社長定例会見

亀山慶二社長 社長会見(10月26日)要旨

2021-10-26
2021年10月26日 社長会見要旨


※視聴率に関する社長所感。
亀山社長:視聴率状況についてだが、個人全体視聴率では、年間・年度ともに、全日・プライム・プライム2が2位、ゴールデンが民放2位で推移している。また世帯視聴率では、年間がプライムが1位、全日・プライム2が2位、ゴールデンが民放2位、年度が、全日・プライムが1位、ゴールデン・プライム2が2位という状況だ。10月クールがスタートし、「報道ステーション」は大越健介キャスターをMCとして迎えてリニューアルした。深い視点と洞察を持ってしっかりと情報を伝えていただいている。連続ドラマでは、「相棒season20」「科捜研の女season21」、「ドクターX~外科医・大門未知子~」の当社を代表する3本の作品がそれぞれ民放連続ドラマの上位にランクインしており、好スタートを切った。またスポーツでも、先日行われた「2022FIFAワールドカップカタール アジア地区最終予選」や、現在、北九州で開催されている「世界体操・新体操2021」、そして「フィギュアグランプリシリーズ 世界一決定戦2021」と大型のスポーツイベントが続いている。このような状況を受けて、10月1週、2週と2週連続で個人全体・世帯ともに3冠を獲得することができた。このいい流れを継続し、年末に向けてさらに勢いをつけていきたい。
※最新の視聴率について。
西取締役: まず個人視聴率の年間平均だが、全日が3.9%で2位、ゴールデンが5.8%で民放2位、プライムが5.9%で2位、そしてプライム2も2.2%で2位となっている。続いて、世帯視聴率の年間平均だが、全日が7.4%で2位、ゴールデンが10.3%で民放2位、プライムが10.5%で1位、そしてプライム2が4.4%で2位となっている。続いて、年度視聴率。まず個人全体視聴率では、全日が3.8%で2位、ゴールデンが5.8%で民放2位、プライムが同じく5.8%で1位、そしてプライム2も2.1%で2位となっている。続いて、世帯視聴率だが、全日が7.3%で1位、ゴールデンが10.2%で2位、プライムは10.4%で1位、そしてプライム2が4.2%で2位という状況だ。10月の月間平均だが、個人全体視聴率は、全日が3.8%で2位、ゴールデンが6.0%で2位、プライムが同じく6.0%で1位、そしてプライム2は2.1%で2位だ。世帯視聴率は、全日が7.2%で1位、ゴールデンが10.4%で1位、プライムが同じく10.4%で1位、そしてプライム2が4.1%で2位となっている。全体を通して、全日、プライムともに、報道ベルト番組が堅調に推移している。10月に始まった連続ドラマ「相棒」「科捜研の女」「ドクターX」が、好スタートを切ってくれた。特に「ドクターX」については、2021年に放送されたすべての民放連続ドラマ初回で最高の数字となった。
※先日「大下容子ワイド!スクランブル」の視聴者の質問に答えるコーナーで、番組スタッフが視聴者の質問を事前に用意していたことが発覚した。社長の受け止めと、処分が決まっていれば聞きたい。
亀山社長:今回の不適切な演出は、番組への信頼を大きく損ねる許されない事案であり、視聴者の皆様、関係者の皆様に深くお詫び申し上げる。再発防止を徹底して、信頼回復に努める。なお今回の事案に関しては、本日付で当該番組のチーフプロデューサーとプロデューサーに減給1ヶ月、管理監督責任として情報番組センター長に譴責の処分を行った。また直接番組制作を行ったテレビ朝日映像でも当該者に然るべき処分が行われたと聞いている。
※営業状況について。
亀山社長: 9月の営業売上は、タイムは前年比106.4%、スポットは126.1%、トータルでは116.0%で確定した。タイムだが、期末単発のセールスが順調に推移したほか、9月2日放送の「アジア地区最終予選オマーン戦」などが増収に寄与した。スポットだが、当初、東京オリンピック後で宣伝費が枯渇することを懸念していたが、結果的には2019年水準をも上回る活況な市況となった。結果、上期のスポットについては、前年度比140.7%と当初の想定を上回る力強い回復となった。10月の営業売上は、タイムが前年比128%前後、スポットが106%前後、トータルでは116%前後でセールスの最終段階に入っている。タイムだが、「アジア地区最終予選オーストラリア戦」や、「世界体操・世界新体操」、「ZOZO CHAMPIONSHIP」「フィギュアスケートグランプリシリーズ カナダ大会」などのスポーツ単発の編成によって、前年を大きく上回って着地をする見込みだ。スポットだが、下期に入っても引き続き市況は活況で、足下の10月、11月と東京地区全体で需要が収容力を上回っている状況だ。10月のセールスは既に終了しており、この水準で締まる見込みだ。11月の営業売上は、タイムが前年比102%+α、スポットが106%+α、トータルでは105%+αで推移している。タイムだが、11月の空き枠は残り僅かで、単発の「第53回全日本大学駅伝」と「フィギュアスケートグランプリシリーズ ロシア大会」のセールスに注力しているところだ。スポットだが11月も非常に活況となっている。少しでも多くの需要を取り込むべく社内外の調整を進めていく。
※放送外収入について。
武田副会長: ビジネスプロデュース局関連のトピックスを報告する。毎回定例会見で報告している新型コロナウイルスによる影響だが、前回ご報告した以降変化はない。次にイベント関連だが、まず11月12日から渋谷の西武百貨店のモヴィーダ館の6階と7階で、クイーンのバンド誕生から50周年を祝う記念の展示会「QUEEN50周年展~DON’T STOP ME NOW~」を開催する。日本でも非常にファンの多いバンドで、フレディ・マーキュリーの人生を知ることができるコーナーや貴重なライブ映像をマルチスクリーンで体感できるブースなど、見所が非常に多い展示会となっている。次に、番組として絶好調の「ザワつく!金曜日」のコンサートを11月19日、日本武道館で開催する。おなじみの石原良純さん、長嶋一茂さん、サバンナの高橋茂樹さん、この3人が高嶋ちさ子さんの指導を受け、Super Cellistsや12人のヴァイオリニストの皆さんとの生演奏にチャレンジをする。またトークやクイズコーナーなどもあり、番組同様にパワーの溢れる舞台を展開する。それから昨年コロナの影響で中止となった、恒例の黒柳徹子さんのコンサートだが、15回目となる公演は、今回も東京国際フォーラムで11月24日に開催する。また11月28日には、大阪フェスティバルホールで10回目の大阪公演も予定をしている。次に配信関連だが10月23日から始まっている「フィギュアスケートグランプリシリーズ」、12月9日から大阪で開催される「グランプリファイナル」についてテレ朝動画で全大会有料ライブ配信を実施している。アーカイブ視聴ができるチケットも用意しており、視聴者の皆様には様々な形で楽しんでいただきたい。
※TELASAについて。
篠塚常務:10月クールのTELASAにおけるコンテンツ展開について。まずドラマだが、木曜ドラマ「ドクターX」のスピンオフで若手研修医を主人公にした「ドクターエッグス」やオシドラサタデー「消えた初恋」の裏側を見せる「学級日誌」など放送と連動したオリジナルコンテンツの配信を積極的に行っている。また、バラエティは深夜枠「バラバラ大作戦」の番組では定期的に配信オリジナルコンテンツを展開している。「かまいガチ」、「あざとくて何が悪いの?」など若者に人気の高いバラエティ番組との連動も積極的に行っている。今後も引き続き、KDDIと協力しながらプラットフォームの成長を図っていく。
※ABEMAと出資映画について。
西取締役:開局から5年3ヵ月で、6800万ダウンロードを突破し、目標のウィークリー・アクティブ・ユーザーWAUも、恒常的に1000万を達成している。ニュースや恋愛番組・アニメなど多彩なラインナップとなっているが、今年度は大谷翔平選手のロサンゼルスエンゼルス戦の生中継など「メジャーリーグベースボール2021」の数字が大きく伸び、WAU獲得にも大きく貢献してくれた。有料の「プレミアム」会員も順調に伸びており、会員数は大台の100万人を突破し、こちらも順調に推移している。出資映画の最新状況について。「科捜研の女-劇場版-」は昨日までの動員40万9520人、興行収入5億3622万円となっている。「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」は、昨日までで動員146万7889人、興行収入17億4159万円となり、目標の興行収入を超え、前作比150%と非常に好調な結果となっている。
※10月31日の「選挙ステーション」ついて。
篠塚常務: 既にプレスリリースを出しているが、1部は大越健介キャスターと「ワイド!スクランブル」の大下容子アナウンサーが中心になる。「報道ステーション」の小木逸平アナウンサーと渡辺瑠海アナウンサーも加わって、午後7時58分から深夜0時まで「国民の選択…ニッポンは変わるのか?」と題してお伝えする。コロナ禍では最初の国民の審判になるので、そこをフィーチャーした形の番組を作っていきたい。中でも大越さんが各党党首に、あるいは政治家などキーマンに中継でインタビューするところが今回の目玉になると思う。2部に関しては24時から、富川悠太アナウンサー、徳永有美さんのコンビで若者たちにとって「日本の未来は大丈夫なのか」というテーマで、様々なゲストとともに展開していく。当然だがこれまでの「選挙ステーション」の特徴であった『どこよりも早く正確に』という基本に関しては忠実に踏襲していく。合わせてABEMA NEWSでも選挙当日は開票特番を行うので、こちらもご覧いただければと思う。