放送番組審議会

第630回 放送番組審議会報告 6月16日(木) 開催

■出席者
見城  徹  委員長
田中  早苗  副委員長
(五十音順)
秋元  康  委員
小谷  実可子  委員
小松  成美  委員
丹羽  美之  委員
増田  ユリヤ  委員

■欠席者
内館  牧子  委員
藤田  晋  委員

課題番組

「電脳ワールドワイ動ショー」

【委員の主なご意見】

<番組全般>
●テレビの前に友達が集まって見ているような、肩に力が入っていない、みなで楽しんでいる感じがいい。動画を見ながらの雑談がエッセイになっている。

●マイナー感を出しながら、実はオリジナリティのある番組を作っている。
タイトルではわからなかったが、一つこういうジャンルもありだなと思った。

●(動画に)テーマがちゃんと貫かれていて、統一性がある。
人間の生活に密着した“この世あらざるもの”という筋が1本通っている。作り手が苦労の末にここに至ったのだろう。この世界観に新しい“この世あらざる”動画を出していけば、まだまだ先がある。

●我々は動画を見慣れているので、その動画で、地上波テレビがそれ以上に刺激のある番組を作るのは難しい。出演者のプロらしいコメントや、「なるほどうまいことを言うな」と思える、“雑談が面白い番組”にするのが良い。

●動画や世界のニュースをそのまま再生するだけでは、もっと知りたいことが出てくる。
独自に取材をするのはお金も手間もかかるが、電話でもいいので、幾つかは番組が独自に調べてみたというのがあってもいい。

●1時間同じテンポで進んでいく印象。メリハリをつければ良いのでは。

●“電脳”というタイトルやバーチャルキャラクター、動画再生時の画面など、ネットを意識した作りになっているが、このコンセプトが、深夜の時代から見ていた人には当たり前でも、初めてこの時間帯でこの番組を見た人にはよくわからない気がする。

●ネットが描かない裏側をテレビが見せていく、本当に面白いことはテレビにあるのだという関係性の再逆転のチャンス。
下手に、ネットのユーザーインターフェイスに日和らず、ネットにはないものをテレビが深掘りして見せるのだというアプローチの方が、この番組には合っている。

●最後に「皆さんどんな気づきがありましたか」というのは、上から目線にも聞こえるのでなくした方がいいのではないか。自然に視聴者が自分で気づきを感じれば成功。
<スタジオ展開について>
●ネット動画にはそもそもそれほど期待していないが、テレビに対しては、視聴者の期待がある。そこを埋めるのがスタジオトーク。このコメンテーター陣にはそれができる。

●進行は下平さやかアナウンサーが担当し、情報も伝えてほしい。下平さんが紹介することで、情報の信頼性が高まる。

●デジタルのキャラクターのコーナーを作り、キャラクターだから言える、知っているということをさせていくと、キャラクターの個性を際立たせることができるのではないか。

●コメンテーターにはその方の専門の話をしていただくと興味が持てるが(専門でないことも含めた解説だと)同じトーンで解説が進んで行き、お腹いっぱいになる気分になる。
工夫の余地があるところではないか。

●紹介される動画が非常に面白いため、どんどん興味が湧いてきて、もっと情報を知りたくなったが、スタジオの反応が比較的浅めで、VTRへの感動が消化不良になってしまう。コメンテーターが突っ込んだり、専門家がVTRを受けてトークを広げていけると、欲求不満が解消できる。

【局側見解】

●4月から1時間になり、毎週試行錯誤しながら作っている。
いただいたご意見をスピーディーに番組に反映させていきたい。

●動画を短いテンポで重ねたり、トークをちょっと短くしたりしてしまうが、雑談バラエティーというのはあるなと自信になったところもある。
引き続き全員で頑張っていきたい。

●コメンテーターの魅力の活かし方やタイトルの入りにくさなど悩んでいた点について、
まさに言っていただいた。番組の伸びしろを全開に伸ばしていきたい。

【早河会長・CEO 兼 社長・COOからの報告】

●視聴率報告・7月放送番組紹介
●テレビ朝日・六本木ヒルズSUMMER STATIONの開催について
以上