放送番組審議会
第539回 放送番組審議会報告 4月19日(金) 開催

■出席者(敬称略)
堀田 力 委員長
見城 徹 副委員長
内館 牧子 委員
黒鉄 ヒロシ 委員
関川 夏央 委員
田中 早苗 委員
野際 陽子 委員
(五十音順)
<新任委員>
小倉 純二 委員 (公益財団法人 日本サッカー協会 名誉会長)
藤田 晋 委員 (株式会社 サイバーエージェント 代表取締役社長)
見城 徹 副委員長
内館 牧子 委員
黒鉄 ヒロシ 委員
関川 夏央 委員
田中 早苗 委員
野際 陽子 委員
(五十音順)
<新任委員>
小倉 純二 委員 (公益財団法人 日本サッカー協会 名誉会長)
藤田 晋 委員 (株式会社 サイバーエージェント 代表取締役社長)
■欠席者
市村 友一 委員
※平成25年度 正副委員長の互選が行われた
※平成25年度 正副委員長の互選が行われた
課題番組

「シルシルミシルさんデー」
<評価点>
●裏も強敵ぞろいの日曜の7時からという中で、実に存在感のあるファミリー向けの番組を、工夫に工夫を重ねて上手く作っていると感心した。楽しいし、役に立つし、テンポがいいし、申し分のない番組。こういうものがしっかり視聴率を取っていくと、テレ朝のバラエティの作り方というのはますます上手く回転していくだろう。
●ナレーションがゆるくていい。シニカルな、というか、ブラックユーモアに近いようなナレーションをさせるというのも素晴らしいし、途中で入る歌も曲もいい。たまに女の人の声が入るのもいいし、くりぃむしちゅーの上田さんのツッコミや、「はー」とか「えー」とかいうのも非常に計算されているように感じる。こんなに上手く噛み合って時間が流れて行くというのは、あまりないように思う。
●小林綾子さんの「おしん」との組み合わせが絶妙。ドラマでは分からない彼女の面白い人柄というのがとても出ていて、また彼女自身も楽しそうなのがよかった。
●ナレーションがゆるくていい。シニカルな、というか、ブラックユーモアに近いようなナレーションをさせるというのも素晴らしいし、途中で入る歌も曲もいい。たまに女の人の声が入るのもいいし、くりぃむしちゅーの上田さんのツッコミや、「はー」とか「えー」とかいうのも非常に計算されているように感じる。こんなに上手く噛み合って時間が流れて行くというのは、あまりないように思う。
●小林綾子さんの「おしん」との組み合わせが絶妙。ドラマでは分からない彼女の面白い人柄というのがとても出ていて、また彼女自身も楽しそうなのがよかった。

<課題・提言>
●企業との距離感というのが非常に重要。反対に嘘っぽくなってしまうので、決して太鼓持ちや、馴れ合いになってしまってはいけない。企業の言う通りではなくて、現場の担当者が「これはいい、伝えたい」というものを伝えていくということが重要なのではないか。
●ネットも普及し情報も増え、番組を見ていても、絶対に企業が絡んでいるのだろうという、疑いの目がどんどん強くなっている。その代わりに、誰々が作った農産物であるとか、誰々が働いているところ、すすめている商品、というところが重要になっている。そこで働いている人の生い立ちや、どうしてそこに就職し、どんな気持ちで働いているのか、ドラマ性を持たせて紹介してくれると、さらにその製品に興味が湧いて引き込まれると思う。人物フォーカスをもっとやってもいいのではないか。
●ネットも普及し情報も増え、番組を見ていても、絶対に企業が絡んでいるのだろうという、疑いの目がどんどん強くなっている。その代わりに、誰々が作った農産物であるとか、誰々が働いているところ、すすめている商品、というところが重要になっている。そこで働いている人の生い立ちや、どうしてそこに就職し、どんな気持ちで働いているのか、ドラマ性を持たせて紹介してくれると、さらにその製品に興味が湧いて引き込まれると思う。人物フォーカスをもっとやってもいいのではないか。

<局側見解>
●日曜日の夜は、民放のバラエティ番組にとっては非常に重要な、最も大事な戦いの場で、弊社も長い間苦労していた。「シルシルミシルさんデー」も決してすごく好調ということではなく、苦労しながら、何とかギリギリ戦っている状況である。もともと深夜でスタートして、企業を紹介したり、工場に行ったりして、ある程度、最初のほうは話題を作れたが、他局も同じような番組が幾つかあるため、「シルシルミシル」の中でもやっていくうちにどんどん視聴者のハードルが高くなっている。常に新しいこと、色々な企画を今トライしているところである。裏局も長い間やっている番組が多いので、それに負けないように長く続けて、日曜日の夜は「シルシル」と言われるような番組にしていきたいと考えている。

<社長からの報告>
●2012年度のゴールデンタイム12.4%、プライムタイム12.7%で、開局以来初めて2つの区分のトップを獲得した。当社が独自に設定しているプライム2もトップとなり、全日も7.8%で42年ぶりの2位。ドラマ、バラエティ、報道、スポーツなどが1年を通してバランスよく高視聴率を獲得した結果だと思っている。なお、1月からの成績も、4月新年度のスタートも、目下4冠という状況である。
「放送番組の種別ごとの放送時間」の報告
2012年10月~12月、2013年1月~3月に放送した番組の「種別ごとの放送時間」について報告があった。
「放送番組の種別ごとの放送時間」の報告
2012年10月~12月、2013年1月~3月に放送した番組の「種別ごとの放送時間」について報告があった。
以上