放送番組審議会
第469回 4月開催・「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」について
今月の放送番組審議会の概要:
第469回 (4月開催・「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」について)
第469回 放送番組審議会報告 2006年4月21日(金) 開催

■出席者
桂 敬一 委員長
石坂 啓 副委員長
菅谷 実 委員
黒鉄 ヒロシ 委員
関川 夏央 委員
見城 徹 委員
大島 ミチル 委員
中井 貴惠 委員
堀田 力 委員
内館 牧子 委員
越村 佳代子 委員
石坂 啓 副委員長
菅谷 実 委員
黒鉄 ヒロシ 委員
関川 夏央 委員
見城 徹 委員
大島 ミチル 委員
中井 貴惠 委員
堀田 力 委員
内館 牧子 委員
越村 佳代子 委員
■課題番組 「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」について

☆惹き付けられるように見た。深夜帯の放送で見るから面白い。
☆番組をつくる意図・コンセプトが伝わらないのが残念。
☆ものづくりの“劣化”を感じる。単純な面白さだけでなく改造も必要。
☆芸人の“素”の反応は、おしゃべりの騒々しさと違い、見ていて安らぐ。
☆番組をつくる意図・コンセプトが伝わらないのが残念。
☆ものづくりの“劣化”を感じる。単純な面白さだけでなく改造も必要。
☆芸人の“素”の反応は、おしゃべりの騒々しさと違い、見ていて安らぐ。
< 各委員発言要旨 >

●よくわからないがつられて見てしまう番組。視聴率の高さに驚いた!視聴率が良い時は番組としてのピークを過ぎているという過去の例がある。注意が必要だ。
●視聴率は良いが、ものづくり自体の劣化を感じる。作り方を考えてもっと深い内容の番組にして欲しい。
●リアリティの危うさという魅力で視聴率が取れているが、深夜帯の放送だからこそ許される部分が大きい。ゴールデンでは問題があるのではないか。
●チキン(臆病)を競うレースではなくてプレゼンを競う番組だというコンセプトが伝わらないのが残念。
●惹き付けられるように見た。ぜひ23時台に固定させて。番組のコンセプトをしっかり伝える形にして欲しい。
●「ビビリ橋」など“臆病”がおのずと出てしまうところがねらいになっている。明快だがオリジナリティがあると思えない。
●芸人が弱点をさらしたり、普段は見せない“素”を見せることで視聴者が救われた気分になるのが魅力。
●若者の代表としての芸人の弱さが、視聴者にとって感情移入しやすい。人間が持つ臆病(チキン)な部分が面白く、自分に置き換えて共感できるのではないか。
●番組が始まってすぐのCMはチャンネルを変えられてしまう可能性がある。CMのタイミングを考えた方が良いのではないか。
●番組を通じて出演者の人間性や人の営みがあぶり出され、なおかつちょっと教養番組の要素を取り入れるような作り方は、他局には見られない。
●ゲームの中でやらせる側とやる側のやり取りを工夫して人間性を浮かび上がらせ、人生の何かが見えるような面白さにして欲しい。
●芸人のすごさが明確に浮かび上がる番組。逆に言うとコメントひとつで力量がわかってしまう。人間の裏側が見えるようなバラエティ番組の持つ怖さをよく見せている。
●体を張って笑いを取る番組が多いが、命に関わるほど危険なものは笑えない。十分な配慮が必要。
●深夜帯にシニア向けの芸や中身のあるお笑い番組を作ってもらいたい。
●視聴率は良いが、ものづくり自体の劣化を感じる。作り方を考えてもっと深い内容の番組にして欲しい。
●リアリティの危うさという魅力で視聴率が取れているが、深夜帯の放送だからこそ許される部分が大きい。ゴールデンでは問題があるのではないか。
●チキン(臆病)を競うレースではなくてプレゼンを競う番組だというコンセプトが伝わらないのが残念。
●惹き付けられるように見た。ぜひ23時台に固定させて。番組のコンセプトをしっかり伝える形にして欲しい。
●「ビビリ橋」など“臆病”がおのずと出てしまうところがねらいになっている。明快だがオリジナリティがあると思えない。
●芸人が弱点をさらしたり、普段は見せない“素”を見せることで視聴者が救われた気分になるのが魅力。
●若者の代表としての芸人の弱さが、視聴者にとって感情移入しやすい。人間が持つ臆病(チキン)な部分が面白く、自分に置き換えて共感できるのではないか。
●番組が始まってすぐのCMはチャンネルを変えられてしまう可能性がある。CMのタイミングを考えた方が良いのではないか。
●番組を通じて出演者の人間性や人の営みがあぶり出され、なおかつちょっと教養番組の要素を取り入れるような作り方は、他局には見られない。
●ゲームの中でやらせる側とやる側のやり取りを工夫して人間性を浮かび上がらせ、人生の何かが見えるような面白さにして欲しい。
●芸人のすごさが明確に浮かび上がる番組。逆に言うとコメントひとつで力量がわかってしまう。人間の裏側が見えるようなバラエティ番組の持つ怖さをよく見せている。
●体を張って笑いを取る番組が多いが、命に関わるほど危険なものは笑えない。十分な配慮が必要。
●深夜帯にシニア向けの芸や中身のあるお笑い番組を作ってもらいたい。
< 局側見解 >

※平成18年度テレビ朝日新入社員(後列)が傍聴
●芸人たちが“素”の状態に置かれた時、どんな頭の回転の良さを見せ、どう面白くやるのかというのがバラエティの作り方のひとつ。決してヤラセではなく、自分がどう映ったら番組が面白いかというのが彼らの“素”の中での“芸”だと思う。放送枠については人気番組のその時間帯に応じた作り方があるし、また、危険を煽って芸人さんをいじめるコンセプトで作っている訳ではないので安心して見て欲しい。
●芸人の素の姿や表情、面白さ、すごさなど、人間ドラマを見せたいというのが根本にある。クイズをプレゼンするというコンセプトが薄くなっているところは反省点として、よりわかりやすく改善していきたい。
●芸人たちが“素”の状態に置かれた時、どんな頭の回転の良さを見せ、どう面白くやるのかというのがバラエティの作り方のひとつ。決してヤラセではなく、自分がどう映ったら番組が面白いかというのが彼らの“素”の中での“芸”だと思う。放送枠については人気番組のその時間帯に応じた作り方があるし、また、危険を煽って芸人さんをいじめるコンセプトで作っている訳ではないので安心して見て欲しい。
●芸人の素の姿や表情、面白さ、すごさなど、人間ドラマを見せたいというのが根本にある。クイズをプレゼンするというコンセプトが薄くなっているところは反省点として、よりわかりやすく改善していきたい。
以上