社長定例会見

亀山慶二社長 社長会見(6月30日)要旨

2020-07-01
2020年6月30日 社長会見要旨


※視聴率および新型コロナ対応について。
亀山社長:年間視聴率は、この4月に導入した個人全体視聴率では、全日・プライム・プライム2が2位、ゴールデンが民放2位で推移している。また世帯視聴率では、プライムが1位、全日、プライム2が2位、ゴールデンが民放2位という状況だ。4月ク―ルは先週で終了し、個人全体では、全日、プライム、プライム2が2位、ゴールデンが民放2位。世帯ではプライムが1位、全日、プライム2が2位、ゴールデンが民放2位という結果だ。世帯のプライムは3クール連続のトップを獲得した。新型コロナウィルスへの対応だが、テレビ朝日では現在、様々な対策を講じている。4月には本社ほかグループ会社も含めた全館消毒を実施したほか、「3つの密」を避ける措置を全社的に進めており、テレワークの推奨や臨時の作業スペース設置なども行っている。報道局では、さらに出演者と制作スタッフが作業場を分け、打ち合わせは原則テレビ会議で行うなどの対策もとっている。また、出演者やスタッフの体調把握に至らない点があったことへの反省から、徹底的な健康管理も実施している。ドラマやバラエティについても、出演者・スタッフの安全確保や感染拡大防止のための「制作ガイドライン」を医療関係者のアドバイスを受けて策定し、そのガイドラインに則って撮影を再開している。第二波への警戒を怠ることなく、引き続き最善の対策を実施していきたいと考えている。
※最新の視聴率について。
西取締役:まず年間平均だが、個人全体では、全日が4.4%で2位、ゴールデンが6.4%で民放2位、プライムが6.7%で2位、プライム2も2.8%で2位だ。続いて世帯では、全日が8.4%で2位、ゴールデンが11.3%で民放2位、プライムが11.9%で1位、そしてプライム2が5.5%で2位、という状況だ。続いて4月クール平均だが、まず個人全体は、全日が4.6%で2位、ゴールデンが6.5%で民放2位、プライムが6.8%で2位、プライム2も2.8%で2位で終了した。続いて世帯は、全日が8.8%で2位、ゴールデンが11.5%で民放2位、プライムが12.3%で1位、そしてプライム2は5.7%で2位という結果で終了となった。外出自粛で在宅率が上がり、各番組の数字も上昇傾向となったが、特に報道情報系の「報道ステーション」、また「サタデーステーション」「羽鳥慎一モーニングショー」が自己最高を更新している。
※営業状況について。
亀山社長:5月の営業売上は、タイムは前年比88.6%、スポットは58.7%、トータルでは73.5%で確定した。タイムだが、低調な市況下でセールスに苦戦したことに加え、昨年あった5夜連続ドラマ「白い巨塔」の反動減などから、前年に届かず締まった。スポットについては、「緊急事態宣言」の影響が4月以上に強まり、東京地区は前年の59.6%となった。当社が得意とする自動車関連の出稿減もあり、地区には届かず確定した。6月の営業売上は、タイムは前年比85%前後、スポット61%前後、トータル73%前後で推移しており、この水準で締まる見込みだ。タイムだが、新型コロナウイルスの影響で昨年あった「全米オープンゴルフ」が9月に延期となっていることなどから、前年比で減収となる見込だ。スポットも東京地区は厳しい状況が続いており、前年の60%に満たない見込みとなっている。当社の売上も地区と同水準で着地すると見込んでいる。7月の営業売上は、タイムが前年比71%+α、スポットが43%+α、トータルでは57%+αで推移している。タイムだが、6月同様、前年にあった「全英オープンゴルフ」「アネッサレディスオープン」「マイナビオールスターゲーム」が中止になっていることもあり減収の見込みだ。7月から新たな組織となるので、これまで以上にコンテンツ部門と連携して、増収に努める。スポットだが、緊急事態宣言は明けたものの、東京地区は前年の60%程度と、5~6月同様に厳しい状況だ。しかしながら、少しずつ市場も動いてくると思われるので、引き続きプロモートに努め、売上の回復を図る。
※4月クールの「BG~身辺警護人~」がやっと始まり、初回17.0%(世帯)という高視聴率で発進したが、受け止めは。いつ終了か。
西取締役:18日、非常に良いスタートができたと思っている。世帯17.0%、個人9.4%と、前シーズンを上回る形でスタートしているので、見ていただいた方に感謝している。何より木村拓哉さんの魅力、主演に迎えられたことが大きかった。今回、作品の設定が変わり、組織でのボディガードから、フリーのボディガードとなり、前シーズンにない新たな展開が生まれた。井上由美子さんに脚本をお願いしているが、より依頼人との関係が深みを増したドラマになっているのではないか、それが好評なのではないかと思っている。終了は7月いっぱいを想定している。
※「M 愛すべき人がいて」が今週最終回だが、撮影が中断期間はリミックスバージョンで副音声をつけて流す試みもあった。ABEMAで「L 礼香の真実」というスピンオフもあったが、反響をどうとらえているか。
西取締役:小松成美さんのベストセラー小説「M」をベースに、脚本の鈴木おさむさんが大胆な脚色をして、安斉かれんさん、三浦翔平さんや田中みな実さんら魅力的な方々に個性豊かなキャラクターを演じてもらっているのが大きい。ABEMAと共同制作しているのでドラマ本編だけでなく、ネットでの話題の提供や盛り上げ策などを連動できたのが若年層にも響いて、大きな収穫があったのではと思っている。懐かしいヒットメドレーもドラマの中に出てくるので、見やすかったのではないか。
※スピンオフの「L」の視聴数の伸びは。
西取締役:反響としては非常に高いので、また改めて発表させていただく。
※放送外収入について。
武田副会長:放送外を担当しているのは総合ビジネス局だが、7月で組織を変更する関係で、総合ビジネス局は名称変更でビジネスプロデュース局となる。またコンテンツの360°展開に欠かせないライツ処理体制を強化するために、局内にライツマネジメントセンターを新設する。さらに、今年は中止となったが「夏祭りSUMMER STATION」を含めた当社のリアルイベントを総合的に管理運営するため、旧来のイベント事業部を、イベントプロデュースセンターとして拡大する。これによって、ビジネスプロデュース局は、2センター・4部制となる。次に新型コロナによる影響だが、今年度4~6月の当社が関わる主なイベントで完全に中止を余儀なくされたのが16件、延期の上、今年度中に開催が可能かどうか検討中のものが17件ある。一時中断したものの現在再開中のものが2件。新潟で開催中の「THEドラえもん展 NIIGATA2020」と横浜で開催中の「バンクシー展 天才か反逆者か」だ。開催時期を延期して、本日より東京国立博物館で始まった朝日新聞社との共催の特別展「きもの KIMONO」がある。EXシアターの状況だが、夏祭りが中止という判断になったので、8月末まで空きが出ている状況だ。この間のシアターを有効活用するために、ライブイベントの収録から配信までをワンストップで請け負う、新しいサービスをスタートさせた。第一弾としては27日、「僕とあいつの関ヶ原」「俺とおまえの夏の陣」という朗読劇を、テレ朝動画でライブ配信した。今後もこのような形で対応をしていきたい。最後に新日本プロレスの関係だが、6月15日からようやく無観客ながら興行を再開し、ライブ配信を開始した。7月3日までは無観客で開催するが、7月11日、12日の2日間、大阪城ホール大会から観客を入れての興行を実施していく。7月3日の金曜日、後楽園ホールでの試合についてはBS朝日で金曜日の午後8時から生放送する。1986年9月以来の34年ぶりの対応だ。
※ABEMAと出資映画について。
西取締役:ABEMAは開局から4年で5,200万ダウンロードを突破し、WAUに関しても直近の6月第3週に、歴代2位となる1456万を記録した。7月クールのWAUの平均も1215万と好調に推移している。一方、オンデマンド視聴ユーザーも着実に増えており、有料会員「ABEMAプレミアム」は、前年比約1.7倍となる67.6万人となっている。続いて出資映画の最新状況について。「映画ドラえもん のび太の新恐竜」は、当初3月6日の公開を予定していたが、8月7日に改めて劇場公開を予定している。また、4月24日に公開予定だった「映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者」の劇場公開については現在調整中だ。7月23日に公開予定となっていた「劇場版 仮面ライダーゼロワン/魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE」も延期となり、こちらも現在調整中だ。
※TELASAはもうすぐ3カ月、これまでの手応えは。
篠塚常務:KDDIのビデオパス事業を新しい合弁会社が引き継いで4月7日にスタートしたが、ちょうどコロナの非常事態宣言時期と重なって、発表会などもなかなか出来ないスタートになってしまった。さらに当社のドラマ、バラエティ等に関して新作が供給できず、コンテンツについても計画通りにはならなかった。具体的な会員数は公表を控えさせていただくが、まずまずの滑り出しを見せたのではないかと考えている。コンテンツも新しいものの供給も始まったので、これから先さらに伸びていくと思っている。我々もKDDIと一緒になって頑張っていきたい。
※バラエティ、ドラマ含めコロナの感染対策やガイドラインの見直しについて聞かせて欲しい。
西取締役:緊急事態宣言が解除されたことを受け社内で緊急対策実施チーム等々で協議して、制作ガイドラインを医療関係者にも参加していただき策定して、対策を講じることで現在安全が確保できている。今後の状況を見つつ見直していく。現状ではこの制作ガイドラインをしっかり守って収録していくつもりだ。
※ドラマなどでは密になるシーンを避けたり、アクションシーン、ラブシーンの脚本を書き直すということもあったのか。
西取締役:脚本に関しては当然この状況なので修正などは加えている。3人以上が同じシーンに立つ時は距離を離してワイドな映像にするなどの工夫もしている。リハーサルごとに消毒を徹底し、対面のシーンではアクリル板を置いて、後で編集してこれを消すようなこともしている。