MENU

CLOSE

技術の仕事

藤井 祐介

設備センター
東海大学 工学部 通信工学科 卒業

自己紹介

学生のみなさん こんにちは 設備センターの藤井です。テレビ朝日の技術のしごとに興味を持ってくださりありがとうございます!! 私の場合は、学生時代は「大きくて多くの人に影響を与えるシステムに関わる仕事がしたい」と漠然と考えていました。ある日、ふとテレビを見たときに、「放送はどういうシステムで動いているのだろう?」「リアルタイムで行われる中継切替はどのような仕組みなのだろう?」と思ったことがきっかけでテレビ技術に興味をもちました。
当時は、アナログからデジタル放送移行期で、テレビ技術に関する情報に触れる機会が多かったこともあり、「放送に関わるシステムも巨大なシステムである」と考えるようになり、テレビ局を志望するに至りました。
しかし、学生時代には、ホームページ作成や情報処理試験の受験など情報システム関係の勉強をしており、放送に関わる技術知識はそれほどありませんでした。
そんな私ですが、現在は、ガッツリ「放送技術」の仕事をしています。番組制作のスタッフが魂を込めて作った番組を確実に視聴者に届ける非常に責任のある仕事です。そのような充実感の持てる部署で日々業務に取り組んでいます。

学生時代に学んだことを生かしてこんな仕事をしています

私は"放送システム"全般を担当しています。”放送システム”とは、「チャンネルを合わせれば放送が見られる」というごく当たり前なことを実現させるために存在しているシステムで、テレビ局の心臓部ともいえるマスターや回線などが含まれます。
このシステムと我々技術スタッフの真価が問われるのは、特に生中継においてです。
例えばオリンピックなど、あらかじめ展開の予測がつかないスポーツ生中継を、事故無く時間通りに放送するためには、社内作業の最後に控えたポジションとも言える放送システムが正しく動作することが不可欠なのです。
「番組を確実に視聴者に届ける」という現場スタッフ一人一人の“思い”を背負っている大きな責任がありますが、やり遂げたときの達成感はひとしおです。

この他にも、現在は、新しく始まる4K放送の規格策定(ARIB)とその設備検討を行っています。例えばUSBがどのPCでも使えるのは規格があるからですが、テレビにも数多くの規格が存在しているのです。新しい放送規格は、参考書もなければ試作品もなく、一から自分たちで考えることが多いので、非常に難しいミッションです。また、他局と足並みを揃えるなどの調整事項も多く長期間に亘るプロジェクトですが、一つ一つ新しいものを作り上げていくということを実感できます。
今思えば学生時代に学んだことで直接役立ったのは、パソコンの基本的な知識くらいでしたが、10年以上続けてきた合気道で身に着けた基本的な礼儀や忍耐力、また全国大会で優勝した経験によって得た、目標を持って過程を楽しむという気持ちは、何かしら今の仕事に役立っているのかも知れません。
いま、テレビ局を取り巻く技術は大きな変革期にあります。新技術を駆使したり、今ある技術と組み合わせるなどして「テレビ朝日にとって”BEST”で、尚且つこの世にたった一つしかないシステムを作っていく」。ここに番組作りとは別の楽しさがあると思います。

1日の仕事の進め方

10:00
放送規格会議(ARIB) @霞が関某所新しい4K放送の放送方式や受信方式を決めていく会議に参加。他社、他局を含めて多くの会社が集まっている。ここで決めたことがゆくゆく規格書となり、この規格に合わせたテレビが作られていく。
12:00
六本木に戻りランチ社食も好きですが、今日は他部署の同期と社外でランチ。公私含めた近況報告で盛り上がる。思わぬところから仕事につながる情報が得られることも。
13:00
サッカーW杯アジア最終予選放送前の回線チェック立会今日はタイからの大事な一戦を生中継。映像回線の接続を事前にチェック。リップシンクと言って口の動きで、音と画がずれていないことを確認する。音量のバランス、色味も合わせて確認する。現地でどんなに良い映像を撮っても、ここでミスをしてしまうと視聴者に届けることができない。身を引き締め、確認を入念に行う。
15:00
視察報告会に出席先輩社員が海外の技術展示会を視察したので、技術局がその報告会を開催。私も出席して海外の技術情報をキャッチアップ。技術の進歩は速いので自ら情報を取りに行くことが大事。ふと自分もドイツで日本のテレビ技術をプレゼンしたことを思い出す。
18:00
技術勉強会今年配属された新入社員に個別勉強会。一日も早く独り立ちして業務に就けるように我々先輩達が手厚くフォローしています。今日はTCP/IPの基礎からネットワークのお勉強。
21:00
サッカーW杯アジア最終予選OA新しい回線センターが稼働して初めての大型スポーツ番組。視聴者の分からないところでシステム障害が発生するも、スタンバイしていたため即座に対応。影響を与えず放送を継続できたが、安定稼働するまでは気が抜けない。
23:00
OA終了OAが終わり一安心。とはならないのが放送システム担当の厳しいところ。テレビ局のシステムは冗長構成になっているため、そうそう放送事故にはならない。しかし、発見した技術的な課題についてはすぐに原因を調査し、スケジュールを決めて対処を行っていく。システムが完成しても終わりでないところは大変だが、この仕事の醍醐味でもある。
23:30
今日は日本の勝利に酔いしれながら帰宅。

就職活動中のみなさんへのメッセージ

テレビ局の技術といっても、カメラなどの放送機器や電波を使った無線設備、情報システムなどその範囲は多岐に亘ります。逆に言うと様々な技術に関わるチャンスがあるとも言えます。
皆さんもこれからの社会人人生の中で、次々と新しい技術に出会うと思います。
テレビ局にはそれら先進技術に出会うことはもちろん、その技術とビジネス感覚を用いて新しいサービスを作って行ける環境があります。
皆さんの純粋な感性と新しい発想でこれからのテレビ局を一緒に作っていきましょう。