社長定例会見

篠塚浩社長 社長会見(2月25日)の要旨

2025-02-25
※今年最初の会見ということで、篠塚社長から冒頭発言を。
篠塚社長:まず年度の視聴率だが、現在のところ個人全体・世帯ともに、全日・ゴールデン・プライムいずれも1位で推移している。「報道ステーション」をはじめとした報道情報ベルト番組がいずれも堅調なことに加えて、「ザワつく!金曜日」や「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」などのバラエティも高い視聴率をキープしている。また、「相棒season23」が民放連続ドラマの上位にランクインするなど、好結果を支える要因となっている。年度の三冠獲得に向けて残り1か月余り、さらに努力を重ねていきたいと思う。続いて、西田敏行さんの「お別れの会」が先週火曜日に営まれたが、その模様と合わせて西田さんの軌跡をたどる緊急特番を放送した。俳優を志した少年時代から遺作となった「劇場版ドクターX FINAL」まで、貴重な映像資料やご本人の言葉、あるいは共演者の方々のインタビューからも、西田さんの温かい人柄、偉大な功績が伝わる特番となった。西田さんには改めて、心より感謝を申し上げたいと思う。7日に発表したテレビ朝日ホールディングスの第3四半期決算は増収増益となり、2024年度通期の業績予想も上方修正した。後ほど詳細はお伝えするが、広告収入の大幅増に加え、インターネット事業、音楽出版事業なども好調だったのが要因だ。最後にフジテレビの問題に関して、事案の詳細は、来月末とされている第三者委員会の調査結果を待たなければならないが、放送業界全体の人権への取り組みやコンプライアンス、ガバナンスが問われる事態になっていると認識している。当社では週刊文春の報道の後、制作現場やアナウンス部を中心に聞き取りを行ったが、記事内容にあったような不適切な事案の報告はなかった。その後、コンプライアンス担当部門がより丁寧に二次調査を行っている。また、先週の番組審議会では、テーマを急きょ「フジテレビのトラブルから学ぶべきこと」に変更し、2時間近くにわたって委員の皆さんから様々なご意見をいただいた。議事の概要は近くHP上に公開する。
※最新の視聴率について。
西常務:最新の状況をご報告させていただく。まず、個人の年度。全日が3.5%で1位、ゴールデン5.3%で1位、プライムも5.3%で1位、プライム2は1.8%で2位となっている。
そして世帯の年度だが、全日6.4%で1位、ゴールデンが9.0%で1位、プライム9.1%で1位、プライム2が3.4%で2位という状況だ。続いて主な放送予定を報告する。3月はスポーツの日本代表戦が野球、そしてサッカーと続く。来週3月6日に侍ジャパンの強化試合をゴールデン帯で放送する。そして3月20日と25日、こちらはサッカー森保ジャパンのワールドカップ出場に向けたホームでのアジア最終予選2試合の生中継となるので、ぜひご期待いただければと思う。
※営業状況について。
橋本取締役:1月の確定数字からご報告する。タイムが前年比で106.0%、スポットが119.1%、トータルでは113.0%で確定している。タイムについては、年始の大型特番が順調に売れたということ、それからレギュラーの空き枠も順調にセールスが進んだ。スポットについては、フジテレビの影響もあり、シェアの方で異常値が出ている。一連の問題が顕在化する前から我々としては売上及びシェアにおいて過去最高記録は見据えていたが、これに加えて1月中旬以降のフジテレビが使用不可能になったということで、そのプラスの影響も若干あったということだ。5局シェアで当社は26.0%だった。
続いて2月と3月の状況だが、まず2月はタイムが前年比で98.0%、スポットが107.9%でトータル103.4%だ。3月については、タイムが前年比で98.3%、スポットが107.5%、トータルで103.6%の位置にいる。タイムの方は、前年2月に「AFCアジアカップカタール」や「世界水泳ドーハ2024」、また3月には「MLBソウルシリーズ2024」があったため、今年はそれらの反動減を織り込んだ予算設定になっている。そんな中でも、ビール会社をはじめ、かなり多くのナショナルクライアントの需要があり、セールスは順調に進んでいる。スポットについては下期に入ってから同じ状態だが、継続して枠が逼迫している状況が続いている。フジテレビから引き上げられた出稿物件もあれば、年度末の特殊物件もあり、逼迫している中でも、なるべく多くのアドバタイザーに宣伝機会を提供できるよう丁寧に対応しているところだ。
※放送外収入について。
藤本取締役:国際ビジネス関連2件とイベント3件をご報告させていただく。まずは「劇場版ドクターX」の台湾展開に関して。昨年12月に公開した「劇場版ドクターX FINAL」の台湾公開が、2月21日より好調にスタートしている。現地57館、期間は3週間を目標に上映をしていきたいと思っている。次に、タイの大手テレビ制作会社GMMTVと共同制作をさせていただいている、「おっさんずラブ」のリメイク版に関して。1月6日夜10時半から本国タイとTELASAで同時配信を開始しているが、2月17日に放送された第7話に、本家「おっさんずラブ」にて春田役を演じた田中圭さんに友情出演をしていただいた。TELASAにて1話から独占配信中なので、ぜひご覧いただきたい。ここからはイベントについて報告する。まずは「ACNラムセス大王展 ファラオたちの黄金」について。シンガポールのグローバルエンターテインメント企業NEON社と共に、古代エジプト史上最も長く統治した第19王朝のファラオ「ラムセス2世」の展覧会を実施する。3月8日から、豊洲にあるラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyoにて開催する。世界4カ国5都市を巡回した、エジプト政府公認の史上最大級の展覧会で、一昨年パリでは、172日間で82万人を動員した案件だ。至宝とともに、3000年以上前のアブ・シンベル神殿をVRアトラクションで体感できる施策も実施する予定だ。次に、世界に向けて新たな音楽シーンを届ける、日韓のダンスボーカルグループのイベント第2弾「マイナビ Presents The Performance」に関して。昨年4月の第1弾はMrs. GREEN APPLEとNiziUの“対バン”で話題となり、3日間で6万人を動員した。今回も3月28日からの3日間、Kアリーナ横浜にて開催する。初日はTravis JapanとZEROBASEONEの“対バン”から始まり、2日目以降も多くの出演者の方々にイベントを盛り上げていただく。最後に、新たな音楽イベントをご紹介する。4月5日と6日の2日間、幕張メッセにて開催する「ロックアンセム -BY ROCK LOVERS, FOR ROCK LOVERS-」だ。近い将来、多くのロックバンドが一番出たいフェス、そしてロックファンが一番行きたいフェスになることを目指していきたいと思っている。
※TELASA、ABEMA、出資映画について。
西常務:TELASA関連のトピックスについて。羽生結弦さんのアイスイベントにおいて、TELASAだけで見られる貴重なマルチアングルの映像があり、これを独占配信することで、引き続き大変好調に推移している。そして音楽ライブの生配信、1月クールのドラマ・バラエティと連動したオリジナルコンテンツもあり、新規会員の獲得にも大きく貢献してくれている状況だ。続いてABEMA関連になる。ABEMAはWAUが現在2500万前後で推移、引き続き高い水準を維持している。ABEMA NEWS、恋愛リアリティーショー、アニメ等の定番コンテンツに加えて、直近では大相撲が大きく数字を牽引している。最後に出資映画だが、来週3月7日に「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」が公開となる。45周年の記念作品となる今作は、中世ヨーロッパを舞台にしたオリジナルストーリーであり、幅広い年齢層の皆さまに楽しんでもらえる作品となっている。ぜひ期待してもらいたい。
※フジテレビの問題で、会長・社長が辞任するということになったが、この件について篠塚社長の所見は。
篠塚社長:第三者委員会の結果が出ていない状況でコメントすることは難しいと思っている。繰り返しになるが、現状でいうと、放送業界全体の人権の取り組みやコンプライアンス、あるいはガバナンスが問われている事案だと認識をしている。
※社内調査について、いま二次調査を行っているということだが、この二次調査はいつから、誰を対象に、どれくらいの規模で行い、また、そこで分かったことについて公表する予定はあるのか。
篠塚社長:二次調査は、一次調査が終わった後から行っている。コンプライアンス担当部門が中心となって、現状アナウンサーのヒアリングをしている。最終的に調査が終わった段階で、公表の可否や仕方も含めて検討の上、適切に対応したい。
※二次調査は、一次調査と比べて何が違うのか。
篠塚社長:先ほど述べたように一次調査に関しては、雑誌記事があったことから、同様の案件がないかということを中心に確認を行った。二次調査に関しては、人権デューデリジェンスの一環として、より丁寧に広範に様々な人権リスクがあるかどうかを聞いているところだ。
※今回の人権をめぐる報道、あるいはメディアとテレビ局との関係が問われているなかで、今回の事案をもって、改めて何か人権DDの話や、テレビ朝日の考えていることはあるか。
篠塚社長:いまどういったことを進めているかを先に説明すると、ちょうど1年前の2月に人権方針を策定して公開を行った。その後人権DDのプロセスを進めていて、まず人権相談窓口を作り、外部のコンサルタント会社に委託をして、全役職員対象のアンケート、幹部職員に対するヒアリングを実施した。それを受けてコンサルタント会社から、重要な人権リスクの特定と、それにどう対応するかという提言をもらい、対応策をまとめて次の取締役会等で報告する予定になっている。
※中居さんに関連して。テレビ朝日にもレギュラー番組があったが、最終的に打ち切る判断になった。本人側と一部報道が出てからどのようなやりとりがあったのか、時系列に沿って聞きたい。
篠塚社長:週刊誌報道の直前に中居さんから記事が出ると連絡があったということだ。
※週刊誌報道は2週にわたって出たが連絡が来た日付は。
西常務:女性セブンが発売される数日前だ。週刊誌から取材を受けたということだった。どのような取材を受けたかという中身の部分に関しては、特になかった。
※その後、色々報道が広がっていく中で、本人側とどのようなやり取りをし、「中居正広の土曜日な会」を差し替えるに至るまでの判断はどのようなプロセスがあったのか。
篠塚社長:基本的には、事案の詳細について守秘義務があるということで教えていただけなかった。事案の詳細が分からない以上、視聴者の皆様方のご意見、アドバタイザーの皆様の対応の仕方等を見て、番組継続は無理だという判断に至った。
※実際に本人がテレビ朝日に来て話し合ったのか。
西常務:そうだ。年明けだった。
※このような形で引退してしまったが、長年番組に貢献されてきた部分はあると思う。中居さんに対してコメントはあるか。
篠塚社長:事案の詳細がわからないので、フジテレビの第三者委員会の調査結果を待たなければならない。ただ、中居さんご自身がコメントでトラブルがあったと認めているということと、恐らく事案のことについて一番知っていると思われるフジテレビが、記者会見で人権侵害が行われた可能性のある事案と言っている。そういう事案である以上は、今のタイミングでコメントをしようがないというか、表現のしようがないと思っている。
※後番組で「ワイド!スクランブル」の土曜日版を編成すると聞いた。キャスターも発表された。狙い、意図を聞きたい。
西常務:今、平日に「ワイド!スクランブル」を放送している。おかげさまでその視聴率は1位を走っており、非常に好評をいただいているので、週末にも安心して見ていただける情報番組をしっかりお届けしたいと編成した。
※松尾由美子アナと菅原知弘アナのキャスター二人に期待するところはあるか。
西常務:安心して落ち着いて、そしてしっかりテーマを絞って深掘りするような番組なので、経験豊富な二人がしっかり活躍してくれるのではないかと思っている。
※社内調査について、一次調査の結果が公表された際の「不適切な事案の報告はなかった」という文言の「不適切」の基準はなにか。
篠塚社長:雑誌の記事内容に類似することがあったかなかったかということだ。
※タレントと二人きりになり、意に沿わないトラブルがあったかどうかということか。
篠塚社長:年末の週刊文春の記事を受けてのことなので、それと類似するようなことがないかどうかの調査だ。
※二次調査の対象者の人数やその詳細について。
西常務:アナウンス部で、70名ぐらいだ。
※スポット収入について、フジテレビ問題の影響は。
橋本取締役:フジテレビから引き上げられた分がテレビ朝日に来ているかどうかで言えば、来ている。これはアドバタイザーがフジテレビを使用できなくなり、浮いた予算を消化したいということで、来られている。エクスポージャーが絶対に欲しいということも当然あるが、問題は時期的なことだ。2月、3月はもともと非常に混み合っていたなかで、いきなり、市場全体の2割近いシェアを持っているフジテレビが使えなくなったとしても、それによって浮き出てきたニーズをそのままそっくり受けられるような状況にはなかった。さらに3月は、フジテレビの分もあれば、期末の予算消化の出稿がある。これが全部合わさった形で今、各局に来ている。よって、全体の中でどれだけが本当にフジテレビを使用できなくなったことによって発生している部分かというのは分からない、規模感がつかめないというのが実態だ。構図として分かっていただければと思うが、フジテレビの影響があるかないかで言えば絶対ある。ただ、その規模感はちょっと分からないというのが実態だ。
※第4四半期の決算において、フジテレビ問題の影響で増収の効果は。
橋本取締役:増収はあると思うが、それほど大きな額ではないと思う。その理由は、2月、3月はもともとほとんど売り切っていたというのが実態で、収容できるキャパシティがもともと狭いところに出てきているという状況なので。
※フジテレビの騒動について調査結果を待つということだが、会見を2回行い、1回目がクローズドで、2回目が10時間を超えるものだった。この2回の会見について、同じ報道としての受け止めは。
篠塚社長:他社の会見について何か申し上げる立場にはないが、1回目の会見について言えば、当社の報道局もカメラを入れさせて欲しいという要望は出している。
※それは定例会見というスタイルをとるということで、かなわなかったということか。
篠塚社長:そうだ。
※「ABEMA Prime」で「心肺停止の女性にAEDを使用した男性に対し強制わいせつ罪の被害届が出された」という情報を紹介したが、根拠のない情報と指摘されている問題について。
篠塚社長:まず番組の趣旨が誤って伝わっている部分がある。番組の趣旨は、AEDを女性に対して使うことも躊躇しないでほしい、というものだった。それは見て頂ければわかることだと思う。その上で、指摘されている証言を途中で紹介したものだが、これに関しては事案自体が10年以上前のことだということで、番組側の詳細な事実関係の確認が不十分だったと思っている。現在、警察など当局も含め再取材をしているので、その結果は番組で適切に対応をさせてもらえればと思う。
※これまでABEMAの件は、サイバーエージェントが対応することもあったと思うが、今回テレビ朝日が回答している理由は。
篠塚社長:ABEMA NEWSはテレビ朝日報道局がAbemaNews社から業務委託を受けて制作しているため、我々に制作責任があり、質問にはできる限り答えようということだ。最終的に配信はAbemaNews社が行うため、AbemaNews社から何らかの対応がある、あるいは番組で何らかの対応をすると思う。
※再取材中であり「AEDを異性に使うことをためらわないで」というメッセージというのはわかるが、今回の番組を観ると、冒頭に「絶対に女性にAEDを使わないで」という、一種SNS上の極端な意見を据え、議論の出発点とするという番組の作りになっている。その意見を拡大再生産し、分断を煽るように見受けられたが、そういったABEMAの番組の作り方自体の問題はなかったかなど、篠塚社長自身の意見でもよいが、どうか。
篠塚社長:お答えしづらい質問だと思うが、そもそも「ABEMA Prime」は、ネット上の配信番組ということで、非常にネットに親和性があり、ネット上でバズるなど話題になっていることを日頃から取り上げている番組であるのは間違いない。それを議論の題材にしているというところがある。それは当然、地上波と違って、対象者はネットをご覧いただいている方々なので、そういう意味で言うと、今回も同じようなやり方である。結果として、今おっしゃっていたようなご指摘があるのは重々理解しているため、その辺は制作現場にも注意をしていきたい。
※ABEMA NEWSでは取材やファクトチェックに関しては、放送と同等の基準か。
篠塚社長:仰る通りだ。テレビ朝日報道局で制作しているので、放送と同じ基準でやっている。
※吉本興業の令和ロマン・髙比良くるまさん、とろサーモン・久保田かずのぶさんが「バラバラ大作戦」への出演を見合わせるとホームページ上で公表があった。髙比良さんは休業したが、久保田さんはラジオで「聴取を受けたが関与していない」と言明した。任意聴取の段階と報じられている中で、起用の見合わせになった判断の基準は。
西常務:警察が捜査中の事案だと報告を受けている。事態に不明な部分があるため、所属事務所ともしっかり協議をした上で当面出演を見合わせるのがいいのではという判断だ。事態は常に流動的だと思うが、事務所も警察の判断を待っていると伺っている。引き続き所属事務所としっかり連携し、適切に対応したい。
※近々に復帰するかは決まっていないのか。
西常務:状況次第だ。
※オンラインカジノの問題に関して、ニッポン放送が「カジノ無料版」の広告を放送していたことを発表した。テレビ朝日はオンラインカジノゲームのCMを流したことはあるのか。
橋本取締役:オンラインカジノの違法性を十分に理解した上で、当社は「ベラジョン」の無料版を「無料オンラインゲーム」という認識で放送していた。具体的には、2022年の9月に放送し、最後の放送は2023年の4月だ。その後、社会情勢等の変化があり、現在は、総合的な判断の上で、当該CMの受け入れを見合わせている。
※考査の基準としては適切だと判断し、放送していたと思うがどういう理由で放送に至ったのか。
橋本取締役:考査基準はいくつもあるが、具体的には、まず無料版であるということ。次に、有料版に誘引するようなことがないこと。それから、射幸心をあおらないこと。そして、放送番組においても制限をかけられることが挙げられる。当然、青少年等を保護する観点からも、我々としては放送のタイミングについても規制をかけるということである。
※放送にあたっては、射幸心をあおらないことや有料版の誘引がない、と判断してCMを流していたが、社会情勢等の関係で差し止めることになったということか。
橋本取締役:国内のみならず、海外でもいろいろと言われていた時期だったと思うが、やはり放送にあたっては心配があり、なるべくそこから距離を置いた方がいい、ということである。
※考査の基準自体としては、今流しても抵触しないということか。
橋本取締役:法に抵触するのと、放送倫理を持った上で対応するのとは別物だと思っている。仮に合法であったとしても、視聴者や消費者に対して悪影響を及ぼすと見受けられるのであれば、放送しないという判断になる。
※KAT-TUN中丸雄一さんが活動再開を発表した。「家事ヤロウ!!!」への復帰は。
西常務:現状ないが、事務所と連携をとりタイミングをもって判断したい。
※中山美穂さんへのお悔やみの言葉は。
西常務:女優としても、歌手としても大活躍された方で、本当に心からお悔やみを申し上げたい。「家政夫のミタゾノ」の初回にスペシャルゲストとして出ていただいたが、我々としてはスタッフ、他の出演者を含めて、しっかりとその追悼の意味を込めて作らせていただいた。
※ドラマの最後、松岡昌宏さんの演出はどういった思いで作ったのか。
西常務:スタッフ、出演者みんなで相談をしながら、プロデューサーがまとめて、どういう形が一番彼女にとっていいんだろうと考えた上での演出だったと思う。