放送番組審議会
第549回 放送番組審議会報告 4月17日(木) 開催

■出席者(敬称略)
見城 徹 委員長
田中 早苗 副委員長
(五十音順)
市村 友一 委員
内館 牧子 委員
小倉 純二 委員
黒鉄 ヒロシ 委員
関川 夏央 委員
野際 陽子 委員
藤田 晋 委員
<新任委員>
秋元 康 委員 (作詞家)
丹羽 美之 委員 (東大大学院情報学環 准教授)
※委員の互選により、平成26年度の委員長に見城氏が、副委員長に田中氏が就任
田中 早苗 副委員長
(五十音順)
市村 友一 委員
内館 牧子 委員
小倉 純二 委員
黒鉄 ヒロシ 委員
関川 夏央 委員
野際 陽子 委員
藤田 晋 委員
<新任委員>
秋元 康 委員 (作詞家)
丹羽 美之 委員 (東大大学院情報学環 准教授)
※委員の互選により、平成26年度の委員長に見城氏が、副委員長に田中氏が就任
課題番組

「報道ステーションSUNDAY」
<評価点>
●特集は本当に素晴らしい。テレビ朝日がずっと培ってきた取材手法、取材姿勢を貫いている。再審や冤罪事件をずっと追い続けて取材対象者との信頼関係ができている。
●袴田事件の特集は、前提となる検察の非常に杜撰(ずさん)な、デッチ上げにも近いような問題点の指摘が非常に素晴らしい。冤罪問題は、長野智子さんが「ザ・スクープ」等で取り上げてきた得意分野だと思うが、ツボを押さえたしっかりした作り方をしていると感心した。
●JR北海道の問題など、なかなかテレビメディアでは取り上げにくい分野に果敢に挑戦していて非常に感心した。敬意を表したい。
●ニュースの映像コンテンツが豊富で切り口も鋭いし、解説も面白い。
●袴田事件の特集は、前提となる検察の非常に杜撰(ずさん)な、デッチ上げにも近いような問題点の指摘が非常に素晴らしい。冤罪問題は、長野智子さんが「ザ・スクープ」等で取り上げてきた得意分野だと思うが、ツボを押さえたしっかりした作り方をしていると感心した。
●JR北海道の問題など、なかなかテレビメディアでは取り上げにくい分野に果敢に挑戦していて非常に感心した。敬意を表したい。
●ニュースの映像コンテンツが豊富で切り口も鋭いし、解説も面白い。

<課題・提言>
●特集以外の部分に特色がない。平日の延長線上で番組が作ってあるような印象。
●扱うニュース、セットや音楽も「報道ステーション」と印象が変わらないので、夜の感覚が抜けきれない。「報道ステーション」の作りから思い切った構成の切り替えをした方がいい。日曜版は休日モードで、芸能・スポーツを厚めにしてもいいのではないか。
●非常に真摯な態度、丁寧な作りで好感が持てるが、日曜日に有名料亭の懐石料理を食べるだろうか、というのが疑問。日曜日には“下世話さ”大衆的な要素が必要なのではないか。
●画面の雰囲気がとても上品に仕上がっていて、心に引っ掛かるものがなく、印象が薄い。
●視聴率が伸び悩んでいる今だからこそ、調査報道に傾ける良い機会である。
●特集やいいニュースがありながら、そこに入りたい、それを見たいというイントロダクションがもったいない。視聴者の興味を引く演出を工夫するべきである。
●保守の論客を入れて、ガチンコでぶつかったら面白い。
●社会文化ネタ、ホッとできる話題にも幅広く対応できる人が入った方がいい。
●系列のローカル局が地道に取り組んできたネタやテーマを全国放送で紹介し、問題化していく、そういうことが出来る枠にどんどん育ててほしい。
●スポーツ報道に迫力がない。スポーツの試合結果などの見せ方を工夫しないと、スポーツを見たい視聴者はこの番組を見ないのではないか。
●2020年の東京オリンピックでは予選なしで出場できる種目も沢山あるので、今から有望な選手を取り上げるなど、色々なスポーツにスポットライトを当ててみては。
●「報道ステーション」との関連性、例えば古舘伊知郎さんが何か投げかけて「SUNDAY」で受け取るような、つながりがあってもいいのではないか。
●ニュースランキングは、作り手側とは違う重み付けを、視聴者がしているということ自体に価値がある。テレビで扱いやすいネタだけでなく、全部見せることが最大の醍醐味。
●「愉快犯」という言葉が引っ掛かる。マスコミは言葉に対して神経を使ってほしい。
●扱うニュース、セットや音楽も「報道ステーション」と印象が変わらないので、夜の感覚が抜けきれない。「報道ステーション」の作りから思い切った構成の切り替えをした方がいい。日曜版は休日モードで、芸能・スポーツを厚めにしてもいいのではないか。
●非常に真摯な態度、丁寧な作りで好感が持てるが、日曜日に有名料亭の懐石料理を食べるだろうか、というのが疑問。日曜日には“下世話さ”大衆的な要素が必要なのではないか。
●画面の雰囲気がとても上品に仕上がっていて、心に引っ掛かるものがなく、印象が薄い。
●視聴率が伸び悩んでいる今だからこそ、調査報道に傾ける良い機会である。
●特集やいいニュースがありながら、そこに入りたい、それを見たいというイントロダクションがもったいない。視聴者の興味を引く演出を工夫するべきである。
●保守の論客を入れて、ガチンコでぶつかったら面白い。
●社会文化ネタ、ホッとできる話題にも幅広く対応できる人が入った方がいい。
●系列のローカル局が地道に取り組んできたネタやテーマを全国放送で紹介し、問題化していく、そういうことが出来る枠にどんどん育ててほしい。
●スポーツ報道に迫力がない。スポーツの試合結果などの見せ方を工夫しないと、スポーツを見たい視聴者はこの番組を見ないのではないか。
●2020年の東京オリンピックでは予選なしで出場できる種目も沢山あるので、今から有望な選手を取り上げるなど、色々なスポーツにスポットライトを当ててみては。
●「報道ステーション」との関連性、例えば古舘伊知郎さんが何か投げかけて「SUNDAY」で受け取るような、つながりがあってもいいのではないか。
●ニュースランキングは、作り手側とは違う重み付けを、視聴者がしているということ自体に価値がある。テレビで扱いやすいネタだけでなく、全部見せることが最大の醍醐味。
●「愉快犯」という言葉が引っ掛かる。マスコミは言葉に対して神経を使ってほしい。

<局側見解>
●日曜日の朝、起きたばかりのハッピーなリラックスした時間帯に、視聴者は番組をどう受け止めるのかの分析や、新しい演出のアイデア、挑戦観、切り口の足りなさを痛感した。
●日曜日の朝の雰囲気を作ること、調査報道をきっちりすること、これは必ずしも相反するものではないと考えている。また、物の見方、イントロダクションを上手くすることにより、番組の流れを変えることは可能だと思うので、なるべく迅速に対応したい。
●日曜日の朝の雰囲気を作ること、調査報道をきっちりすること、これは必ずしも相反するものではないと考えている。また、物の見方、イントロダクションを上手くすることにより、番組の流れを変えることは可能だと思うので、なるべく迅速に対応したい。

<社長からの報告>
●4月1日、ホールディングス体制に移行、新たなスタートを切った。テレビ朝日ホールディングスの下に、テレビ朝日、BS朝日、シーエス・ワンテンの基幹3社を置き、3波を一体運用することで、コンテンツ価値を最大化すると共に新しいビジネス領域への展開を行いやすくするということが目的。
●2013年の年度集計ではプライムがトップ。深夜帯のプライム2もトップ。
●3月いっぱいで開局55周年記念期間が終了。松本清張原作「黒い福音」、山田太一脚本の「時は立ちどまらない」がそれぞれギャラクシー月間賞を受賞、「オリンピックの身代金」は橋田賞の受賞が決定。成果を上げることができた。また、イベント系で、ポール・マッカートニー公演、フュギュアスケートなどが好成績を収めた。
●2013年の年度集計ではプライムがトップ。深夜帯のプライム2もトップ。
●3月いっぱいで開局55周年記念期間が終了。松本清張原作「黒い福音」、山田太一脚本の「時は立ちどまらない」がそれぞれギャラクシー月間賞を受賞、「オリンピックの身代金」は橋田賞の受賞が決定。成果を上げることができた。また、イベント系で、ポール・マッカートニー公演、フュギュアスケートなどが好成績を収めた。

「放送番組の種別ごとの放送時間」の報告
2013年10月~2014年3月に放送した番組の「種別ごとの放送時間」について報告した。
2013年10月~2014年3月に放送した番組の「種別ごとの放送時間」について報告した。
以上