放送番組審議会
第495回 放送番組審議会報告 11月21日(金) 開催

■出席者
石坂 啓 副委員長 (漫画家)
内館 牧子 委員 (脚本家)
川淵 三郎 委員 (日本サッカー協会名誉会長)
北城 恪太郎 委員 (日本アイ・ビー・エム最高顧問)
黒鉄 ヒロシ 委員 (漫画家、イラストレーター、エッセイスト)
菅谷 実 委員 (慶応大学メディアコミュニケーション研究所教授)
関川 夏央 委員 (作家、神戸女学院大学 客員教授)
田中 早苗 委員 (弁護士)
内館 牧子 委員 (脚本家)
川淵 三郎 委員 (日本サッカー協会名誉会長)
北城 恪太郎 委員 (日本アイ・ビー・エム最高顧問)
黒鉄 ヒロシ 委員 (漫画家、イラストレーター、エッセイスト)
菅谷 実 委員 (慶応大学メディアコミュニケーション研究所教授)
関川 夏央 委員 (作家、神戸女学院大学 客員教授)
田中 早苗 委員 (弁護士)
課題番組 「学べる!!ニュースショー!」について

ご意見のポイント
☆ 現実に起きた事件から、実用的で今すぐ役立つことを学ぶという発想が良い。
☆ 家族そろって見ることができる良質の番組。出演者4人の陣容も手堅く、安心できる。
☆ クイズなのかニュースなのかバラエティなのか、中途半端でわかりにくい。
☆ あまり参考にならないニュースより、本格的に学べるテーマのものを放送してほしい。
☆ 視聴率が低くても、この路線をもう少し磨きあげて継続すべき。
< 評価点 >
● 家族そろって見ることができる良質の番組。メインキャスター、サブキャスター、コメンテーター、ニュース解説、4人の陣容も手堅く、安心して見ることができる。
● 素晴らしい人選、コンセプトだと思う。期待をしているので、数字が悪くても長い目で見て欲しい。
● 特番は「これを知って良かった」と思うものが多く、また再現VTRも良い作りで、非常に面白かった。番組の主旨はあくまで“学べる”であって欲しい。
● 現実に起こった事件から、今すぐ役立つ実用的なことを学ぶという発想が良い。番組づくりも非常に意欲的で、手間ひまをかけ気合が入っている。
● 視聴率が低いわりには志の高い冒険的な番組。再現ドラマを重視し、そこに活路や面白味を見い出そうという意図は感じる。
● 素晴らしい人選、コンセプトだと思う。期待をしているので、数字が悪くても長い目で見て欲しい。
● 特番は「これを知って良かった」と思うものが多く、また再現VTRも良い作りで、非常に面白かった。番組の主旨はあくまで“学べる”であって欲しい。
● 現実に起こった事件から、今すぐ役立つ実用的なことを学ぶという発想が良い。番組づくりも非常に意欲的で、手間ひまをかけ気合が入っている。
● 視聴率が低いわりには志の高い冒険的な番組。再現ドラマを重視し、そこに活路や面白味を見い出そうという意図は感じる。

< 課題・提言 >
● 可もなく不可もない、まるで冷えかけたうどんのような番組。ゲストなど、毒とまではいかなくても唐辛子(スパイス)のような、もっとインパクトが欲しい。
● クイズなのかニュースなのかバラエティなのか、立ち位置が中途半端で視聴者が不安になる。徹底的に学ぶという方向で作り、もっと硬派にしても良いのではないか。
● メインキャスターである川島省吾さん自身が楽しんでいるのか、番組に情熱を持っているのかが見えない。現場に出てリポートをしてみるのはどうか。また、土田晃之さんの、いわゆるキャスターとは違う視点から興味のあるものを切り抜いて、それをキャスターが情熱を持って報道すれば視聴者に通じるものがあると思う。
● 池上彰さんはNHKの「週刊こどもニュース」がすぐに頭に浮かんでしまう。また、川島さんと八木アナウンサーがいるスタジオの位置づけがはっきりしない。
● あまり参考にならない全国の小さなニュースを少しずついれて付け焼刃のように学べる点を探すより、一つか二つのテーマで本格的に学べるものを流して欲しい。
● 再現VTRが長く、多すぎる。もっと短い方が良い。
● 現在成功しているとは言いがたいが、諦めるのには早い。この路線をもう少し磨き上げて継続すべきだと思う。
● クイズなのかニュースなのかバラエティなのか、立ち位置が中途半端で視聴者が不安になる。徹底的に学ぶという方向で作り、もっと硬派にしても良いのではないか。
● メインキャスターである川島省吾さん自身が楽しんでいるのか、番組に情熱を持っているのかが見えない。現場に出てリポートをしてみるのはどうか。また、土田晃之さんの、いわゆるキャスターとは違う視点から興味のあるものを切り抜いて、それをキャスターが情熱を持って報道すれば視聴者に通じるものがあると思う。
● 池上彰さんはNHKの「週刊こどもニュース」がすぐに頭に浮かんでしまう。また、川島さんと八木アナウンサーがいるスタジオの位置づけがはっきりしない。
● あまり参考にならない全国の小さなニュースを少しずついれて付け焼刃のように学べる点を探すより、一つか二つのテーマで本格的に学べるものを流して欲しい。
● 再現VTRが長く、多すぎる。もっと短い方が良い。
● 現在成功しているとは言いがたいが、諦めるのには早い。この路線をもう少し磨き上げて継続すべきだと思う。
< 局側見解 >
● スタートのスペシャルにパワーを費やし好スタート切った。しかし、レギュラー番組の方でネタ不足になりコンセプトを広げ過ぎた結果、番組本来の主旨から外れてしまった。1時間見た後に「見て良かった」と思って欲しいという原点に戻り、また今日のご指摘も参考にして視聴率の回復を目指していきたい。

< その他の番組について >
● スポーツ中継は型にはまった映像になりがちだが、テレビ朝日はスーパースローやウルトラビジョンなど、違った見せ方をしようと努力しているのがわかる。しかし、思い切りが悪い。臆病にならずにテレビ朝日ならではの中継画像にトライして欲しい。
● 東京国際女子マラソンで宮嶋泰子アナウンサーが、ほとんど即興なのだろうが、優勝者の尾崎選手を解説に来ていた高橋尚子さんのところに連れて行き、祝福とインタビューを行った。素晴らしい突撃力、発想力だった。
● 「報道発ドキュメンタリ宣言」3作目は、小林薫さんのナレーションが落ち着いた雰囲気で、番組自体も良かった。引き続き期待している。
● ドキュメンタリー番組が増えてきて良い傾向だと思うが、注意して欲しいのは、有名人の介護を扱った作品。作りやすく、視聴率も保証されるところはあるだろうが、この路線に流れてしまうと本来のドキュメンタリー番組、われわれが期待していた内容、見たい映像とは違っていってしまうのではと危惧している。
● 東京国際女子マラソンで宮嶋泰子アナウンサーが、ほとんど即興なのだろうが、優勝者の尾崎選手を解説に来ていた高橋尚子さんのところに連れて行き、祝福とインタビューを行った。素晴らしい突撃力、発想力だった。
● 「報道発ドキュメンタリ宣言」3作目は、小林薫さんのナレーションが落ち着いた雰囲気で、番組自体も良かった。引き続き期待している。
● ドキュメンタリー番組が増えてきて良い傾向だと思うが、注意して欲しいのは、有名人の介護を扱った作品。作りやすく、視聴率も保証されるところはあるだろうが、この路線に流れてしまうと本来のドキュメンタリー番組、われわれが期待していた内容、見たい映像とは違っていってしまうのではと危惧している。

< その他 >
石坂副委員長からの報告
● 10月23、24日に岩手で開かれた「第75回テレビ朝日系列24社放送番組審議会委員代表者会議」と、同時に「第14回PROGRESS賞」の決定と授賞式が行われた。
社長からの報告
● 10月27日民放連理事会で関西テレビの民放連復帰が全面的に認められた。
● 10月28日開催の第56回「民放大会」報告。
● 10月30日総務省から再免許の交付を受けた。同時に再免許にあたっての要請が手渡された。
事務局からの報告
● 「 第14回PROGRESS賞」最優秀賞受賞作品
琉球朝日放送制作の「消したい過去 消せない真実 ~文科省 疑惑の教科書検定~」の関東地区の放送時間が平成21年1月13日(火)午前10:30からに決まった。
● 10月23、24日に岩手で開かれた「第75回テレビ朝日系列24社放送番組審議会委員代表者会議」と、同時に「第14回PROGRESS賞」の決定と授賞式が行われた。
社長からの報告
● 10月27日民放連理事会で関西テレビの民放連復帰が全面的に認められた。
● 10月28日開催の第56回「民放大会」報告。
● 10月30日総務省から再免許の交付を受けた。同時に再免許にあたっての要請が手渡された。
事務局からの報告
● 「 第14回PROGRESS賞」最優秀賞受賞作品
琉球朝日放送制作の「消したい過去 消せない真実 ~文科省 疑惑の教科書検定~」の関東地区の放送時間が平成21年1月13日(火)午前10:30からに決まった。
以上