放送番組審議会

tv asahi「放送番組審議会」からのお知らせ

第73回 系列24社放送番組審議会委員代表者会議についての報告

テレビ朝日系列では10月25日(木)に「第73回系列24社放送番組審議会委員代表者会議」(於 大分)を開催しました。
この会議は系列各社の番組審議会の委員代表者と事務局長および制作責任者が一堂に会し、年2回さまざまなテーマで討議するものです。

今回は、「第13回PROGRESS賞」の決定の後、審議がおこなわれました。テーマは特に課題番組を設定せず、「放送番組全般」について、各委員から日頃テレビを視聴して考えていること、感想、意見、注文など自由に発言していただきました。

内容は、個別の番組に関するご意見はもちろんのこと、<番組・編成について>◇「心に残る」「共感が持てる」ような質の高い番組作りが今こそ必要。各局とも良い方向での切磋琢磨、競争をしてみては。◇団塊世代の楽しめる、質が高く、視聴率の高さを両立できるような方向で戦略を模索すべき。<報道・情報番組について>◇スキャンダラスな情報を取り上げる時は、必ず独自の取材によって真実性の検証をした上で、放送の是非を検討すべきだ。特に週刊誌の記事の扱いは慎重に。ややもすると曖昧で、興味本位な取り上げ方になりがち。◇各局ともニュース内容が同じ。テレ朝だけでも一つの題材をもっと深く掘り下げる姿勢が欲しい。◇問題の本質を突く報道をして欲しい。<ネットワークについて>◇ローカル局と、キー局の良さを生かせるクロストークを増やして欲しい。<アナウンサーについて>◇最近は改善されつつあるが、言葉遣いについての使い方が目に付く。◇女性アナウンサーのタレント化はいかがなものか。研修で「謙虚さ」を教えて欲しい。<メディアリテラシー・テレビのあり方>◇放送倫理観や義務責任感の低下が目立つ。◇大きな社会的影響力を持つメディアに働く者として、その社会的責任に相応しい自覚や「志」が必要だ。入社時から十分に社員教育を施すべき。<その他>◇亀田問題についても話し合われた。
そしてこれからのご意見に対しては、それぞれの制作責任者が局側の見解を述べ、約3時間半にわたり活発な意見交換が行われました。

この会議で討議されたことは、今後より良い番組を作るため、それぞれの制作現場に反映されていきます。