社長定例会見
吉田慎一社長 社長会見(2月24日)要旨
2015-02-25
※最新の視聴率状況を
吉田社長:1月クールは、「相棒season13」あるいは「DOCTORS3 最強の名医」などドラマの好調を下支えに、全日、ゴールデン、プライム、プライム2が2位という状況になっている。年度で言うと、あと1カ月余となっているが、ゴールデンは全体で3位、民放2位。2位のNHKを激しく追っている状況で、是非とも全日、ゴールデン、プライムの3区分で2位で年度を終わって欲しい。新年度に勢いを付けてなだれ込んで欲しいと期待している。
平城常務:2014年度、年度の平均視聴率は残り34日となったが、全日が7.1%で2位、ゴールデンが10.8%で民放2位、先ほど社長からもあったがNHKと0.1ポイント差だ。先週1度並んだが、年度末までには何とか抜いて単独2位を目指したい。プライムは11.3%の2位、プライム2は7.3%で1位。全日は3年連続となる開局以来5回目の2位で終了となる見込みで、ゴールデンは3年連続となる開局以来3回目の民放2位以上で終了見込み。プライムは3年連続となる開局以来5回目、2005年度と2007年度が2位で、2012年度、2013年度が1位だったので5回目の2位以上での終了見込。プライム2に関しては10年連続トップで終了という見込みになっている。続いて1月クールの状況。現在全日が7.5%、ゴールデンが12.0%、プライムが12.3%、プライム2が7.5%で全区分2位で推移中となっている。その中で、1月クールのドラマについてご報告申し上げると、「相棒season13」が1月クール平均18.2%とすべての民放連続ドラマでダントツとなる数字で推移している。そして木曜ドラマ「DOCTORS3 最強の名医」は現在7回平均で14.4%とこちらも1月クールすべての民放連続ドラマで2位タイという成績で推移中。「相棒」と「DOCTORS」が好調に引っ張っている状況だ。今後の主な放送予定は、「世界フィギュアスケート国別対抗戦2015」を、4月16日から19日まで放送する。それから一部報道にあるように「ビートたけしのスポーツ大将2015 ~ナインティナインも参戦SP~」が3月22日に25年ぶりに復活する。3月11日だが、4年目となる震災の報道対応として「モーニングバード!」を拡大する他、午後2時から夜7時まで「スーパーJチャンネル」をスペシャルという形で編成する予定となっている。
吉田社長:1月クールは、「相棒season13」あるいは「DOCTORS3 最強の名医」などドラマの好調を下支えに、全日、ゴールデン、プライム、プライム2が2位という状況になっている。年度で言うと、あと1カ月余となっているが、ゴールデンは全体で3位、民放2位。2位のNHKを激しく追っている状況で、是非とも全日、ゴールデン、プライムの3区分で2位で年度を終わって欲しい。新年度に勢いを付けてなだれ込んで欲しいと期待している。
平城常務:2014年度、年度の平均視聴率は残り34日となったが、全日が7.1%で2位、ゴールデンが10.8%で民放2位、先ほど社長からもあったがNHKと0.1ポイント差だ。先週1度並んだが、年度末までには何とか抜いて単独2位を目指したい。プライムは11.3%の2位、プライム2は7.3%で1位。全日は3年連続となる開局以来5回目の2位で終了となる見込みで、ゴールデンは3年連続となる開局以来3回目の民放2位以上で終了見込み。プライムは3年連続となる開局以来5回目、2005年度と2007年度が2位で、2012年度、2013年度が1位だったので5回目の2位以上での終了見込。プライム2に関しては10年連続トップで終了という見込みになっている。続いて1月クールの状況。現在全日が7.5%、ゴールデンが12.0%、プライムが12.3%、プライム2が7.5%で全区分2位で推移中となっている。その中で、1月クールのドラマについてご報告申し上げると、「相棒season13」が1月クール平均18.2%とすべての民放連続ドラマでダントツとなる数字で推移している。そして木曜ドラマ「DOCTORS3 最強の名医」は現在7回平均で14.4%とこちらも1月クールすべての民放連続ドラマで2位タイという成績で推移中。「相棒」と「DOCTORS」が好調に引っ張っている状況だ。今後の主な放送予定は、「世界フィギュアスケート国別対抗戦2015」を、4月16日から19日まで放送する。それから一部報道にあるように「ビートたけしのスポーツ大将2015 ~ナインティナインも参戦SP~」が3月22日に25年ぶりに復活する。3月11日だが、4年目となる震災の報道対応として「モーニングバード!」を拡大する他、午後2時から夜7時まで「スーパーJチャンネル」をスペシャルという形で編成する予定となっている。
※営業状況について
吉田社長:1月の営業売上はタイムが前年比108.3%、スポットが99.0%、トータルでは103.6%となった。タイムは「AFCアジアカップ2015」や「正月三が日特番」の高額セールス等による増収がけん引し、売上を伸ばすことができた。スポットは1月の東京地区の市況が活発で、104.0%だったが、アジアカップの編成等でスポット枠が減少したため、1月の過去の最高売上だった昨年水準にまでは届かなかった。2月の営業売上は、現状タイム前年比90%+α、スポット78%+α、営業局トータル83%+αで推移している。タイムは昨年度「ソチ五輪」の編成があったことの反動で前年水準には届かない見込み。一方スポットは昨年度の増税前の駆け込み需要の反動もあり、数字が積みあがらない状況となっている。また当社のスポットは昨年度2月、CXを抜いて単月過去最高シェアという状況で記録を達成したが、そういうことも反映して他局に比べて反動がより大きく、シェアダウンとなる見込みとなっている。3月の営業売上は、タイム前年比87%+α、スポット78%、営業局トータル81%+αで推移している。タイムは、昨年度は55周年記念特番の二夜連続ドラマ「宮本武蔵」があったのに対し、今年は大型単発の予定がないため、前年水準には届かない見通し。今後期末期首の単発番組をしっかりセールスし、売上を積み上げていくという方針で臨んでいる。一方スポットは、2月に比べて回復しているものの、昨年度の増税前駆け込み需要の反動が依然続いており、前年度水準にはやや届かないという見通しだ。とは言っても一部アドバタイザーで大きめの新規キャンペーンが決まったり、期あまり予算が徐々に出てきている状況なので最後の追い込みに鋭意努めているところだ。
※事業、放送外収入について
角南常務:まずポータル事業の第一弾として去年12月1日にリリースした新日本プロレスと共同出資による動画配信見放題サービス「新日本プロレスWORLD」の会員数が順調に推移している。今年1月4日に開催された新日本プロレスの東京ドーム大会で大きく数字を伸ばし、現時点では2万1525人となっている。次に動画配信事業及び国際番販。木曜ドラマの「ドクターX ~外科医・大門未知子~」の動画配信、これは都度課金型だが、売上がこれまでの最高であった昨年度実績を更新し、テレビ朝日の連続ドラマの動画配信で史上最高売上を達成した。単体比較で前年比139.31%、相乗効果で前作、前々作も売上を伸ばしている。また国際番販でも前作比1.8倍と単体のドラマでは最高記録を達成した。続いてイベント事業。当社が4年以上かけて準備してきた手打ちの大型展覧会「大 関ヶ原展」が3月28日から両国の江戸東京博物館でいよいよ始まる。すでにお伝えしているが、先日歴女の異名を持つ女優の杏さんにスペシャルサポーターに就任してもらった。「大 関ヶ原展」は、現存する最古の「関ヶ原合戦図屏風」を始め、徳川家康の鎧や、家康と四天王の具足などが勢ぞろいする。石田三成の愛刀「正宗」や、島左近の兜、大谷吉継の刀なども登場する。3会場で実に、国宝7点、重要文化財60点の出陳を予定しており、二度とない見応えのあるものになると信じている。また杏さんが楽しみにしているという、ジオラマ・プロジェクションマッピングでは、関ヶ原の合戦を立体的に再現するなど、楽しくわかりやすい内容になっているのでご期待いただきたい。次にポール・マッカートニー再来日公演について。昨年、国立競技場ファイナル公演が中止になった元ビートルズのポール・マッカートニーさんの再来日公演が決定している。先月、発表し各メディアでも大きく取り上げていただいた。チケットは先行予約を受け付け中だが、おかげさまで順調に申し込みが続いている。ご本人は完全に復調していると聞いており、今度こそ元気な姿で日本のファンの期待に応えてもらえると確信している。東京公演は4月23日(木)、25日(土)、27日(月)、会場は東京ドーム、大阪公演は21日(火)、京セラドーム大阪。
吉田社長:1月の営業売上はタイムが前年比108.3%、スポットが99.0%、トータルでは103.6%となった。タイムは「AFCアジアカップ2015」や「正月三が日特番」の高額セールス等による増収がけん引し、売上を伸ばすことができた。スポットは1月の東京地区の市況が活発で、104.0%だったが、アジアカップの編成等でスポット枠が減少したため、1月の過去の最高売上だった昨年水準にまでは届かなかった。2月の営業売上は、現状タイム前年比90%+α、スポット78%+α、営業局トータル83%+αで推移している。タイムは昨年度「ソチ五輪」の編成があったことの反動で前年水準には届かない見込み。一方スポットは昨年度の増税前の駆け込み需要の反動もあり、数字が積みあがらない状況となっている。また当社のスポットは昨年度2月、CXを抜いて単月過去最高シェアという状況で記録を達成したが、そういうことも反映して他局に比べて反動がより大きく、シェアダウンとなる見込みとなっている。3月の営業売上は、タイム前年比87%+α、スポット78%、営業局トータル81%+αで推移している。タイムは、昨年度は55周年記念特番の二夜連続ドラマ「宮本武蔵」があったのに対し、今年は大型単発の予定がないため、前年水準には届かない見通し。今後期末期首の単発番組をしっかりセールスし、売上を積み上げていくという方針で臨んでいる。一方スポットは、2月に比べて回復しているものの、昨年度の増税前駆け込み需要の反動が依然続いており、前年度水準にはやや届かないという見通しだ。とは言っても一部アドバタイザーで大きめの新規キャンペーンが決まったり、期あまり予算が徐々に出てきている状況なので最後の追い込みに鋭意努めているところだ。
※事業、放送外収入について
角南常務:まずポータル事業の第一弾として去年12月1日にリリースした新日本プロレスと共同出資による動画配信見放題サービス「新日本プロレスWORLD」の会員数が順調に推移している。今年1月4日に開催された新日本プロレスの東京ドーム大会で大きく数字を伸ばし、現時点では2万1525人となっている。次に動画配信事業及び国際番販。木曜ドラマの「ドクターX ~外科医・大門未知子~」の動画配信、これは都度課金型だが、売上がこれまでの最高であった昨年度実績を更新し、テレビ朝日の連続ドラマの動画配信で史上最高売上を達成した。単体比較で前年比139.31%、相乗効果で前作、前々作も売上を伸ばしている。また国際番販でも前作比1.8倍と単体のドラマでは最高記録を達成した。続いてイベント事業。当社が4年以上かけて準備してきた手打ちの大型展覧会「大 関ヶ原展」が3月28日から両国の江戸東京博物館でいよいよ始まる。すでにお伝えしているが、先日歴女の異名を持つ女優の杏さんにスペシャルサポーターに就任してもらった。「大 関ヶ原展」は、現存する最古の「関ヶ原合戦図屏風」を始め、徳川家康の鎧や、家康と四天王の具足などが勢ぞろいする。石田三成の愛刀「正宗」や、島左近の兜、大谷吉継の刀なども登場する。3会場で実に、国宝7点、重要文化財60点の出陳を予定しており、二度とない見応えのあるものになると信じている。また杏さんが楽しみにしているという、ジオラマ・プロジェクションマッピングでは、関ヶ原の合戦を立体的に再現するなど、楽しくわかりやすい内容になっているのでご期待いただきたい。次にポール・マッカートニー再来日公演について。昨年、国立競技場ファイナル公演が中止になった元ビートルズのポール・マッカートニーさんの再来日公演が決定している。先月、発表し各メディアでも大きく取り上げていただいた。チケットは先行予約を受け付け中だが、おかげさまで順調に申し込みが続いている。ご本人は完全に復調していると聞いており、今度こそ元気な姿で日本のファンの期待に応えてもらえると確信している。東京公演は4月23日(木)、25日(土)、27日(月)、会場は東京ドーム、大阪公演は21日(火)、京セラドーム大阪。
※番組収録中の緊急搬送の件について、事故原因の調査は進んだのか、また容体はどうか。
吉田社長:番組収録がこうした結果を招き、ご本人やご家族、関係者の皆様に深くお詫び申し上げたいと思っている。当社としては、ご本人の一日も早い回復を心より願っている。ご本人は、現在もなお入院中だが、すでに意識も完全に回復し、一般病棟に移って治療を続けていると聞いている。我々もひとまずほっとしたという状況だ。当社としては、事案の重大性に鑑み、記者会見に続いて社内に検証委員会を立ち上げ、事実関係の調査と原因の究明を行っている。あわせて警察ならびに消費者庁から問い合わせ等がきていて、その求めに応じて事案の概要等、誠実に説明、対応しているところ。また、検証委員会の調査を踏まえ、再発防止策の策定はもちろん、より一層の安全管理に努める所存。容体については、すでに意識も完全に回復し一般病棟に移って治療を続けているとのことで、退院の目処もたったと聞いている。なお、この他の治療の過程、回復の過程などその他についてはご家族のお気持ち、お考えも踏まえ、またプライバシーに関わることなので、当方から話しをするのは控えさせて頂きたい。
※BPOの意見書について吉田社長のコメントを。
吉田社長:非常に厳しい指摘があり、とりわけ我々ももちろん反省していた2点について放送倫理の違反があったと認定を受けた。非常に厳しく深刻に受け止めているという状況だ。報道の現場が非常に今、時間に追われて切迫して分業を余儀なくされているという状況まで深く踏み込んで分析していたと思う。同時に、“時間が切迫しているから、分業体制にどんどん陥っているから許されるというものではない”と委員会の意見報告にきちんと書かれていて、私もまったくその通りだ思う。我々は、報道する側のプロなので、どんなに忙しくても、あるいはどんなに分業体制が進んでもクオリティを維持するということは死活問題であるので、BPOの意見書を踏まえて、あらためて社内に、要するにクオリティの維持、勢いに押されて拙速に済ませることは絶対にないようにというようなことを要請したところだ。
以上
吉田社長:番組収録がこうした結果を招き、ご本人やご家族、関係者の皆様に深くお詫び申し上げたいと思っている。当社としては、ご本人の一日も早い回復を心より願っている。ご本人は、現在もなお入院中だが、すでに意識も完全に回復し、一般病棟に移って治療を続けていると聞いている。我々もひとまずほっとしたという状況だ。当社としては、事案の重大性に鑑み、記者会見に続いて社内に検証委員会を立ち上げ、事実関係の調査と原因の究明を行っている。あわせて警察ならびに消費者庁から問い合わせ等がきていて、その求めに応じて事案の概要等、誠実に説明、対応しているところ。また、検証委員会の調査を踏まえ、再発防止策の策定はもちろん、より一層の安全管理に努める所存。容体については、すでに意識も完全に回復し一般病棟に移って治療を続けているとのことで、退院の目処もたったと聞いている。なお、この他の治療の過程、回復の過程などその他についてはご家族のお気持ち、お考えも踏まえ、またプライバシーに関わることなので、当方から話しをするのは控えさせて頂きたい。
※BPOの意見書について吉田社長のコメントを。
吉田社長:非常に厳しい指摘があり、とりわけ我々ももちろん反省していた2点について放送倫理の違反があったと認定を受けた。非常に厳しく深刻に受け止めているという状況だ。報道の現場が非常に今、時間に追われて切迫して分業を余儀なくされているという状況まで深く踏み込んで分析していたと思う。同時に、“時間が切迫しているから、分業体制にどんどん陥っているから許されるというものではない”と委員会の意見報告にきちんと書かれていて、私もまったくその通りだ思う。我々は、報道する側のプロなので、どんなに忙しくても、あるいはどんなに分業体制が進んでもクオリティを維持するということは死活問題であるので、BPOの意見書を踏まえて、あらためて社内に、要するにクオリティの維持、勢いに押されて拙速に済ませることは絶対にないようにというようなことを要請したところだ。
以上