チームの一員として
番組のコンセプトを
デザインで表現する
宇野 冴香
技術局コーポレートデザインセンター
デザイナー
仕事内容を教えてください。
コーポレートデザインセンターのCG室に配属され、現在は主に報道・情報番組のロゴやテロップなど、テレビのグラフィックデザインに取り組んでいます。番組のコンセプトを踏まえ、情報が分かりやすく伝わるようなデザインを探り、打ち合わせを重ねて作っていきます。
どんな学生でしたか?
大学ではビジュアルデザインを専攻し、主にタイポグラフィを用いた作品を制作していました。学生の頃から何でも「自分の手で作ってみたり、足を運んで見てみたりすること」が好きで、大学での制作活動や様々な作品の鑑賞をする日々を送っていたら4年間あっという間だった気がします。特に打ち込んでいたのはミュージカルサークルの舞台美術で、様々な舞台を見に行って知識を吸収しながら活動していました。自分が描いた図面をもとに、たくさんの仲間と舞台セットを作り上げた経験は今でも私の宝物です。
今までの仕事で最も印象に残っている出来事は何ですか?
サタデーステーション・サンデーステーションのリニューアルをする際に、提案したロゴが採用されたことです。これは入社して初めて関わった大きな仕事で、先輩方に教わりながらテロップや印刷物などもデザインしました。始めのうちは分からないことだらけで不安でしたが、テレビのグラフィックデザインの知識やこれまでに使ったことのなかったデザイン系ソフトは、仕事を通して徐々に身に付けていくことができました。自分がデザインしたものが初めてテレビで放送されたとき、周りから「見たよ!」と言ってもらえたことが嬉しく、達成感がありました。
テレビ朝日に入ってよかったなと思うことは何ですか?
私はもともと多くの人と関わりながら何かを作ることが好きで、多種多様な得意分野をもつ人たちと番組制作に携わることができるところに魅力を感じています。自分が提案したデザインに対して意見を交換しながらブラッシュアップする作業は、大変ですがとてもやりがいを感じます。
また、スタジオでは毎日いろいろな番組の収録が行われていて、自分1人では作ることができないものができていく様子を日々間近で見ることができ、とてもワクワクします。
仕事終わりや休みの日は何をしていますか?
せっかくの休日なのに何もしないで家にいる時間がもったいない!と感じてしまう性格で、最近はよくお散歩をしています。就職と同時に上京したのでまだまだ知らない街の方が多く、偶然見つけたパン屋さんに立ち寄ったり、気になる展示を見に出かけたり…。
まとまった休みが取れると、ちょっとした観光気分で実家のある京都に帰ります。普段は関西弁を喋るのですが、ふとした瞬間に変な標準語が飛び出したりするので、自分でもイントネーションがよく分からなくなってきた今日この頃です。
学生へのメッセージをお願いします!
私自身、大学生の時に「どんな社会人になっていたいか」という明確なビジョンがなく、将来何がしたいのだろう…と悩んだ時期がありました。そんな時、気が付くと進路を決める道しるべになっていたものは、その当時自分が没頭していたものでした。
専門的な知識は入社後でも身に付けられる環境がテレビ朝日には用意されているので、興味のあることや好きなことに夢中になった思い出を、学生のうちにたくさん残してほしいなと思います。