放送番組審議会
第470回 5月開催・「国分太一&美輪明宏&江原啓之のオーラの泉」について
今月の放送番組審議会の概要:
第470回 (5月開催・「国分太一&美輪明宏&江原啓之のオーラの泉」について)
第470回 放送番組審議会報告 2006年5月26日(金) 開催

■出席者
桂 敬一 委員長
石坂 啓 副委員長
黒鉄 ヒロシ 委員
関川 夏央 委員
見城 徹 委員
大島 ミチル 委員
中井 貴惠 委員
内館 牧子 委員
越村 佳代子 委員
石坂 啓 副委員長
黒鉄 ヒロシ 委員
関川 夏央 委員
見城 徹 委員
大島 ミチル 委員
中井 貴惠 委員
内館 牧子 委員
越村 佳代子 委員
■課題番組 「国分太一&美輪明宏&江原啓之のオーラの泉」について

☆国分・美輪・江原のトークバランスが良い。見事な対話の妙!
☆視聴者は守護霊や前世について聞きたいのではなく、ゲストの素顔(人間性や生き方)を見たい。
☆無抵抗の子供たちへの影響を考えると、TVで取り上げるのが怖い。
☆直面する社会的問題と闘わずして運命のせいにする若者の増加を助長しないかと心配だ。
☆視聴者は守護霊や前世について聞きたいのではなく、ゲストの素顔(人間性や生き方)を見たい。
☆無抵抗の子供たちへの影響を考えると、TVで取り上げるのが怖い。
☆直面する社会的問題と闘わずして運命のせいにする若者の増加を助長しないかと心配だ。
< 各委員発言要旨 >

●国分氏の良さがこの番組に出ている。美輪氏、江原氏と3人のトークバランスの良さには感心する!
●バラエティとして良くできている。「これはこれで楽しもう」と考えれば、さほど「目くじら」をたてるようなことはないのでは。
●見る側がある程度意識を持っていて、家族で話合うことができれば大げさに心配することはない。
●最近の番組は出演者やナレーションが早口で落ち着かないが、この番組はめずらしく静かで穏やか。来るべき高齢化社会には良い。
●視聴者はゲストの素顔=「泣き」の姿、つまり人間性や生き方を見たい。
●江原氏や美輪氏の万人に共通する発言が、視聴者の心に染みる。また、江原氏の押し付けがましくないソフトな語り口が女性に人気の秘密。
●自分を不幸だと思う女性が増えているという愛情不足の社会の中で、江原氏の話し方や会話を聞くとホッとできる。
●ものが分かっている大人に問題はないが、何の抵抗もできない子供達への影響が怖い。10年後、子供達はどうなっているのか、不安になる。
●「守護霊」や「前世」という言葉が出てくると、公共性・公共の福祉の点から見て疑問を感じる。
●直面する社会問題を、運命にすりかえてしまう20代~30代の女性が増えていることが心配だ。きちんと社会と正面から向き合い、乗り越えることの大切さをテレビで伝えて欲しい。
●100%信じさせるのではなく、若い人たちが社会的な問題に目を向けてくれるような番組の姿勢を持ってほしい。
●ゲストとして出演したタレントが、言われたことについて否定するのは難しい。
●まるで舞台の様なセット。もっとナチュラルなものでいいのではないか。
●番組宣伝のためのキャスティングはつまらない。ゲストによって魅力に差がある。
●人が人の話を聞きあうという、長いインタビュー番組。テレビの原点に戻っていて、インタビュー番組としては正統派。
●美輪氏、江原氏がゲストに対して、居丈高にならず上手くいっている。「“たたり”は無い」という姿勢だから皆が見る。
●バラエティとして良くできている。「これはこれで楽しもう」と考えれば、さほど「目くじら」をたてるようなことはないのでは。
●見る側がある程度意識を持っていて、家族で話合うことができれば大げさに心配することはない。
●最近の番組は出演者やナレーションが早口で落ち着かないが、この番組はめずらしく静かで穏やか。来るべき高齢化社会には良い。
●視聴者はゲストの素顔=「泣き」の姿、つまり人間性や生き方を見たい。
●江原氏や美輪氏の万人に共通する発言が、視聴者の心に染みる。また、江原氏の押し付けがましくないソフトな語り口が女性に人気の秘密。
●自分を不幸だと思う女性が増えているという愛情不足の社会の中で、江原氏の話し方や会話を聞くとホッとできる。
●ものが分かっている大人に問題はないが、何の抵抗もできない子供達への影響が怖い。10年後、子供達はどうなっているのか、不安になる。
●「守護霊」や「前世」という言葉が出てくると、公共性・公共の福祉の点から見て疑問を感じる。
●直面する社会問題を、運命にすりかえてしまう20代~30代の女性が増えていることが心配だ。きちんと社会と正面から向き合い、乗り越えることの大切さをテレビで伝えて欲しい。
●100%信じさせるのではなく、若い人たちが社会的な問題に目を向けてくれるような番組の姿勢を持ってほしい。
●ゲストとして出演したタレントが、言われたことについて否定するのは難しい。
●まるで舞台の様なセット。もっとナチュラルなものでいいのではないか。
●番組宣伝のためのキャスティングはつまらない。ゲストによって魅力に差がある。
●人が人の話を聞きあうという、長いインタビュー番組。テレビの原点に戻っていて、インタビュー番組としては正統派。
●美輪氏、江原氏がゲストに対して、居丈高にならず上手くいっている。「“たたり”は無い」という姿勢だから皆が見る。
< 局側見解 >

●あくまでも「トーク・インタビュー番組」という柱を失わないように制作している。バランス感覚に優れた国分氏が番組を進め、ゲストを応援するという姿勢が、視聴者に支持されている。難しい問題を秘めてはいるが、制作者もバランス感覚を持って作っていきたい。
●信じてしまう視聴者もいるということを念頭に置きながら、悪い影響が出ないよう配慮して制作している。今後も常識の範囲を考えながら慎重な番組作りを続けていきたい。
●信じてしまう視聴者もいるということを念頭に置きながら、悪い影響が出ないよう配慮して制作している。今後も常識の範囲を考えながら慎重な番組作りを続けていきたい。
■その他
5月25日、BPO(放送と人権等権利に関する委員会)から放送各社に対し「秋田県能代地区における連続児童遺体発見事件」取材について過剰取材に陥り取材対象者のプライバシーを侵害することのないよう、節度を持って取材に当たることを強く求める要望書が届いたが、テレビ朝日ではすでに対応策を取っている旨、君和田社長から報告があった。
以上