放送番組審議会
第488回 3月開催・毎週月曜日 20時00分~20時54分「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」について
第488回 放送番組審議会報告 3月21日(金)開催

■出席者
桂 敬一 委員長
石坂 啓 副委員長
大島 ミチル 委員
川淵 三郎 委員
黒鉄 ヒロシ 委員
見城 徹 委員
駒野 剛 委員
菅谷 実 委員
関川 夏央 委員
田中 早苗 委員
堀田 力 委員
石坂 啓 副委員長
大島 ミチル 委員
川淵 三郎 委員
黒鉄 ヒロシ 委員
見城 徹 委員
駒野 剛 委員
菅谷 実 委員
関川 夏央 委員
田中 早苗 委員
堀田 力 委員
■課題番組 毎週月曜日 20時00分~20時54分「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」について

☆クイズの設問、設定が実によくできている。
☆「プレッシャーSTUDY」は思わず引き込まれてしまう。
☆クイズ番組は家族みんなで楽しめる黄金のコンテンツだ!
☆これからは知識より考える問題を!
☆「プレッシャーSTUDY」は思わず引き込まれてしまう。
☆クイズ番組は家族みんなで楽しめる黄金のコンテンツだ!
☆これからは知識より考える問題を!

< 評価点 >
●クイズ番組が多い中、ある意味で非常に進化している。多方面にわたって工夫されていて、よくできていると感心。何よりクイズの内容の設問、設定がうまい。一つか二つ、憎いところをくすぐるのがあって、いつもその解答が知りたくてちょっとうならされたりする。
●非常に健全で楽しいし、ためになる。知っていたことと違っているものがあったりして、改めて勉強になった。
●パーソナルなテレビから、映りのいい大きなテレビが一家に1台の時代に変わりつつある中で、茶の間でみんなで見る、そこにぴったりのなのがクイズだと思う。クイズはどんな世代でも見られるから、今後はどうやってクイズを面白くするかということに心血を注げばいい。クイズはやはり黄金のコンテンツだと思う。
●家族そろって見るときに、実はちょうどいい番組。あれこれ言いたい放題を言いながら、それぞれの意見が言えて、すごく盛り上がれる。また父親が権威を回復してきている。
●司会者がでしゃばらないのがいい。
●クイズ特有のスピードであるとか問題の質の高さ以上に、チーム戦で見せるというのが非常に面白い。どう問題を攻めていくのか、早いうちに難しい問題をクリアするとか、途中で席替えをするとか、なるほどと思う。
●クイズの攻め方ももちろんだが、芸能人や有名人の人柄が見えてきたり、能力が見えてきたりして、背景を知ることが出来るのもよいと思う。
●「プレッシャーSTUDY」は番組の展開が速くて思わず引き込まれて見てしまう。チームプレーみたいな形で、お互いに参加者が本気モードでやっているシーンも見られて、それもまた引き込まれる原因のひとつかなと思う。ある程度完成された面白いクイズ番組。
●一筆描きリレーが一番笑わせてもらっている。描けると思っていたが、描いてみると、大笑いする程みんな間抜けな絵しか描けない。
●新型の面白い番組をつくってくれたなという気がする。
●企画立案者がすごい。テレビはまねごとが多い中で、一つ考えるヒントを与えながら進めている。すばらしいアイデアだと思う。
●1年かけて取材したロバートの山本博のボクシングライセンスに挑戦した企画も、最後は合格するかと思ったが、落選。そう甘くはないプロの世界で、一生懸命やること自体に価値があるんだということを感じた。
●クイズ番組が増える中で、自分たちのクイズ番組をどういうふうに色づけしていくのかということが、ますます難しくなっていくのではないか。今後とも期待している。
●非常に健全で楽しいし、ためになる。知っていたことと違っているものがあったりして、改めて勉強になった。
●パーソナルなテレビから、映りのいい大きなテレビが一家に1台の時代に変わりつつある中で、茶の間でみんなで見る、そこにぴったりのなのがクイズだと思う。クイズはどんな世代でも見られるから、今後はどうやってクイズを面白くするかということに心血を注げばいい。クイズはやはり黄金のコンテンツだと思う。
●家族そろって見るときに、実はちょうどいい番組。あれこれ言いたい放題を言いながら、それぞれの意見が言えて、すごく盛り上がれる。また父親が権威を回復してきている。
●司会者がでしゃばらないのがいい。
●クイズ特有のスピードであるとか問題の質の高さ以上に、チーム戦で見せるというのが非常に面白い。どう問題を攻めていくのか、早いうちに難しい問題をクリアするとか、途中で席替えをするとか、なるほどと思う。
●クイズの攻め方ももちろんだが、芸能人や有名人の人柄が見えてきたり、能力が見えてきたりして、背景を知ることが出来るのもよいと思う。
●「プレッシャーSTUDY」は番組の展開が速くて思わず引き込まれて見てしまう。チームプレーみたいな形で、お互いに参加者が本気モードでやっているシーンも見られて、それもまた引き込まれる原因のひとつかなと思う。ある程度完成された面白いクイズ番組。
●一筆描きリレーが一番笑わせてもらっている。描けると思っていたが、描いてみると、大笑いする程みんな間抜けな絵しか描けない。
●新型の面白い番組をつくってくれたなという気がする。
●企画立案者がすごい。テレビはまねごとが多い中で、一つ考えるヒントを与えながら進めている。すばらしいアイデアだと思う。
●1年かけて取材したロバートの山本博のボクシングライセンスに挑戦した企画も、最後は合格するかと思ったが、落選。そう甘くはないプロの世界で、一生懸命やること自体に価値があるんだということを感じた。
●クイズ番組が増える中で、自分たちのクイズ番組をどういうふうに色づけしていくのかということが、ますます難しくなっていくのではないか。今後とも期待している。

< 課題・提言 >
●7時台に編成するともっと視聴率がいくのではないか。クイズを3世代で見るときに、茶の間でご飯を食べながら見るという家族も多いと思う。
●司会者の存在感がもっとあってもいいのでは。
●若い女性ばかりで張り合っていると、きゅうきゅうとした感じで、あまり力の抜ける場面がない。男女混ざっていてもいいし、女性だけでも年齢差のある感じでつくってみても、特徴が出て面白いかもしれない。
●視聴者も入れて番組をつくっていくようなことができれば、番組の奥行きがでるのではないか。
●豪華ハワイ旅行というそんないいものを芸能人にあげる必要はないのでは。
●画面がシャビーではないか。何か見劣りがするというか、もうちょっと地デジ時代に合ったようなぜいたく感があってもいいのでは。
●円形セットの上からのショットは面白い。そのショットからランダムに当てられて、いきなり答えるとか、2問間違ったら終わりではなくて、敗者復活戦とかもう一つバリエーションがあってもいいのではないか。
●例えば絵を描くだけではなくて、写真を見せて答えるとか、人の声とか、何かの音で答えるとか、想像力を使ったクイズ番組をつくってほしい。
●知識ではなくて、推理とかイマジネーションで答えられるものがあればもっと面白くなる。そうすればいろんなキャラクターを発揮させることができるのではないか。
●クイズというのは基本的に知識を試す、知っているか知っていないのかが一番問題になるようなクイズと、そうではなくて、考えていく推理のプロセスを見せる。そこから当たるかあたらないかの面白さがあると思う。従来の日本の教育も、知識を見るよりも考える力をみるというように変わってきている。もう少し、考える力を見る、プロセスをみるという問題が増えてもいいかと思う。
●デリケートな問題に関して、広辞苑というのは非常に面白くて役に立ちがちな本だが、こういうものにすがって出題するのはあまり感心しない。
< Q&A >
Q.番組の途中でスキップし全部放送しないことがあるが、違和感がある。10問すべてやらなくても、スキップしないで中味を放送した方がいい。
A.ルール上、ぜんぜん解答できないと、1時間でおさまらずダイジェストになってしまう。今後改善したい。
Q.答えはでき得る限り漢字で書かないと興味がそがれると思う。
A.あのプレッシャーの中でついついひらがなに逃げてしまうという傾向がある。漢字で書くように引き続き丁寧に指導していきたいと思う。
●司会者の存在感がもっとあってもいいのでは。
●若い女性ばかりで張り合っていると、きゅうきゅうとした感じで、あまり力の抜ける場面がない。男女混ざっていてもいいし、女性だけでも年齢差のある感じでつくってみても、特徴が出て面白いかもしれない。
●視聴者も入れて番組をつくっていくようなことができれば、番組の奥行きがでるのではないか。
●豪華ハワイ旅行というそんないいものを芸能人にあげる必要はないのでは。
●画面がシャビーではないか。何か見劣りがするというか、もうちょっと地デジ時代に合ったようなぜいたく感があってもいいのでは。
●円形セットの上からのショットは面白い。そのショットからランダムに当てられて、いきなり答えるとか、2問間違ったら終わりではなくて、敗者復活戦とかもう一つバリエーションがあってもいいのではないか。
●例えば絵を描くだけではなくて、写真を見せて答えるとか、人の声とか、何かの音で答えるとか、想像力を使ったクイズ番組をつくってほしい。
●知識ではなくて、推理とかイマジネーションで答えられるものがあればもっと面白くなる。そうすればいろんなキャラクターを発揮させることができるのではないか。
●クイズというのは基本的に知識を試す、知っているか知っていないのかが一番問題になるようなクイズと、そうではなくて、考えていく推理のプロセスを見せる。そこから当たるかあたらないかの面白さがあると思う。従来の日本の教育も、知識を見るよりも考える力をみるというように変わってきている。もう少し、考える力を見る、プロセスをみるという問題が増えてもいいかと思う。
●デリケートな問題に関して、広辞苑というのは非常に面白くて役に立ちがちな本だが、こういうものにすがって出題するのはあまり感心しない。
< Q&A >
Q.番組の途中でスキップし全部放送しないことがあるが、違和感がある。10問すべてやらなくても、スキップしないで中味を放送した方がいい。
A.ルール上、ぜんぜん解答できないと、1時間でおさまらずダイジェストになってしまう。今後改善したい。
Q.答えはでき得る限り漢字で書かないと興味がそがれると思う。
A.あのプレッシャーの中でついついひらがなに逃げてしまうという傾向がある。漢字で書くように引き続き丁寧に指導していきたいと思う。

< 局側見解 >
●「雑学王」と「Qさま」はテレビ朝日らしい、正統派のクイズ番組という基本コンセプトでつくっているので、そこはしっかりできていると思っている。
「プレッシャーSTUDY」というのは、「水戸黄門」や「世界まる見え!」とか「HEY!HEY!HEY!」など高視聴率番組の裏で、伸び悩みながら新企画をいろいろ試してつかんだもの。
●知識だけではなくて、考える力が大事だというのは、今のクイズをつくっているときにも考えている。新しいゲームについては考える力の方を重視して出していきたい。今後もオリジナリティーというものを大事にし成長していきたい。
●さまざまなバリエーションをつけるべく、現在も企画開発、いろいろな出題方法をスタッフ全員が考えているので、家族で楽しめる、さらにパワーアップした番組を目指していきたい。
「プレッシャーSTUDY」というのは、「水戸黄門」や「世界まる見え!」とか「HEY!HEY!HEY!」など高視聴率番組の裏で、伸び悩みながら新企画をいろいろ試してつかんだもの。
●知識だけではなくて、考える力が大事だというのは、今のクイズをつくっているときにも考えている。新しいゲームについては考える力の方を重視して出していきたい。今後もオリジナリティーというものを大事にし成長していきたい。
●さまざまなバリエーションをつけるべく、現在も企画開発、いろいろな出題方法をスタッフ全員が考えているので、家族で楽しめる、さらにパワーアップした番組を目指していきたい。
< その他の番組について >
●「報道ステーション」の救急医療の現場のルポ、現場の状況、道路財源を含めた対比をやることで、力の入った誠実なルポルタージュだった。見る側も作る側も力がつくので、ああいうルポのコーナーをつくって、いろんなことに挑戦していってほしい。
●「報道ステーション」の道路特定財源も、天下りとか無駄遣いとかをずっと報道していて、しかしこの救急医療問題に実はお金が足りないのだということで、非常に対比がよかった。予算は、特定財源というよりも、一般の財源にして優先順位を決めるべきではないかというときに、「命が一番」というのは、いい発言だった。
●日銀総裁人事の問題で、財務省の思惑だとか魂胆だとかいうところに行き過ぎているのではないか。
●「相棒シリーズ」の最終回、警察物の仕立てでミステリー仕立てにできているが、実はここで取り上げている問題は死刑制度だ。さらには裁判員制度がテーマになっている。なかなかよくできていると感心した。
●とことん勉強させてその成果をみるという「ガリベン」は面白い。
●「新京都迷宮案内」ぜひ続編をやってほしい。
●「交渉人」もパワーアップしてリニューアルして出していただきたい。
●「内村プロデュース」はぜひやめないでもらいたい。
●「報道ステーション」の道路特定財源も、天下りとか無駄遣いとかをずっと報道していて、しかしこの救急医療問題に実はお金が足りないのだということで、非常に対比がよかった。予算は、特定財源というよりも、一般の財源にして優先順位を決めるべきではないかというときに、「命が一番」というのは、いい発言だった。
●日銀総裁人事の問題で、財務省の思惑だとか魂胆だとかいうところに行き過ぎているのではないか。
●「相棒シリーズ」の最終回、警察物の仕立てでミステリー仕立てにできているが、実はここで取り上げている問題は死刑制度だ。さらには裁判員制度がテーマになっている。なかなかよくできていると感心した。
●とことん勉強させてその成果をみるという「ガリベン」は面白い。
●「新京都迷宮案内」ぜひ続編をやってほしい。
●「交渉人」もパワーアップしてリニューアルして出していただきたい。
●「内村プロデュース」はぜひやめないでもらいたい。
< 報道関連Q&A >
Q.三浦氏の報道での呼称について、テレビ朝日も最初は「容疑者」と呼んでいたが、なぜか。
A.三浦元社長の呼称は、逮捕された直後は自動的に「容疑者」という表現を使ったが、日本の裁判で無罪ということが決着しているので、番組の表現では「三浦元社長」というふうに現在は変えている。
Q.サイパンという通称を使うのも一つのわかりやすさかなと思うが、正確には米国自治領の北マリアナ諸島であるので、やはりどこかで、こういう理由でこういう通称を使用していますみたいなことをテレビ局としてきちっとしておいたほうがいいのではないか。
A.サイパンの表現は、三浦元社長は今回、サイパンをアメリカだと思わなかったというコメントをしている。今後、正式な表現も用いながらニュースを伝えていきたい。
A.三浦元社長の呼称は、逮捕された直後は自動的に「容疑者」という表現を使ったが、日本の裁判で無罪ということが決着しているので、番組の表現では「三浦元社長」というふうに現在は変えている。
Q.サイパンという通称を使うのも一つのわかりやすさかなと思うが、正確には米国自治領の北マリアナ諸島であるので、やはりどこかで、こういう理由でこういう通称を使用していますみたいなことをテレビ局としてきちっとしておいたほうがいいのではないか。
A.サイパンの表現は、三浦元社長は今回、サイパンをアメリカだと思わなかったというコメントをしている。今後、正式な表現も用いながらニュースを伝えていきたい。
< その他 >
●社長から
桂委員長、大島委員が退任され、また三浦名誉委員も今期で退任され、4月から新体制となることが伝えられた。
桂委員長、大島委員が退任され、また三浦名誉委員も今期で退任され、4月から新体制となることが伝えられた。
以上