技術局
コーポレートデザインセンター
MEMBER
Harada Hajime
技術局
コーポレートデザインセンター
学生時代は画像処理・CGアニメーション生成の研究に取り組み、CGエンジニアとして入社。CG設備の開発・運用業務に従事。その後デザイナーに担務変更し、報道情報番組を中心にコンテンツのデザイン、アートディレクションを担当する。
あなたの“be with…”は?
テロップ1枚のデザインに至るまで細心の注意を払い、番組をはじめとするコンテンツの価値向上、ひいてはテレビ朝日のブランド力の強化につなげたいと考えています。「神は細部に宿る」そうです。
報道情報番組のデザインをしています。番組プロデューサーらと協力してデザインコンセプトを決定し、配色や画面デザインへと展開することが主な業務です。番組制作とCG制作の両チームで共有するためのデザイン運用ルールを策定し、「一貫性のある画面構成」と「作業の効率化」を目指しています。
数百人のスタッフが関わることもある番組において、意識の統一を図るのは容易ではありませんが、番組ロゴからテロップ1枚に至るまで、一貫した番組イメージを追求するため、デザインと運用ルールの調整を日々重ねています。
2019年にデザインを担当したウェブサイト「●REC from 311~復興の現在地」は強く印象に残っています。これは、テレビ朝日の報道カメラマンが東日本大震災の被災地100カ所以上を定点観測し、同じ場所・同じアングルで撮影した「定点映像」をGoogleマップ上で見られるコンテンツで、映像は現在も更新され続けています。普段は主に番組デザインを担当しているため、ウェブの仕事は試行錯誤の連続でしたが、報道カメラマンをはじめとする多くの人々の熱意が結実したものであり、参加できたことは非常に有意義でした。テレビ局だからこそ実現可能な、社会的意義も大きいコンテンツだと感じています。
専門的なデザインの教育を受けたことがない、理系の学生だった私はCGエンジニアとして入社しました。エンジニアとして業務をしている中で「デザインをやりたい」と思うようになり、個人的に勉強を始め、当時の上司にそのことを伝えたところ、「ではやってみなさい」と担務を変更してくれました。先輩の熱心な指導や後輩たちのアドバイスのおかげで、現在もなお勉強中ではありますが、デザイナーとして働くことができています。
やりたいことを熱意を持って伝えれば、それに応えてくれる会社だと思います。
平日は帰りが遅い分、休日は今年4歳になる息子と遊んで過ごします。
愛車(電動アシスト自転車)を駆使してエキサイティングな滑り台を探したり、いつの間にか部屋を圧迫するほど増えたプラレールを走らせたり、牛乳パックを切り貼りしてパトカーを作ったり。こちらが遊んであげているつもりでしたが、最近「実は遊んでもらっているのは私の方ではないか」と気づきました。
いつか遊んでもらえなくなる日が来ると思うと、今から不安に駆られています。
個人のスキル向上は重要ですが、可能な限り、多くの人と協力して何かを作り上げたり、考えたりする機会を積極的に持ってください。その中で必ずしも中心的な役割を担う必要はありませんが、様々な立場を経験できるとなおよいと思います。テレビ局に限らず、一人で完結する仕事はほとんどなく、多くの人との共同作業によってあらゆるものが生まれます。学生時代にそうした経験を積むことは、どのような業界に進むとしても必ず役に立ちます。
1日のスケジュール
11:30
主な担当番組が夕方から夜のため、出社は遅めです。
メールやチャットなどのチェックとその対応をしつつ、前日のOAを確認。
楽しい一日の始まり!
12:30
テレビ朝日の報道WEBコンテンツ「テレ朝NEWS」関連のデザイン作業です。
WEBページに配置するパーツやSNSのアイコンなど、細かなデザイン作業がたくさんあります。
作るって楽しい!
14:00
番組のデザイン統一の肝である、テロップの雛型をシステムに登録します。
デザインの意図などを伝えながらテロップ制作の専門チームに依頼。
スゴ腕職人!
16:00
参議院選挙に向けて画面デザインを制作します。
選挙特番は画面いっぱいに情報が出るCG祭りです。
少しでも伝わりやすい画面構成を目指して細部を調整します。
やっぱり作るって楽しい!
19:00
大型スポーツイベントのデザインは、番組の基本デザインを維持しつつ特別感を出していく難しい調整が必要です。
番組からの要望を受けて、CGデザイナーにイメージを伝えて制作してもらいます。
熱盛!