放送番組審議会
第491回 放送番組審議会報告 6月20日(金)開催
■出席者
堀田 力 委員長 (弁護士、さわやか福祉財団 理事長)
石坂 啓 副委員長 (漫画家)
内館 牧子 委員 (脚本家)
川淵 三郎 委員 (日本サッカー協会キャプテン)
北城 恪太郎 委員 (日本アイ・ビー・エム最高顧問)
黒鉄 ヒロシ 委員 (漫画家、イラストレーター、エッセイスト)
見城 徹 委員 (幻冬舎社長)
駒野 剛 委員 (朝日新聞社論説委員)
関川 夏央 委員 (作家、神戸女学院大学 客員教授)
田中 早苗 委員 (弁護士)
石坂 啓 副委員長 (漫画家)
内館 牧子 委員 (脚本家)
川淵 三郎 委員 (日本サッカー協会キャプテン)
北城 恪太郎 委員 (日本アイ・ビー・エム最高顧問)
黒鉄 ヒロシ 委員 (漫画家、イラストレーター、エッセイスト)
見城 徹 委員 (幻冬舎社長)
駒野 剛 委員 (朝日新聞社論説委員)
関川 夏央 委員 (作家、神戸女学院大学 客員教授)
田中 早苗 委員 (弁護士)
課題番組 毎週日曜日 18時56分~19時58分「大胆MAP」について
ご意見のポイント
☆ テレビ朝日のバラエティの独自性がよく出ている。
☆ 非常に面白く、「全部見せちゃうよ」というのがキートーンだ。
☆ 年収に目をつけたのはすごい!
☆ タイトルと内容が一致していない。
☆ 仕事はお金だけではなく、やりがいや夢なども伝えてほしい。
< 評価点 >
●テレビ朝日バラエティの独自性が大変よく出ている。こういう番組が視聴率をある程度とっていくのは大変いいこと。視聴率をとっていればいい番組もつくれるだろうと思う。
●大変面白く声に出して笑える。「全部見せちゃうよ」というのがキートーンだと理解した。その上、役に立つ、知らないことを知るというのが合わせ技になっている。ペットショップの店員など、初めて知ることばかりだったので、大変ためになった。
●ブランコを使っての窓拭きなど、プロフェッショナルな職人芸だなと思った。そういう存在を知らしめたとういう意味では非常に価値があったと思う。
●仕事の年収に目をつけたのはものすごい。年収の決定基準は一体何だろうと考えさせられる。
●「親が子供に就かせたいお仕事」は、子供たちに早い段階から自分の人生をどう切り開いていくのか、どんな仕事があるのかということをわからせる意味で、非常に冒険的でいい企画だと思う。
●年収の企画で、看護師さんや離島の医者が「満足している」「もらい過ぎだ」と言っている。あの言葉を引き出したことが、この番組が筋が通っている証拠。仕事のランキングと知識を得るということ、いろいろな人の素の姿が出るという意味で、すごく将来性がある番組だと思う。
●大変面白く声に出して笑える。「全部見せちゃうよ」というのがキートーンだと理解した。その上、役に立つ、知らないことを知るというのが合わせ技になっている。ペットショップの店員など、初めて知ることばかりだったので、大変ためになった。
●ブランコを使っての窓拭きなど、プロフェッショナルな職人芸だなと思った。そういう存在を知らしめたとういう意味では非常に価値があったと思う。
●仕事の年収に目をつけたのはものすごい。年収の決定基準は一体何だろうと考えさせられる。
●「親が子供に就かせたいお仕事」は、子供たちに早い段階から自分の人生をどう切り開いていくのか、どんな仕事があるのかということをわからせる意味で、非常に冒険的でいい企画だと思う。
●年収の企画で、看護師さんや離島の医者が「満足している」「もらい過ぎだ」と言っている。あの言葉を引き出したことが、この番組が筋が通っている証拠。仕事のランキングと知識を得るということ、いろいろな人の素の姿が出るという意味で、すごく将来性がある番組だと思う。
< 課題・提言 >
●「子供に就かせたいお仕事」では、仕事はお金だけではなく、志、情熱、それから夢があるなど、仕事はこういうことで楽しいという部分が出てきた方がいいのではないか。それこそが自分がやりたいという子供の夢にもつながるのではないか。
●ゲストに子供がいたら子供の反応や知りたいことがわかっていいのではないか。子供の視点での素朴な疑問や問いかけに対してフィードバックがあると、番組により深みが出る。
●年収を中心にいろいろな職業を次々に紹介していくというのも一つの方法だが、一つの仕事をもっと深く掘り下げることも、ぜひ考えてほしい。
●面白いのに見ている人が少ないのは、「大胆MAP」というタイトルがわかりにくく、いまひとつ食いつきが悪いからなのかなと思う。
●ゲスト選びがよくわからない。総じて地味ではないか。
●会場の「エーッ」とか「ウーッ」という声は年収が高くて驚いているのか、低くて驚いているのかわからない。後ろにいるタレントさんはもう少し元気にタレント(才能)を発揮できるようにしてほしい。
●探そうと思えば人間どこでも働き口はあるし、何とか人間生きていけるということを示してもらいたい。
●職業の中でも自由業はピンからキリまであるので、実態をしっかりフォローしてほしい。
●働いている人の8割が会社勤めなので、企業に勤めている人も紹介してほしい。
●年収を紹介していながら、月給や歩合も出てきた。年収を最後まで出さないのは、視聴者の期待を裏切るのではないか。
●面白い番組だから、これに何か足してくれれば、いろいろな角度から見て納得でき、さらに視聴率もとれて、ためになり、啓蒙の一翼を担えるような番組になると思う。「テレビ離れ」を止めるヒントがここにあるのではないか。
●ゲストに子供がいたら子供の反応や知りたいことがわかっていいのではないか。子供の視点での素朴な疑問や問いかけに対してフィードバックがあると、番組により深みが出る。
●年収を中心にいろいろな職業を次々に紹介していくというのも一つの方法だが、一つの仕事をもっと深く掘り下げることも、ぜひ考えてほしい。
●面白いのに見ている人が少ないのは、「大胆MAP」というタイトルがわかりにくく、いまひとつ食いつきが悪いからなのかなと思う。
●ゲスト選びがよくわからない。総じて地味ではないか。
●会場の「エーッ」とか「ウーッ」という声は年収が高くて驚いているのか、低くて驚いているのかわからない。後ろにいるタレントさんはもう少し元気にタレント(才能)を発揮できるようにしてほしい。
●探そうと思えば人間どこでも働き口はあるし、何とか人間生きていけるということを示してもらいたい。
●職業の中でも自由業はピンからキリまであるので、実態をしっかりフォローしてほしい。
●働いている人の8割が会社勤めなので、企業に勤めている人も紹介してほしい。
●年収を紹介していながら、月給や歩合も出てきた。年収を最後まで出さないのは、視聴者の期待を裏切るのではないか。
●面白い番組だから、これに何か足してくれれば、いろいろな角度から見て納得でき、さらに視聴率もとれて、ためになり、啓蒙の一翼を担えるような番組になると思う。「テレビ離れ」を止めるヒントがここにあるのではないか。
< 局側見解 >
●年収については、ナイーブな問題もあるので、お客さんのリアクションをどこまで生かすか、毎回考えながら制作しているところで、もう少し毒を出してもいいのかなと思う。
●タイトルと中身が離れてしまっているのは事実。模索しながらつくっている最中であり、さらに発展させるため、いろいろなアプローチをしている。そのため週によって視聴率のバラツキが出てきた。その原因も分析しているので、温かい目で見守っていただければと思う。さらにブラッシュアップして早くいい形に安定させたい。
●タイトルと中身が離れてしまっているのは事実。模索しながらつくっている最中であり、さらに発展させるため、いろいろなアプローチをしている。そのため週によって視聴率のバラツキが出てきた。その原因も分析しているので、温かい目で見守っていただければと思う。さらにブラッシュアップして早くいい形に安定させたい。
< 課題番組以外 >
●サッカーワールドカップの最終予選の中継について(国内4試合すべてをテレビ朝日で地上波独占放送が決定。)ヨーロッパ選手権のように今までにないようなきれいな迫力のある画面で放送できるよう、ぜひ努力をお願いしたい。
< その他 >
社長から次の報告があった。
●朝日新聞社との新しい提携の枠組みを構築し、より広範な事業提携を具体化するために朝日新聞社の株式を取得することを決定した。
●6月5日に系列24社放送番組審議会委員代表者会議を開催。「テレビ離れについて」と「地球環境問題の取り組みについて」の二つのテーマで話し合った。
●6月12日に公正取引委員会からテレビショッピングの「ロデオボーイII」の紹介方法について警告を受けた。
●朝日新聞社との新しい提携の枠組みを構築し、より広範な事業提携を具体化するために朝日新聞社の株式を取得することを決定した。
●6月5日に系列24社放送番組審議会委員代表者会議を開催。「テレビ離れについて」と「地球環境問題の取り組みについて」の二つのテーマで話し合った。
●6月12日に公正取引委員会からテレビショッピングの「ロデオボーイII」の紹介方法について警告を受けた。
以上