コンテンツ編成局
ストーリー制作部
MEMBER
Mineshima Ayumi
コンテンツ編成局
ストーリー制作部
大学時代は音楽サークルでテナーサックスを担当し、ライブ活動に没頭。みんなで一つのものを作る楽しさから、テレビ局を受ける。
バラエティ番組制作のADを経て、ドラマ部へ異動。アシスタントプロデューサーから経験を積み、結婚・出産も経て、現在は子育てとドラマプロデューサーの仕事の両立に奮闘中。
あなたの“be with…”は?
夢中で「ロングバケーション」を見ていた小学生の私。ドラマは人生や恋愛のときめきを教えてくれました。
今はその頃の自分とともに、誰かの人生にときめきと彩りを届けるドラマを作りたいと思っています。
プロデューサーは企画の立ち上げから放送終了まで、最も長く作品に関わる存在です。脚本家との脚本作り、キャスティング、スタッフ編成、予算調整、撮影現場での立ち会い、宣伝展開、編集のチェック、音楽の方向性決め、配信戦略やバラエティ出演の調整まで、業務は多岐にわたります。でもそのすべての判断基準は、「視聴者にどう届くか?」という一点。どんな小さな作業も、誰かの心を動かす一瞬につながると信じて、日々向き合っています。
ドラマは、脚本・演出・撮影・美術・編集・音楽、そして俳優――すべての職人たちが叡智を持ち寄ってつくる“総合芸術”。自分ひとりでは絶対に生み出せないものが、想像を超えて仕上がる瞬間は本当にワクワクします。現場で議論を交わしながらブラッシュアップされていく過程も醍醐味のひとつ。尊敬すべき職人たちの中で、私も「認められたい」という一心で背伸びしながら、少しずつ育ててもらってきました。今もなお、学びの尽きない仕事です。みんなが同じ方向を向いて仕事ができるというのは幸せなことだと思います。
ドラマの現場はとても忙しく、連続ドラマに入るとどうしても子育てが手薄になってしまう。そんな自分に罪悪感を抱いて、泣いた夜もあります。でもある時、夫から「子育てもキャリアの一部で、むしろ強みになるんじゃない?」と言われて、少し見方が変わりました。ドラマづくりは、自分が感じてきた感情や体験すべてが活きる仕事。だからこそ、嬉しかったことも、悲しかったことも、悔しかったことも、大切に胸にしまって、これからも作品に込めていきたいと思っています。
オフの日は完全に子どもに全力投球。公園で鬼ごっこに疾走し、ブランコを押しまくる…「無料の筋トレ」だと思って励んでいます。学生時代の友だちでママになっている子も多いので、ピクニックで子どもたちを遊ばせつつ、大人はお酒を飲みながら子育ての話、仕事の悩みや夫の愚痴を語らってストレス発散。友だちの話が面白過ぎて「これ全部ドラマにできそう…!」とついつい携帯にメモしてしまいます。
「何者でもない」「人より秀でたことがない」──そう感じて不安になることもあるかもしれません。でも、番組づくりは人生で感じたことすべてが活きる仕事です。だから、「何者でもない」と焦る必要はありません。今感じている喜びや悩み、戸惑いも、すべてが未来につながっていきます。だからこそ、いまはいっぱい遊んで、いろんな場所へ行って、いろんな人と出会って、心を動かしてください(そしてその時のリアルな気持ちをメモに残しておくと未来の自分から感謝されます!)。そのすべてが、あなたらしい力になるはずです!
1日のスケジュール
08:00
朝からロケ立ち会い。子どもの送りは夫にお任せ。撮影の空気を感じながら、現場でしか得られない“肌感”をキャッチします。
10:00
ロケ先からリモート会議。宣伝・編成・配信の担当者と、番組の魅力をどう広めてドラマを見てもらえるか?を議論。各視点からの意見を持ち寄って戦略を練っていきます。
13:00
実際の演技を見て得た気づきを脚本家にフィードバック。脚本と撮影が並行する現場では、常に“今”を取り込む柔軟さが求められます。
16:00
現場では演技を見つつ、PCでメールや宣材、PR動画、グッズデザインなどの確認と修正依頼を。プロデューサーは“決める人”でもあります。
18:00
今日はお迎え担当なので、ロケは途中でお暇。子どもとの時間も大切にしつつ、どこか頭の片隅では明日の段取りを考えている自分がいます。
21:30
夕飯中は子どもの話を聞きつつ、食後は一緒にドラマを見て反応を観察。翌日は5時起き遠方ロケなので、寝かしつけとともに自分も即ダウン。