社長定例会見
角南源五社長 社長会見(2月27日)要旨
2018-02-28
2018年2月27日(火)
2018年2月27日 社長会見要旨
※視聴率について。
角南社長:全体の状況として上期は苦戦したが、下期は盛り返している。1月クールの視聴率は、一昨日閉幕した平昌オリンピックで日本代表選手の活躍に注目が集まり、当社も「男子フィギュアハイライト」や「スピードスケート女子団体パシュート」などが高い視聴率を獲得した。また「相棒season16」「BG~身辺警護人~」といった連続ドラマや、自己最高ペースで推移している「羽鳥慎一モーニングショー」をはじめとするベルト番組の好調を下支えに、全日・プライム2が2位、ゴールデン・プライムが民放2位という状況だ。年度の視聴率は、残り1カ月となり、全日・プライム・プライム2は2位で推移しているが、ゴールデンは民放3位。民放2位局と僅差で競り合っている状況だ。あと1カ月、できる限り盛り返して、新年度に向けて勢いをつけていきたいと思っている。
亀山専務:年度の平均視聴率は、全日が7.4%で2位、ゴールデンは9.8%で民放3位、プライムが9.9%で2位、プライム2が5.3%で2位という状況だ。全日帯は4年ぶりの高さで、引き続き平日の報道情報番組が好調だ。ゴールデン、プライム帯では、連続ドラマ3枠が前年比プラスで推移している。バラエティでは「池上彰のニュースそうだったのか!!」が年度平均11.5%で健闘している。年間・1月クール平均は、全日が7.8%で2位、ゴールデンは10.9%で民放2位、プライムも10.8%で民放2位、プライム2が5.4%で2位という状況だ。前年比では、ゴールデンが0.9、プライムが0.6ポイント上昇している。今クールのプライム帯の連続ドラマでは、先月放送300回を迎えた「相棒season16」が民放14作品中2位、木曜ドラマ「BG~身辺警護人~」が3位、来月15日に放送200回を迎える「科捜研の女」が4位と、3作品がトップ5に入っている。平昌オリンピックでは19日放送の「スピードスケート女子団体パシュート&男子500m」が22.5%、17日放送の「男子フィギュアハイライト」が18.7%、「スキージャンプ男子ラージヒル決勝」が17.8%と高視聴率を獲得している。全日帯では「羽鳥慎一モーニングショー」「スーパーJチャンネル」に加えて、日曜日の「路線バスで寄り道の旅」、「帰れまサンデー・見っけ隊」といった旅バラエティも好調で、前年を上回る形で推移している。今後の主な放送予定だが、3月3日(土)に野球の「侍ジャパン強化試合 日本対オーストラリア」を放送予定だ。3月23日(金)にはワールドカップを前に、サッカー国際強化試合の日本対マリをベルギーから中継する。4月に入ると、来年の女子ワールドカップサッカーの出場権をかけて「AFC女子アジアカップ ヨルダン2018」を放送予定だ。スペシャルドラマでは、昨年大きな反響をいただいた「そして誰もいなくなった」に続き、アガサ・クリスティの傑作推理小説2作品を日本版にアレンジして、二夜連続で放送する。まず天海祐希さん主演の「パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~」を3月24日(土)よる9時から、沢村一樹さん主演の「大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~」を25日(日)よる9時から放送する予定だ。
※営業状況について。
角南社長:1月の営業売上は、タイムは前年比105.7%、スポットは102.1%、トータルでは103.8%で確定した。タイムは10年連続視聴率トップとなった正月三が日の単発セールスが増収をけん引した。1月3日放送の「君の名は。」では番組連動CM施策を実施し、ソフトバンクやZ会のCMが話題となった。スポットは、1月の東京地区は前年水準にわずかに届かなかったものの、当社は地区を上回りシェアを拡大させることができた。2月の営業売上は、タイム前年比106%±α、スポット93%±α、トータル99%±αとなっている。タイムは平昌オリンピックがけん引し、昨年水準から大幅に売上を伸ばす見込みとなった。スポットは、東京地区は低調で91%程度の見込みとなっている。当社も地区同様伸び悩んでいるが、活況な3月からの需要の前倒しを調整し、地区は上回って着地する見込みだ。3月の営業売上は、タイム前年比77%+α、スポット102%+α、トータル91%+αとなっている。タイムは、昨年度に「WBC」「ロシアワールドカップ最終予選2試合」といった大型単発があったことの反動で前年水準から大きなマイナスとなる見込みだが、「アガサ・クリスティ二夜連続ドラマ」や「侍ジャパン強化試合」「サッカー日本代表対マリ」といった単発セールスに注力して売上を積み上げていく。スポットは、東京地区は前年水準を超える旺盛な需要が見込まれる状況だ。地区のGRP不足もあって各局とも収容に苦戦している状況だが、収容力を最大限高めるべく、アドバタイザー・広告会社と調整を行っていく。
※放送外収入について。
平城常務:デジタル関連については、まずは新日本プロレスリングとテレビ朝日が共同で行っている動画配信プラットフォーム「新日本プロレスワールド」について報告する。先月末の新日本プロレスワールドの会員数は、12月末と比較し4割以上増加した。最大の理由としては、1月4日の東京ドームでの新日本プロレス「レッスルキングダム」のネットライブ中継が好調だったためだ。海外からの人気が特に高く、1月の新規入会者のうち約8割が海外からで、そのうち6割ほどが米国からの加入者となり、グローバルコンテンツとしての成長が急速に進んでいる。今後については、3月25日(日)ロサンゼルスでの新日本プロレスの大会「STRONG STYLE EVOLVED」の生配信が決定した。去年7月に行われたロサンゼルス大会の生配信により、会員数は15%ほど増加しており、今回も会員増を見込んでいる。なお、現地チケットも発売開始わずか10分で完売となるなど好評だ。続いて「AbemaTV」「AbemaNews」について。今年4月で開局から丸2年を迎えるAbemaTV についてだが、年末年始には「朝青龍を押し出したら1000万円」「亀田一家人生を賭けた3大勝負」など、話題となるオリジナル番組を多く放送し、年始一週間対比で約1.4倍のWAU(ウィークリー・アクティブ・ユーザー)を獲得した。さらに、今月17日には羽生善治竜王と藤井聡太五段(※当時)の対決が注目を集めた「第11回朝日杯将棋オープン戦の準決勝と決勝」を生中継し、347万という高い視聴数を獲得した。4月からは開局2周年記念オリジナル連続ドラマなど様々な番組を揃え、開局3年目に向けて引き続き注目コンテンツの放送を続けていく予定だ。AbemaNewsについても、年末年始は去年を上回る視聴数を記録した。大雪の際には、新たに導入したばかりのL字画面も最大限に活用し、交通への影響などについて逐一伝えた。さらに先月26日には、仮想通貨の流出騒動があったコインチェックの緊急会見を完全生中継し、大きな反響があった。今後も、外出先のスマートフォンからでもチェックできる即時性を生かし、より一層ニーズに合ったニュースをお伝えする。続いて、KDDIとのビデオパスにおける協業については、1月クールドラマの「ホリデイラブ」「明日の君がもっと好き」「科捜研の女」を、見放題独占配信している。「ホリデイラブ」については、2月19日(月)時点で全4エピソードを見放題配信して、初回配信時のビデオパス全体デイリーUU数ランキングでは、全エピソード1位を獲得している。また、ビデオパス国内ドラマジャンルウィークリーUU数ランキングでも4週間連続1位を獲得中だ。また、話題の木村拓哉さん主演の木曜ドラマ「BG~身辺警護人~」と連動した企画では、キャストボイス付きLINE公式スタンプを発売した。LINE公式スタンプショップでもデイリーランキング1位を獲得するなど好評だ。続いてイベント関連では、昨年11月から今年1月の初めまで六本木・森アーツセンターギャラリーにて大盛況となった「THEドラえもん展」を、来月3月16日(金)から藤子・F・不二雄先生の出身地である富山県高岡市にて開催する。会期は5月6日(月・祝)までだ。また3月30日(金)から3日間、人生100年時代・応援プロジェクト「おとなランド」を開催する。今年
角南社長:1月の営業売上は、タイムは前年比105.7%、スポットは102.1%、トータルでは103.8%で確定した。タイムは10年連続視聴率トップとなった正月三が日の単発セールスが増収をけん引した。1月3日放送の「君の名は。」では番組連動CM施策を実施し、ソフトバンクやZ会のCMが話題となった。スポットは、1月の東京地区は前年水準にわずかに届かなかったものの、当社は地区を上回りシェアを拡大させることができた。2月の営業売上は、タイム前年比106%±α、スポット93%±α、トータル99%±αとなっている。タイムは平昌オリンピックがけん引し、昨年水準から大幅に売上を伸ばす見込みとなった。スポットは、東京地区は低調で91%程度の見込みとなっている。当社も地区同様伸び悩んでいるが、活況な3月からの需要の前倒しを調整し、地区は上回って着地する見込みだ。3月の営業売上は、タイム前年比77%+α、スポット102%+α、トータル91%+αとなっている。タイムは、昨年度に「WBC」「ロシアワールドカップ最終予選2試合」といった大型単発があったことの反動で前年水準から大きなマイナスとなる見込みだが、「アガサ・クリスティ二夜連続ドラマ」や「侍ジャパン強化試合」「サッカー日本代表対マリ」といった単発セールスに注力して売上を積み上げていく。スポットは、東京地区は前年水準を超える旺盛な需要が見込まれる状況だ。地区のGRP不足もあって各局とも収容に苦戦している状況だが、収容力を最大限高めるべく、アドバタイザー・広告会社と調整を行っていく。
※放送外収入について。
平城常務:デジタル関連については、まずは新日本プロレスリングとテレビ朝日が共同で行っている動画配信プラットフォーム「新日本プロレスワールド」について報告する。先月末の新日本プロレスワールドの会員数は、12月末と比較し4割以上増加した。最大の理由としては、1月4日の東京ドームでの新日本プロレス「レッスルキングダム」のネットライブ中継が好調だったためだ。海外からの人気が特に高く、1月の新規入会者のうち約8割が海外からで、そのうち6割ほどが米国からの加入者となり、グローバルコンテンツとしての成長が急速に進んでいる。今後については、3月25日(日)ロサンゼルスでの新日本プロレスの大会「STRONG STYLE EVOLVED」の生配信が決定した。去年7月に行われたロサンゼルス大会の生配信により、会員数は15%ほど増加しており、今回も会員増を見込んでいる。なお、現地チケットも発売開始わずか10分で完売となるなど好評だ。続いて「AbemaTV」「AbemaNews」について。今年4月で開局から丸2年を迎えるAbemaTV についてだが、年末年始には「朝青龍を押し出したら1000万円」「亀田一家人生を賭けた3大勝負」など、話題となるオリジナル番組を多く放送し、年始一週間対比で約1.4倍のWAU(ウィークリー・アクティブ・ユーザー)を獲得した。さらに、今月17日には羽生善治竜王と藤井聡太五段(※当時)の対決が注目を集めた「第11回朝日杯将棋オープン戦の準決勝と決勝」を生中継し、347万という高い視聴数を獲得した。4月からは開局2周年記念オリジナル連続ドラマなど様々な番組を揃え、開局3年目に向けて引き続き注目コンテンツの放送を続けていく予定だ。AbemaNewsについても、年末年始は去年を上回る視聴数を記録した。大雪の際には、新たに導入したばかりのL字画面も最大限に活用し、交通への影響などについて逐一伝えた。さらに先月26日には、仮想通貨の流出騒動があったコインチェックの緊急会見を完全生中継し、大きな反響があった。今後も、外出先のスマートフォンからでもチェックできる即時性を生かし、より一層ニーズに合ったニュースをお伝えする。続いて、KDDIとのビデオパスにおける協業については、1月クールドラマの「ホリデイラブ」「明日の君がもっと好き」「科捜研の女」を、見放題独占配信している。「ホリデイラブ」については、2月19日(月)時点で全4エピソードを見放題配信して、初回配信時のビデオパス全体デイリーUU数ランキングでは、全エピソード1位を獲得している。また、ビデオパス国内ドラマジャンルウィークリーUU数ランキングでも4週間連続1位を獲得中だ。また、話題の木村拓哉さん主演の木曜ドラマ「BG~身辺警護人~」と連動した企画では、キャストボイス付きLINE公式スタンプを発売した。LINE公式スタンプショップでもデイリーランキング1位を獲得するなど好評だ。続いてイベント関連では、昨年11月から今年1月の初めまで六本木・森アーツセンターギャラリーにて大盛況となった「THEドラえもん展」を、来月3月16日(金)から藤子・F・不二雄先生の出身地である富山県高岡市にて開催する。会期は5月6日(月・祝)までだ。また3月30日(金)から3日間、人生100年時代・応援プロジェクト「おとなランド」を開催する。今年
亀山専務:出資映画2本の公開予定についてだが、「映画ドラえもん のび太の宝島」は、今週3月3日(土)に公開を予定している。もう一本、吉永小百合さんの120本目の主演作品となる「北の桜守」は、来週3月10日(土)に公開を予定している。
※大相撲についてだが、貴乃花親方がテレビ朝日に出演して、日本相撲協会が不快感を示したとの報道があるが、この件について確認したい。
角南社長:(今回の)事案の一連の流れの中で、(暴行事件の)被害者側のコメントが聞きたい、知りたいというのが視聴者の要望ではなかったか。そういう視聴者の関心事に応えるものと捉えている。公共性・公益性が高い、視聴者の関心事であるニュースを報じた報道番組という認識だ。その認識の上で真相に迫るべきだと考えて取材し放送したものだ。
※「相棒」などに出演していた大杉漣さんが急死した件について。
角南社長:大杉漣さんには、「相棒」「緊急取調室」「スペシャリスト」「京都地検の女」をはじめ、長年に渡り当社のドラマ番組を中心に多数ご出演頂いた。現在放送中の「相棒」での警視庁副総監役など、存在感のある演技が大変印象的だった。突然の訃報に驚き、言葉もない。心からの感謝と、ご冥福を祈るばかりだ。
※「相棒」と「科捜研の女」が長年続くシリーズで高視聴率を獲り続けている理由をどう考えるか。
角南社長:「相棒」については先日放送300回を達成した。18年間にわたる放送だが、それを記念した前・後編スペシャルを放送し大きな反響をいただいた。年代を問わず多くの方に支持され続けている。その視聴者の皆様の支えと「相棒」シリーズの骨格を作り上げ発展させてきた主演の水谷豊さんを始め、脚本の輿水泰弘さん、さらに歴代の相棒役を始めとする多くのキャストやスタッフ、脚本家の皆さんの長年にわたる積み重ねがこれほどのロングランにつながったと思う。改めて感謝申し上げる。「科捜研の女」は放送200回を迎えるが、今年で19年目に突入していて、お陰様で現在放送されている全局の連続ドラマの中で最長のドラマシリーズとなっている。そしてこの3月15日の放送で、記念すべき200回を迎える。ひとえに沢口靖子さん、内藤剛志さんらキャスト陣の努力の積み重ねと、脚本・監督をはじめとするスタッフ陣の奮闘の結果だと思っている。これまで幅広い視聴者に支持され続けており、皆様に育てていただきここまで続けることができた。改めて感謝を申し上げたいと思う。
※大相撲についてだが、貴乃花親方がテレビ朝日に出演して、日本相撲協会が不快感を示したとの報道があるが、この件について確認したい。
角南社長:(今回の)事案の一連の流れの中で、(暴行事件の)被害者側のコメントが聞きたい、知りたいというのが視聴者の要望ではなかったか。そういう視聴者の関心事に応えるものと捉えている。公共性・公益性が高い、視聴者の関心事であるニュースを報じた報道番組という認識だ。その認識の上で真相に迫るべきだと考えて取材し放送したものだ。
※「相棒」などに出演していた大杉漣さんが急死した件について。
角南社長:大杉漣さんには、「相棒」「緊急取調室」「スペシャリスト」「京都地検の女」をはじめ、長年に渡り当社のドラマ番組を中心に多数ご出演頂いた。現在放送中の「相棒」での警視庁副総監役など、存在感のある演技が大変印象的だった。突然の訃報に驚き、言葉もない。心からの感謝と、ご冥福を祈るばかりだ。
※「相棒」と「科捜研の女」が長年続くシリーズで高視聴率を獲り続けている理由をどう考えるか。
角南社長:「相棒」については先日放送300回を達成した。18年間にわたる放送だが、それを記念した前・後編スペシャルを放送し大きな反響をいただいた。年代を問わず多くの方に支持され続けている。その視聴者の皆様の支えと「相棒」シリーズの骨格を作り上げ発展させてきた主演の水谷豊さんを始め、脚本の輿水泰弘さん、さらに歴代の相棒役を始めとする多くのキャストやスタッフ、脚本家の皆さんの長年にわたる積み重ねがこれほどのロングランにつながったと思う。改めて感謝申し上げる。「科捜研の女」は放送200回を迎えるが、今年で19年目に突入していて、お陰様で現在放送されている全局の連続ドラマの中で最長のドラマシリーズとなっている。そしてこの3月15日の放送で、記念すべき200回を迎える。ひとえに沢口靖子さん、内藤剛志さんらキャスト陣の努力の積み重ねと、脚本・監督をはじめとするスタッフ陣の奮闘の結果だと思っている。これまで幅広い視聴者に支持され続けており、皆様に育てていただきここまで続けることができた。改めて感謝を申し上げたいと思う。