放送番組審議会
第658回 放送番組審議会報告 6月19日(木) 開催

■出席者
見城 徹 委員長
増田 ユリヤ 副委員長
(五十音順)
秋元 康 委員
小谷 実可子 委員
小松 成美 委員
丹羽 美之 委員
野口 聡一 委員
藤田 晋 委員
LiLiCo 委員
増田 ユリヤ 副委員長
(五十音順)
秋元 康 委員
小谷 実可子 委員
小松 成美 委員
丹羽 美之 委員
野口 聡一 委員
藤田 晋 委員
LiLiCo 委員
課題番組

「プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見」
【委員の主なご意見】
<番組全般>
●素晴らしい豪邸は見るだけでも楽しいが「どんな方がどんな生き方をしてそこで暮らしているのか」ということが大切で、この番組の魅力だと強く感じた。
●プラチナファミリーは、「豪邸拝見」ではなくて、その中に住む人たちの番組。家系や豪邸ではなく、そこに住むファミリーが「プラチナ」ですごく素敵な人たちだ、ということにどこまでフォーカスできるかが大事だと思う。
●人生の「光と影」がでないと優れたドキュメンタリーはできないが、「プラチナファミリー」はきれいな「光」の部分だけをのぞき見する、それでいい。そこにこの番組を作っていくポイントがある。
●テレビはいつも金持ちをセレブ扱いして自慢させ、それを羨ましがる構図にするので金持ちがすごく下品に見える。しかしこの番組は成金っぽく見せず、出演した人の好感度が上がる。他の大物をキャスティングする時に実績として効いてくると思う。
●徳川慶喜の玄孫、新渡戸稲造の子孫といった名家を訪ねるのは、単なる豪華な生活とか華麗なる一族ということを超えて、日本の歴史を知る意味で、とても貴重だった。
●内田裕也・樹木希林ファミリーの回が圧巻だった。これをよく作れたなと感心した。ドキュメンタリー風に編集し直せば、長く世に残さないともったいないレベルの作品だと感じた。
●トークだけだと番組のいいところは出ない。なぜ内田・樹木ファミリーの回であれだけ引き込まれたかというと、小泉孝太郎さんが一家を訪問して「のぞいていく」、パリまで行って長女の話も聞いてくる、次男が絵を描いている様子もある。素晴らしかった。
●森泉さんがリポーターとして家を訪問し、豪華な調度品や食べ物を紹介した回は、もっと早く家人が現れてもよかった。豪華なものに付帯する家人のエピソードを聞きたい。
●名家を取材した時に、その家系の偉大さばかりを強調すると、家柄や出自によって人を評価・価値づける差別につながりかねないので、
注意が必要。
●素晴らしい豪邸は見るだけでも楽しいが「どんな方がどんな生き方をしてそこで暮らしているのか」ということが大切で、この番組の魅力だと強く感じた。
●プラチナファミリーは、「豪邸拝見」ではなくて、その中に住む人たちの番組。家系や豪邸ではなく、そこに住むファミリーが「プラチナ」ですごく素敵な人たちだ、ということにどこまでフォーカスできるかが大事だと思う。
●人生の「光と影」がでないと優れたドキュメンタリーはできないが、「プラチナファミリー」はきれいな「光」の部分だけをのぞき見する、それでいい。そこにこの番組を作っていくポイントがある。
●テレビはいつも金持ちをセレブ扱いして自慢させ、それを羨ましがる構図にするので金持ちがすごく下品に見える。しかしこの番組は成金っぽく見せず、出演した人の好感度が上がる。他の大物をキャスティングする時に実績として効いてくると思う。
●徳川慶喜の玄孫、新渡戸稲造の子孫といった名家を訪ねるのは、単なる豪華な生活とか華麗なる一族ということを超えて、日本の歴史を知る意味で、とても貴重だった。
●内田裕也・樹木希林ファミリーの回が圧巻だった。これをよく作れたなと感心した。ドキュメンタリー風に編集し直せば、長く世に残さないともったいないレベルの作品だと感じた。
●トークだけだと番組のいいところは出ない。なぜ内田・樹木ファミリーの回であれだけ引き込まれたかというと、小泉孝太郎さんが一家を訪問して「のぞいていく」、パリまで行って長女の話も聞いてくる、次男が絵を描いている様子もある。素晴らしかった。
●森泉さんがリポーターとして家を訪問し、豪華な調度品や食べ物を紹介した回は、もっと早く家人が現れてもよかった。豪華なものに付帯する家人のエピソードを聞きたい。
●名家を取材した時に、その家系の偉大さばかりを強調すると、家柄や出自によって人を評価・価値づける差別につながりかねないので、
注意が必要。

<出演者について>
●小泉さんと高嶋さんはセレブ感ある二人。高嶋さんは他の番組に比べて毒舌をすごく抑えている感じがとても良い。小泉さんはちょっとしたところで父親(小泉元総理)のネタを出してくるのが、嫌味がなくてとても楽しめた。
●小泉さんの礼儀正しさと謙虚さと、美しい日本語が見ていて心地よかった。小泉さんだからこそ聞ける話というのがいっぱいあった。
出演者の生かし方が素晴らしい。
●小泉さんと高嶋さんはセレブ感ある二人。高嶋さんは他の番組に比べて毒舌をすごく抑えている感じがとても良い。小泉さんはちょっとしたところで父親(小泉元総理)のネタを出してくるのが、嫌味がなくてとても楽しめた。
●小泉さんの礼儀正しさと謙虚さと、美しい日本語が見ていて心地よかった。小泉さんだからこそ聞ける話というのがいっぱいあった。
出演者の生かし方が素晴らしい。
<「徹子の部屋」のアーカイブについて>
●「徹子の部屋」の使い方がとても上手だった。素晴らしいアーカイブをこういう形で生かすことができるのか、と感心した。
●「徹子の部屋」に頼りすぎではないか。アーカイブはとても役にたっていると思うがこれからも多用していくと番組として限界がある。
「徹子の部屋」からどれだけ離れるかということを考えていかないと長続きしないのではないか。
<その他>
●日本のテレビマンはパーカーとズボンなど動きやすい洋服を着るが、プラチナファミリーの家にお邪魔をする時は、やはりその人への敬意とTPOで洋服を選ぶべき。
●内田・樹木ファミリーの回は「家事ヤロウ!!!」と合体スペシャルで番組のまたぎにCMを入れずにつなげた。エピソードの余韻を味わいたかったのに“ブツッ”と次の番組に行ってしまった。勿体ない。
●「徹子の部屋」の使い方がとても上手だった。素晴らしいアーカイブをこういう形で生かすことができるのか、と感心した。
●「徹子の部屋」に頼りすぎではないか。アーカイブはとても役にたっていると思うがこれからも多用していくと番組として限界がある。
「徹子の部屋」からどれだけ離れるかということを考えていかないと長続きしないのではないか。
<その他>
●日本のテレビマンはパーカーとズボンなど動きやすい洋服を着るが、プラチナファミリーの家にお邪魔をする時は、やはりその人への敬意とTPOで洋服を選ぶべき。
●内田・樹木ファミリーの回は「家事ヤロウ!!!」と合体スペシャルで番組のまたぎにCMを入れずにつなげた。エピソードの余韻を味わいたかったのに“ブツッ”と次の番組に行ってしまった。勿体ない。

【局側見解】
●委員の皆様のご意見を参考に、「プラチナ」という言葉をどう解釈するのかなど、もう一回しっかり考え直しながら番組制作に邁進していきたい。
●「プラチナ」ばかりでなく「ファミリー」の方を、しっかりと“家族の絆、愛”といったところを深く掘り下げて番組を作っていきたい。
●内田也哉子さんと打合せを何回も重ね真摯に向き合ってきたことが、仕上がりに反映され皆様に伝わったのかなと思う。今後も取材対象の方々へのリスペクトを持ち、服装にも気を付けたい。
●「プラチナ」ばかりでなく「ファミリー」の方を、しっかりと“家族の絆、愛”といったところを深く掘り下げて番組を作っていきたい。
●内田也哉子さんと打合せを何回も重ね真摯に向き合ってきたことが、仕上がりに反映され皆様に伝わったのかなと思う。今後も取材対象の方々へのリスペクトを持ち、服装にも気を付けたい。
【篠塚社長 報告】
●視聴率報告
●受賞報告
●「テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER FES」開催について
●受賞報告
●「テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER FES」開催について

以上