

面白いと思える番組を
自分の責任で作り、
届けることの快感
芦田 太郎
ビジネスソリューション本部 コンテンツ編成局第1制作部
バラエティ総合演出・プロデューサー
仕事内容を教えてください。
『あいつ今何してる?』『あざとくて何が悪いの?』『まだアプデしてないの?』『さまぁ〜ず論』『トゲアリトゲナシトゲトゲ』の5番組に総合演出兼プロデューサーという立場で携わっています。全ての番組の方針、キャスティング、打ち合わせ、台本、編集、収録に関して判断の権限を持ち、責任を負って作業しています。自分の手が回りきらない場合は、人員配置を考えたり、信頼できる番組スタッフに業務分担を行ったり…番組によってはフロアでカンペを出しますし、自分で編集の仕上げ作業までやりきります。

どんな学生でしたか?
中学校では生徒会長とサッカー部キャプテンを務め、イベントごとの○○委員長的なことも全てやっていましたし、卒業式でサプライズを仕掛けたりもしました。目立ちたがりで仕切りたがり、なおかつめちゃくちゃ負けず嫌いという、嫌いな人は絶対に嫌いなタイプの学生でした。高校でもサッカー部キャプテン、大学ではサークル日本一を目指すガチ体育会系のサッカーサークルで副キャプテンを務め、サークル日本一になれました。テレビは小説や映画と共に大好きで、思春期に大きな影響を受けたのは「ダウンタウンのごっつええ感じ」と「めちゃ×2イケてるッ!」です。食い入るように見ていました。
今までの仕事で最も印象に残っている出来事は何ですか?
入社3年目に初めて深夜帯で自分の企画を放送できたことです。ロゴからテロップの色やフォントまで、全ての決定権が自分にあるということがこんなにも楽しいのかと中毒的な快感がありました。その経験があったから4年ほどの激務すぎるAD期間を耐えられたと思います。ディレクターになってからは、2018年の『超豪華‼ 最初で最後の大同窓会!8時だJ』の総合演出を任されたことです。滝沢秀明さん・嵐・関ジャニ∞・生田斗真さん、山下智久さん、風間俊介さん、長谷川純さんという、同世代でトップを走り続けてきたジャニーズのスターたちが一堂に会し、圧倒的なプレッシャーでしたが、このような皆さんに収録後「面白かった」と言っていただき、とてつもない達成感がありました。

テレビ朝日に入ってよかったなと思うことは何ですか?
テレビという何百万、何千万という人々が視聴する可能性のあるメディアで「自分が面白いと思う作品」を放送できること、その反響をダイレクトに受けられることです。また、偉大な先輩たちからアドバイスや感想をもらいながら、さらに自分の作品を研磨できることもよかったと思うことの一つです。
仕事終わりや休みの日は何をしていますか?
小説、映画、ドラマ、録画したテレビ鑑賞など趣味と仕事が一体化しています…
クリエイティブのアウトプットにインプットが追いつくように、意識して生活するようにしています。
学生へのメッセージをお願いいたします。
学部で学んでいる学問と自分が就職したい企業の分野が直結している人は、その学問を究めていく作業に没頭すべきだと思いますが、そうでない人は「自分が好きなこと」は何なのか?をまず考えてみることから始めるべきだと思います。その一つに「テレビ」や「お笑い」があれば、次に「なぜそれが好きなのか?」ともう一段階思考を深めて、言語化する作業をしてみる。そして、「なぜそれが好きなのか?」に対して出た答えに、さらにもう一段階、「なぜそう思うのか?」と深めてみる。そこもしっかりと言語化できていれば、もしかしたらこの業界を志望すべきかもしれません。そう思ってもらえる魅力的な業界になるように自分も精進します。
