社長定例会見

篠塚浩社長 社長会見(10月25日)要旨

2022-10-26
2022年10月25日 社長会見要旨

※視聴率に関する所感。
篠塚社長: 個人全体視聴率では、年間・年度ともに、全日・プライム・プライム2が2位、ゴールデンが民放2位で推移している。また世帯視聴率では、年間・年度ともに、全日・プライムが1位、ゴールデンが民放2位、プライム2が2位という状況だ。10月クールがスタートして、バラエティにおいては「有吉クイズ」、「ニンチド調査ショー」が好調なスタートを切っている。ドラマでは、新しく火曜ドラマ枠としてスタートした「科捜研の女2022」、杉下右京と亀山薫のコンビが復活した「相棒 season21」、中園ミホさん脚本のフリーランスの看護師による痛快医療ドラマ「ザ・トラベルナース」の3本が民放連続ドラマ初回視聴率で1位から3位を占めており、好スタートを切っている。スポーツでは、「フィギュアスケートグランプリシリーズ2022」「FIFAワールドカップ カタール 2022」と大型のスポーツイベントが続いていく。この良い流れを継続し、年末に向けてさらに勢いをつけていきたい。
※最新の視聴率について。
西常務:個人の年間視聴率は全日3.6%で2位、ゴールデン5.4%で 民放2位、プライム5.4%で 2位、そしてプライム2は2.0%で2位となっている。世帯の年間は全日6.7%で 日本テレビと並び1位タイ、ゴールデン9.2% 民放2位、プライム9.4% 1位、そしてプライム2が3.9%で2位だ。個人の年度の視聴率は全日3.5%で2位、ゴールデン5.1%で民放2位、プライム5.2%で2位、プライム2は2.0%で 2位だ。世帯の年度は、全日6.5%で 日本テレビと並び1位タイ、ゴールデンが8.9%で 民放2位、プライムは9.1%で1位、プライム2は3.8%で2位という状況だ。今後の主な放送は年末にかけてスポーツの大型中継が続く。先日スタートした「フィギュアスケートグランプリシリーズ2022」では、宇野昌磨さん、紀平梨花さんが出場するカナダ大会を今週末、プライム帯に放送する。11月20日には「FIFAワールドカップ カタール 2022」がいよいよ開幕する。当社は11月27日日曜日ゴールデン帯の「日本vsコスタリカ」を始め10試合の生中継を予定している。11月上旬には野球「侍ジャパン強化試合2022」、「第54回全日本大学駅伝」などもある。是非期待してほしい。
※営業状況について。
橋本取締役:当社は11月10日に上期の決算発表を控えている関係上、9月の売上状況については具体的な数字をお話できない状況だ。そのため、本日のところはここまでの10月と11月の数字についてご報告する。まず10月のセールスは、タイムが前年比で86.6%、スポットが96.1%、トータルでは91.5%という水準だ。11月はタイムが前年比で104.2%、スポットが85.2%、トータルでは93.6%という状況だ。タイムについては、昨年10月に「世界体操・新体操 北九州」があったが、今年はその大会がないということで、前年比ではマイナスとなっている。一方で先ほどもお伝えした通り、今年の11月は「FIFAワールドカップ カタール 2022」のセールスがあり、来年3月のWBCに向けた「侍ジャパン強化試合2022」などの放送を控えている。また、来週放送の映画「天気の子」といった増収物件があり、11月のタイムはトータルで前年を大きく上回る見込みだ。現在のセールス活動としては、サッカーワールドカップのセールスに追い込みをかけるとともに「フィギュアスケートグランプリシリーズ2022」、それから年末年始特番のセールスを推し進めているところだ。一方のスポットだが、9月に比べると10月11月ともに出稿状況は改善しているように感じている。ここ半年はなかなか厳しかった旅行関連・自動車などで、好転の兆しが見受けられた。国内消費は段々と改善していくだろうと見ているが、一方では世界的な原材料高や歯止めのかからない円安の動きに対するアドバタイザーの不安は引き続きあるようで、広告出稿は不安定な状態が基調になるものと見ている。まずは年内のセールスを手堅く確保しながら、年明けの動向を注視していく構えだ。
※放送外収入について。
武田副会長:今後の主なイベントについてお伝えする。まず最初は「THEドラえもん展 シンガポール2022」で、これまで国内各地を巡回していたが今回初めて海を渡り、11月5日からシンガポールの国立博物館で開催する。この展覧会は、地元アーティストによる作品の他、藤子・F・不二雄先生の原画やスケッチの展示室も設け、より充実した内容になっている。次に2012年にロック界の殿堂入りを果たした伝説のロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」の来日公演を11月5日6日の2日間、さいたまスーパーアリーナで開催する。3つ目は、金曜ナイトドラマ枠で既にシーズン5を放送した「家政夫のミタゾノ」だが、11月17日から27日まで「家政夫のミタゾノ THE STAGEお寺座の怪人」というタイトルでEXシアター六本木に登場する。その後、12月3日4日には大阪の森ノ宮ピロティホールでの公演となる。それから、今年で16回目になる「徹子の部屋コンサート2022」だが、11月23日に東京国際フォーラムで開催される。11回目となる大阪公演は、11月27日フェスティバルホールで開催する。「羽生結弦アイスショー“プロローグ”」は11月4日5日に横浜ぴあアリーナMMで、12月2日3日さらに5日が青森・八戸での開催となる。11月5日のアイスショーについては、全国65ヶ所の映画館でライブビューイングを実施する他、CSテレ朝チャンネルでも生中継する。
※TELASAについて。
篠塚社長:TELASAの9月は「NICE FLIGHT!」、「六本木クラス」など7月クールのドラマや「あざとくて何が悪いの?」、「かまいガチ」などオリジナルバラエティの人気もあり、多くの方に入会をしていただいた。10月クールが始まったが、引き続き地上波との連動、TELASAオリジナルコンテンツを精力的に投入して会員を増やしていきたい。それから、リアルタイム配信について報告する。4月から開始した地上波のリアルタイム配信だが、広告セールスについてはこれまでトライアル期間として位置づけ、サービスの検証を続けてきた。このトライアル期間はしばらく続くが、この度関係各社との調整により全てのCM枠を来年4月よりセールスすることとなった。キャッチアップセールスと同様、リアルタイム配信についても広告セールスを伸ばしていきたいと考えている。
※ABEMAと出資映画について。
西常務: ABEMAのWAUは目標の1,000万に対し、現在1,500万前後で順調に推移しており、先月には歴代1位2位の記録となる1,800万台を続けて達成した。コンテンツのトピックスとしては「FIFAワールドカップ カタール 2022」全64試合を無料で生配信する。テレビ朝日と連携を深めながら、しっかり盛り上げていければと思っている。そして出資映画の最新状況だが、今月7日に公開した「七人の秘書 THE MOVIE」は、動員42万4000人、興行収入5億4,000万円となっている。ドラマ同様、爽快なエンタテインメントとなっているので、幅広い世代の皆様に楽しんでいただければと思っている。
※「羽鳥慎一モーニングショー」コメンテーターの玉川徹氏が19日の放送で復帰した。視聴者の反応や今後の番組出演などについて。
篠塚社長:視聴者センターに届いている反応については公開を前提としていないので、詳細は控えさせていただくが、当然厳しいご意見もある一方で、多くの視聴者の皆様から番組復帰にご理解をいただいている。今後の番組出演については、玉川本人が19日の番組で申し上げたように、まずは現場に足を運び、きちんと取材をして報告をするという、基本にもう一度立ち返る形で出演を継続していくということだ。出演の頻度に関しては特に決めていない。
以上