」という定型の仕事は少なく、お手本もないし、人それぞれです。僕の場合は、①番組の骨子や個性を決める ②出演者のキャスティング ③ニュースや特集企画のテーマ選び ④「この番組は面白そう」と思ってもらう仕掛けづくり、ざっとこんなところです。加えてTwitterやYouTubeを見たり、話題の映画や本、音楽などに触れたりするのも生命線。それっぽく言うと「時代の風を読んで、番組に反映する」のが仕事です。友だちからLINEで届く夫のグチも貴重な生の声だったりするので、公私の境目はなく、日常すべてが取材であり仕事です。

どんな学生でしたか?

とても生意気だったと思います。大学を出て、企業に就職することは「社会の歯車になることだ」と、どこか斜に構えていたところもありました。だから、授業にはほとんど出ずに、①ケニアでマラリアに感染 ②大学でコンドームを無料配布(HIVと性感染症予防の活動です) ③ネットカフェの深夜バイトで労働者の生活観察 などをしてました。社会問題の当事者と乾杯することにハマってしまい、薬害エイズやハンセン病、水俣病を経験された人生の大先輩たちに、とてもとてもお世話になりました。

今までの仕事で最も印象に残っている出来事は何ですか?

チームラボの猪子寿之さんの取材です。初のパリ個展に密着したんですが、とにかく奇想天外。彼らの作品のテーマである「ボーダレス」の原点となったケ・ブランリ美術館を案内してくれるというので付いて行くと、中には入らずに併設のカフェでお茶。待てど暮らせど、ずっと動く気配がなく、「気が変わった…?」と諦めかけたとき、「見せたいのは、カフェから見える美術館の庭」と猪子さん。
庭を見渡すと、雑草も生えてるし、歩きにくいし、素人目にはアートとは程遠い。正直、雑な空間。しかし、人が植えた緑と、自然に生えた草との境界の曖昧さこそがまさに「ボーダレス」なんだとか。…てなことが4泊5日も続いて、猪子さんとは仲良しになりました。

テレビ朝日に入ってよかったなと思うことは何ですか?

入社時点で「3年で辞めます」とナゾの尖りぶりを見せていた若造を排除しない懐の深さ。意外と実力主義で若手にもチャンスがあり、敬語がうまく使えなくても、飲み会を断っても怒られないところ。会社の周りに美味しいご飯屋さんが多く、仕事で嫌なことがあっても、近くに映画館や蔦屋書店があるので、パーっと気晴らしできます。そして、僕の感覚ですが、大体の社員からは「テレ朝愛」が溢れていて、立場や理屈、関係性を抜きにして「面白いものは面白い」と言えるカルチャーがあります。
また、「ABEMAでチャレンジしたい」と希望したら異動させてくれたり(諸説ありますが)、サイバーエージェントなど外の会社とワクワクするタッグを組めたりするところも魅力です。

仕事終わりや休みの日は何をしていますか?

新型コロナが広がる前は、サイバーエージェントの社員さんとのゴルフコンペや懇親旅行も楽しみの一つでした。パンデミック以降は、Netflixで韓流ドラマをむさぼるように消費しています。テレ朝にもサイバーにも「コンテンツ狂」がたくさんいるので、話し相手を探すのには事欠きません。そして、休みでも担当番組の出演者とは日常的にLINEやメッセンジャーで、まじめな話から恋バナまで幅広く&濃密なコミュニケーションを取っています。どなたも好奇心旺盛なので、Zoom飲みやClubhouseなどの新しいコトを発見すると、すぐに一緒に手を出して、ハマりがちです。

学生へのメッセージをお願いします!

就職活動は割と「運」が占める要素も大きいので気楽にやってください。終身雇用や新卒一括採用のシステムももう終わりますし、ひと昔前のように「人生、ここで決まる」というわけではないはず。あと、コロナ禍のオンライン就活は学生に有利だと思います。理由はシンプルで、人事担当者より皆さんの方がデジタルやネットに強いからです。カンペを見られるので自己PRを丸暗記する必要もないし、ググりながらの面接も可能なはずです。一方、人事側は不安定なネット環境などなどにドギマギしている…はず!勝てるESの書き方については「メモの魔力」でお馴染みの前田裕二さんの解説をぜひ参考にして下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=C9Tl7vGmB3s&t=3s

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