MENU

CLOSE

テレ朝で活躍するワーキングマザー

テレビ朝日では多くの女性社員が活躍しています。
仕事内容は?プライベートは?
第一線で活躍するワーキングマザーを紹介します。

後藤はなの写真

報道局クロスメディアセンター
デジタルニュース戦略担当部長

後藤 はな

1973年生まれ。1996年入社。社会部記者、北京特派員、番組ディレクターなどを経て、2子を出産。3年の休職期間を経て、2016年、報道局クロスメディアセンターに復職。

いまどんな仕事をしていますか?

一言で言うと、ニュースコンテンツを地上波以外に出す業務を担当しています。
BS・CSといった衛星波へのニュース出稿に加え、2016年からはAbemaTVニュースチャンネルの制作が始まりました。24時間体制でスタッフを配置し、速報や定時ニュースなどをオンエアしています。
さらに最近、急拡大しているのが、ニュース動画をネットに配信する業務です。地上波やBS、Abemaで放送したコンテンツは、直後に切り出して、自社サイト「テレ朝news」のほか、YouTube、Yahoo!、SmartNewsなどの外部サイトへ配信しています。さらに、「マスクにゃんニュース」(※)など、ネット向けオリジナルコンテンツの制作、配信もスタートしました。
AbemaやBSの放送を円滑に進めつつ、ネット時代の新たなニュース展開を考えるのが、私の今の仕事です。

※「マスクにゃんニュース」
https://www.tv-asahi.co.jp/mnn/#/
https://www.youtube.com/playlist?list=PLKeSkVQhqoOqBRYSN6tLoLI6sl47Uc4rj

後藤はなの写真

報道局は、24時間体制でニュースを扱う現場ですが、
育児と両立できる環境ですか?

以前は、子供が生まれると女性社員は会社を辞めるか、報道局を離れる人がほとんどでした。でもこの数年で、環境は劇的に変わりました。今は、2人目を産んでも、元の職場に戻ってくる人がほとんどです。周囲にママ社員が増えたことで、「私にも両立できるかも…」「私ももう1人ほしいな」というムードが広がり、ためらうことなく出産する女性が増えた気がします。

私の所属するクロスメディアセンターでも、ママスタッフが急増しています。 たとえば、平日の正午から1時間放送しているAbemaの「けやきヒルズ」というニュース番組は、子育て中のママ達が中核メンバーを担っています。みな、朝からものすごい集中力で作業してオンエアに臨み、夕方にはサッと引き揚げる。番組内容にも、ママ目線が生かされた企画が多いように感じます。Abemaは特に、若いスタッフが中心となって制作しているので、男女を問わず育児中の社員が多く、子育てへの理解がありますね。

また、インターネット向け動画の「マスクにゃんニュース」も、私の同僚のママ社員が「子供に見てもらえるニュースを」と企画し、Googleの支援を受けたプロジェクトとして、7月にスタートしたものです。男性中心だったこれまでの報道局にはない、新しい目線のコンテンツが、生まれつつあります。

男性でも、数ヶ月単位の育休を取得する人もいますし、特に、上に立つ人が率先して「家庭重視」を掲げると、そういう風土が次第に定着していくんだな、と感じますね。
今は海外特派員でも、当たり前のように、ママが子連れで駐在して活躍していますし、「時代は変わったなぁ」と、実感します。

仕事と育児の両立のために、
心がけていることは何ですか?

まずは、メリハリ。とにかく、ママは常に時間に追われています。保育園への送り、迎えの時間に追われ、仕事を分刻みで片づける。家に帰れば、無限に続く家事や育児。仕事を続けながら、どれも「ちゃんと」こなそうと思ったら、破綻します。だから、自分の中で何が大事か、優先順位をつけて、上から順にこなしていくしかない。できないものは潔く諦める。一人で全て抱え込まず、早めにSOSを出し、人に頼ることも覚えました。

最初のうちは、なかなか諦めがつかなくて、「もう少しちゃんと育児したい」「もう少しちゃんと仕事したい」と、背伸びしては、できずに挫折…の繰り返しでした。自分の能力、キャパの見極めが足りなかった。最近ようやく「できないものは仕方ない」と、割り切れるようになりました。

あともう一つは、情報の共有、ですね。いつ子供が体調を崩して、仕事に穴をあけるか、分からない。それでも業務が滞らないよう、日頃から、周囲の人と情報を共有して、リスクを分散するようにしています。
母になってから、働く時間は減りましたが、仕事の効率、時間単位のパフォーマンスは格段にあがったと思います。周囲のママ社員を見ても、みな、限られた時間で集中して仕事をしています。

後藤はなの写真

仕事と育児、
どうバランスをとっていますか?

仕事と育児では、何というか、使う「筋肉」が違うんですよね。仕事は、冷静さと、論理的な思考力が求められる。それに対して育児は、理屈の通じない子供たちと一緒に、泣いたり笑ったり怒ったり、感情を全開にして向き合う。仕事モード、育児モードと、自分の中で、スイッチを完全に切り替えています。

見方を変えれば、仕事であった嫌なことを、家に帰ればすぐに忘れられるし、育児のしんどさは、出社すれば自然と消えてしまう。ある意味、私の中ではそれでバランスがとれているのかもしれません。

後藤はなの写真

育児経験が仕事に役立ったことはありますか?

まず、人に寛容になりました(笑)。イヤイヤ期の子供2人を育てる大変さを経験すれば、仕事で多少、揉めごとがあっても、大抵のことは乗り切れます。忍耐力がつきました。

また、親になると、ニュースの見方も変わってきます。「保活」や「小1の壁」といった問題も、経験して初めて、課題の深刻さが理解できます。そうしたママたちの経験が、番組作りに反映されることもあります。

逆に、仕事が育児に役立ったと思うことも、色々あります。たとえば、長年、報道の現場に身を置いていたので、「緊急対応」は得意。育児中に頻繁に訪れる「緊急事態」にも、パニックに陥ることなく、比較的、冷静に対処できます。

あと最近になって気づいたのは、記者やディレクターとして身につけた「リサーチ力」「情報の見極め力」は、仕事だけでなく、実生活にも大いに役立つ、ということ。
子育て中は、さまざまな情報に振り回されて、ただでさえ不安になりがちです。報道の仕事をしているお母さんたちは、少なくともネット情報を鵜呑みにしたり、ママ友の噂話などに振り回されることはない。日々、情報のウラを取る、真贋を見極める訓練を受けてきたからです。 育児や教育に関する制度や仕組みも自分で調べられるし、直接、関係部署に問い合わせて確認することも得意。理不尽な目にあっても、泣き寝入りすることはありません。報道の仕事をしていると、知らず知らずのうちに、社会でたくましく生き抜く力を身につけられるんだな…と最近、分かりました。

テレビ朝日の育児制度について感じることはありますか?

産休、育休制度のほか、子育てしながら仕事をするうえで、必要な制度は一通り揃っていると思います。
最近できた制度としては、「育児半休」が便利ですね。特に複数の子供を育てていると、一日休むほどではないけれど、子供の園の行事や面談、通院などで遅出や早退、という日が頻繁にあります。子供1人につき、年間5日付与されるのですが、半日単位でこまめに休みを取得できるので、とても助かっています。
ただ、個人的には、制度そのものよりも、それを実際に使える環境にあるか、つまり、各職場にママを受け入れるムードがあるかどうか、の方がもっと大事だと思っています。

私は、たまたまかもしれませんが、上司に恵まれました。最初の子を授かったとき、直属の上司に妊娠を報告すると、ガッツポーズをして「やったな!おめでとう!」と喜んでくれ、産休に入るまでの働き方についても、配慮してくれました。すごく嬉しかったし、私も将来、部下が身ごもったら、まずは「おめでとう!」と言える上司になりたいと思いました。

テレ朝では社員が妊娠すると、人事局のワーキングマザーチームとの”3者面談”が開かれます。本人と、上司と、会社側の3者の面談です。その場で、出産前、出産後、復職までに会社としてどうサポートしていくか、という一連の流れの説明を受けます。上司も同席する、というのが非常に大事だと思います。

会社として、具体的にどのような制度や補助があり、妊娠中、体調が悪いときはどうすればいいか、休職中の金銭的なサポートにはどうなっているか、復職時はどうするか、など詳しい説明を受けるんです。
初めての妊娠の時は、不安だらけでしたから、これは助かりました。復職する時も、復職してからも、このワーママチームには大変お世話になりました。

なぜ報道の仕事を
続けようと思ったのですか?

これまで何度か、仕事がきつくて辞めたいと思ったことはあります。でも20年以上も続けてこられたのは、結局、ニュースの仕事、テレビの仕事が好きなんだと思います。

テレビの仕事は、基本的にチームワークです。記者、ディレクター、デスク、カメラマン、編集マン、スタジオ技術、デザイン、宣伝、広報など、どれが欠けても成立しない。それぞれの立場のプロが、コミュニケーションをとり、一緒に番組を作り上げていく。そこに醍醐味があります。ひとりでコツコツ、積み上げていく仕事ももちろん素敵だけど、私はやっぱり、みんなであーだこーだと議論しながら、ものづくりをする過程が好きなんだな、と。これは家事や育児ではなかなか経験できない、TVの仕事の大きな魅力だと思います。

後藤はなの写真

就活生へのアドバイスを
お聞かせください!

いま働いていて思うのは、ワーキングマザーも人それぞれで、結局は自分の人生において、何を大事にするか、ということだと思います。家事や育児はできる限り外注して、仕事に全力を注ぎたい、という人もいれば、子供が小さいうちは家庭重視で、仕事は最低限に、という人もいます。それぞれをバランスよくこなしたい、というタイプもいる。

テレビ局には、皆さんが想像している以上に多くの職種があり、それぞれの部署が、それぞれの形で、放送やコンテンツ制作を支えています。人生のさまざまな段階で、必要に応じて、柔軟に働き方を変えることができます。
迷ったときは、周りの人に相談すれば、案外、道は切り開けるもの。メディアを取り巻く状況も、職場環境も、ダイナミックに変化を遂げている時代ですから、今の段階であれこれ悩んでも、杞憂に終わる可能性が高い。まずは新しい世界に飛び込み、あとは走りながら考える、というスタイルをお勧めします。

後藤はなの写真

1日のスケジュール

8:00

6歳の娘を学校へ送り出す

8:30

4歳の息子を保育園へ送り届ける。
出勤途中に、最新ニュースやメール、SNSをチェック。

9:30

出社
ネット向け動画コンテンツなどの原稿や構成チェック。ディレクターのシフト調整など

10:55

BSニュースのオンエア立ち合い

12:00

緊急ニュース発生、Abemaニュースで速報対応

13:00

昼食

14:00

報道局のプロデューサー会議

15:00

動画配信展開について、総合ビジネス局との打ち合わせ

16:00

Abemaニュースの会議、新プロジェクトの打ち合わせ

17:30

退社

18:15

娘の迎え(学童)

18:30

息子の迎え(保育園)

19:00

帰宅