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社長定例会見

吉田慎一社長 社長会見(4月26日)要旨

2016年4月27日
※4月改編スタートして1カ月、最近の視聴率について
吉田社長: 4月クールの視聴率状況について簡単に申し上げると、番組については期待の持てるスタートだったと認識している。リニューアルした「報道ステーション」は富川新MCのエネルギッシュで若々しい新しいカラーが、新鮮な印象を与えていると思う。特に震災現場にすぐ飛ぶなどの行動力が番組を引っ張り、好スタートを切った。ドラマも11シーズン目となった「警視庁捜査一課9係」の健闘が光っている他、「グッドパートナー 無敵の弁護士」「警視庁・捜査一課長」も非常に好調だと思っている。また何より「グッド!モーニング」や「羽鳥慎一モーニングショー」など1月クールでも目立ったベルト情報番組の勢いが引き続き良く、我々としては総じて強い手応えを感じており、今クールは期待できると感じている。
※視聴率について
平城常務:4月クールの平均視聴率は、全日が7.4%、ゴールデン10.4%、プライム10.8%、プライム2が6.4%と、ゴールデン、プライムが民放2位。全日とプライム2が2位という状況だ。4月の新番組、連続ドラマでは11周年を迎えた「警視庁捜査一課9係」が初回13.9%と好発進し、現在3回平均で13.3%で、この4月クール民放の連続ドラマ14作品中2位という状況となっている。また竹野内豊さん主演の木曜ドラマ「グッドパートナー 無敵の弁護士」は先週スタートして、12.9%でこの4月クールの民放連続ドラマで第3位。また木曜ミステリーに今回レギュラー化した「警視庁・捜査一課長」は平均11.7%で5位と、当社の作品がベスト5のうち、3作品入っているという状況だ。バラエティ番組もゴールデンで一つスタートし、水曜19時の「あいつ今何してる?」が初回2時間SPが11.8%と好スタートを切ることができた。また火曜日から金曜日に枠移動した「金曜★ロンドンハーツ」だが、初回が13.7%、3回平均で12.7%とこちらも好スタートを切っている。他局を見てもわかるように、バラエティはなかなか立上げが厳しい中、「あいつ今何してる?」は順調な結果だったと認識している。それから「報道ステーション」だが、現在のところ平均が12.6%とリニューアル後は今後に向けて期待できるスタートとなっている。継続のバラエティ番組としては、「林修の今でしょ!講座」あるいは先週15%を突破した「池上彰のニュースそうだったのか!!」等が健闘している。また全日帯では「グッド!モーニング」が6時台の週平均が4月の1週、2週、3週と3週連続で自己最高を更新している。7時台も4月3週の週平均が、年末を除くと自己最高となる8.5%をマークするなど好調で、日曜昼に移動した「ビートたけしのTVタックル」は日曜昼への移動3週目で7.2%を獲得し、同時間帯としては5カ月ぶりの高さとなった。地震対応だが4月14日から17日の4日間にわたり報道番組を編成し、結果的には民放では最長の対応時間となった。震災報道の影響もありNHKが、ゴールデン・プライムで良い成績を残しているが、全日帯は民放では当社のみが前年を上回り推移している。続いて今年の頭からの視聴率状況。現在全日が7.6%で2位、ゴールデンは10.8%で民放2位、プライムが11.1%の2位、プライム2が7.3%で1位という状況で推移している。これが4月クール年間の視聴率状況だ。続いて番組をいくつかピックアップする。プライム帯以外ではネオバラ枠でスタートした「橋下×羽鳥の新番組(仮)」は初回から3回目までで、全て同時間帯2位。現在平均7.5%と前年同枠比を上回る状況で推移している。バラエティの立上げが厳しい中、好スタートを切ったと認識している。それ以外だと週末の番組も好調だ。土日でいくと「週刊ニュースリーダー」は6時台、7時台の平均が、前年平均をそれぞれ1.0、3.2ポイント上回っている。また「人生の楽園」は相変わらず好調で、平均11.2%と好調に推移している。それから「ごはんジャパン」は平均7.9%と前年平均を0.6ポイント上回り推移している。日曜午後帯の「路線バスで寄り道の旅」は平均7.8%と前年平均を0.9ポイント上回っている。「報道ステーションSUNDAY」は平均9.6%と前年平均を2.1ポイント上回って推移している。今後の主な放送予定、ドラマはプライム帯で既に3番組スタートしたがそれ以外では今週29日金曜日から金曜ナイトドラマ「不機嫌な果実」がスタートする。
※「報道ステーション」についての感想を。
吉田社長:エネルギッシュで若い行動力が見えてきている。若さに加えて印象深いのは、この12年間の経験をふまえた安定性、信頼感、説得性というものを表に出してスタートしてくれたことだ。物事の捉え方が非常にまっすぐに、真正面から見ようという責任感が、番組の運び方、あるいはインタビューの仕方等に表れているように身内ではあるが評価している。行動力については例えば、4月14日地震直後の午後9時30分から直ちに特番に入り、そのまま「報道ステーション」から特番となり午前2時過ぎまでMCを務めた後、翌日には熊本入りして現地から「報道ステーション」を送るという、まさに現場主義ということを番組自体が掲げていた。これも視聴者の皆様には非常に強い印象を与えているのではないかと思っている。当社に寄せていただいている視聴者の言葉も、例えば「若いアナウンサーに看板キャスターは荷が重いのではないかと心配したが、その考え方はこれで変わった」とか、「細やかな取材で真摯な対応がひしひしと伝わった」というような評価の声が来ているので、私と同じような感じ方を視聴者の皆さんもして下さっているのだと思った。お気づきになったかもしれないが被災者の皆さんに対応していくインタビューの仕方も、非常に視線が低いというか、そういうところが視聴者の皆様の好感度を上げているのではないかと思う。小川アナウンサーとのコンビネーション、後藤コメンテーターを加えてのチームワークもしっくりいっているように感じられて、とは言えスタートしてまだ半月あまりなので、毎日の生放送は半年、1年の長いレンジで評価しないといけないので、好スタートをベースに引き続き視聴者の方へしっかり目線をやって番組をドンドン良くして行ってもらいたいと期待して見守っている。
※営業状況について
吉田社長:3月のセールス実績、営業売上は、タイムが前年比112.5%、スポット105.8%、トータル108.5%となった。タイムは3月は「松本清張2夜連続ドラマスペシャル『地方紙を買う女』『黒い樹海』」や「2018FIFAワールドカップロシア・アジア2次予選 対シリア戦」等の大型特番が売上を牽引し、前年を超える売上を達成することができた。スポットについては、東京地区は11月から5カ月連続して前年水準を超える結果となり、当社は好調な市況を背景にスポットでの売上を積み上げ、前年比で東京地区の伸びを上回る結果を達成することができた。4月の営業売上は、現状タイムが前年比90%+α、スポットは112%+α、トータル102%+αで推移している。タイムは、強化単発およびレギュラー番組の空枠セールスに努めて、売上の積み上げに注力しているが、昨年度「世界フィギュアスケート国別対抗戦」による増収の反動等により、前年売上には届かない見通しだ。スポットだが、東京地区は引き続き活況で、セールス期間もほぼ終了の状況で、当社は前年を大きく上回る売上を達成する見込みだ。ただ、熊本地震による対応により、減収の可能性があり、詳細は控えるが現在広告会社と丁寧に交渉を重ねているところだ。それから来月5月の売上は、現状タイムが前年比89%+α、スポット96%+α、トータル93%+αで推移している。タイムはアドバタイザーが宣伝予算について状況を見ながら運用する傾向にあり、タイム枠のセールスで苦戦している。しかし丁寧にセールス活動を行い、売上の積み上げを図っていく。スポットだがアドバタイザーのニーズにあった提案をして、売上が伸びてきている。ゴールデンウィークも近づき、時間も限られているが、積極的にプロモートを行い、売上増を目指していく。
※放送外収入について
角南常務:まず株式会社サイバーエージェントと去年4月に共同出資で設立した株式会社AbemaTVおよび株式会社AbemaNewsが行う事業の進捗について報告する。今月11日(月)に本開局を迎えた。大きく4つの特長がある。1つ目は、会員登録不要で無料であること。それからインターネットはよく分からないという方でもアプリを開くだけで見られるということ。2つ目は、24時間編成でいつでも番組が流れているテレビ型サービスであること。本開局して色々と分かってきたが、視聴数は平日夜帯と土日が多くなっており、テレビと同じ傾向が見られる。また現在のユーザー属性は30代男性が多い傾向にある。3つ目は、操作性を重視してデザインと機能に徹底的にこだわったプロダクトクオリティ。視聴習慣をつけてほしい、ヒマになったらAbemaTVを開いてほしい。そうしたサービスにするためにアプリを開いた時に快適でなければいけない。こういうところに注力したが、ユーザーからも高い評価を受けていると認識している。こちらに関しては、サイバーエージェントの技術力や知見があったからこそと思っている。最後に4つ目は、20を超えるチャンネル数となるコンテンツラインナップ。AbemaNewsと「AbemaSPECIAL」ではAbemaTVオリジナルの番組を放送している。AbemaNewsについては、11日から24時間ニュース体制をスタートした。月曜から金曜は、「原宿アベニュー」、「AbemaPrime」、「AbemaWave」の3つのオリジナル番組もスタートした。それぞれ好調な滑り出しとなっている。突発ニュース発生時は随時、生中継による緊急編成を実施している。3月の清原和博被告の保釈に続き、本開局後も新宿ゴールデン街の火災、チンパンジーの脱走劇など、迅速な生中継を実施した。そして14日に発生した熊本などでの地震については、発生直後から緊急編成に移行し、地上波の緊急特番のサイマル放送やAbemaNews独自での情報展開も含め、14日の発生から18日の早朝まで、ほぼ地震情報に特化して伝えた。オリジナル番組でも、19日の「AbemaPrime」で被災地からの緊急生中継やSNSも活用し被災地からの声を届ける試みも行った。こういう形でスマホユーザーに向けた新たな震災報道に取り組んでいる。また本開局1週間後の18日には、開局記念特別番組として地上波で30年近い歴史を誇る「朝まで生テレビ」のスマホ版、「スマホで“朝生”」を放送した。“朝生歴”29年の田原総一朗氏と、ネットの世界で圧倒的存在感を誇っている堀江貴文氏がコラボし、熊本地震をめぐる報道やテレビとネットの在り方や「人工知能」に仕事を奪われる時代が来るのか、などについて、場所を移しての延長戦を含め6時間にわたる激論の配信をし、高い視聴数を獲得した。23日(土)には、満を持して2年半ぶりのキャスターに復帰したみのもんたさんによる「みのもんたのよるバズ!」が「EXけやき坂スタジオ」から放送を開始した。スマホを舞台にした、みのさんの新たな活躍に注目してほしい。AbemaTVは、ダウンロード数が4月19日に100万を突破した。デイリー視聴数は1,000万、WAU(ウィークリーアクティブユーザー)も100万を超えて、月間総視聴数が1億を超え、手ごたえを感じている。1週間の番組視聴数ランキングは比較がなかなか難しいが番組開始1時間の視聴数ランキングになっている。番組を開始してから1時間までで切り、比較できるようにしている。アニメの他、「AbemaNews開局スペシャル スマホで“朝生”」などが上位にランクインしている。広告販売についても、ナショナルクライアントが広告を出すにふさわしいクオリティのものを用意できたと思っている。アドバタイザーからの関心も非常に高く、7月から本格セールスをする予定。
次に、KDDI株式会社と昨年の8月に提携したビデオパスにおける協業について報告する。共同制作の第2弾として、4月20日(水)深夜1時41分から「AKBラブナイト 恋工場」がスタートした。4月20日時点で、第1話の「初めての朝」(柏木由紀主演)がビデオパス国内ドラマ再生ランキングで1位、第2話の「禁断のイタズラ」(白間美瑠主演)が2位と上位にランクインしている。また、4月クールドラマの木曜ミステリー「警視庁・捜査一課長」と木曜ドラマ「グッドパートナー 無敵の弁護士」が4月21日(木)から配信を開始した。「警視庁・捜査一課長」第1話と第2話、「グッドパートナー 無敵の弁護士」の第1話が国内ドラマウィークリーランキングで上位を獲得するなど、こちらも好調に再生数を伸ばしている。引き続き、コンテンツの充実を図り、ビデオパス会員増に向けた取組みを強化していきたいと思っている。
続いてイベント。当社企画の大型J-Popフェス、「Tokyo Metropolitan Rock Festival 2016」が5月にいよいよ本番を迎える。今年で4回目、毎年3万2千人を動員する大人気フェスで、今年も完売済。話題を2つご紹介する。
まず、今年から新たに、大阪でも「Osaka Metropolitan Rock Festival」と題して開催する。東京は5月21日(土)、22日(日)、新木場の若洲公園で行うが、その1週間前の5月14日(土)、15日(日)に会場は大阪府堺市の「海とのふれあい広場」で、東京とほぼ同じラインナップで開催する。チケットの販売予定枚数3万2千枚は既に販売済だが、東京よりも会場が広いため、現在、追加販売をしているところ。
もう1つは、先程のAbemaTVで、東京公演の模様が独占生中継される。AbemaTVはオフィシャル・スポンサーとしても参画する。放送は東京開催の両日とも、昼12時頃から21時頃まで。出演は21日がサカナクション、ゲスの極み乙女。、東京スカパラダイスオーケストラほか、22日が[Alexandros]、キュウソネコカミ、星野源ほかとなっている。
放送では、大阪公演の模様や、アーティストの楽屋インタビューなども織り交ぜ、会場の熱気を伝える。メトロックのファン、AbemaTVのファンも、ともに増やしていければと思っている。
平城常務:当社の出資映画の興行成績について報告する。春恒例の「ドラえもん」と「クレヨンしんちゃん」が非常に好調。まず「映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生」が3月5日公開で昨日までで346万8273人、興行収入が39億3341万円。昨年の「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記」(最終興収39.3億円)との同期間対比で104.1%。また歴代最高だった「映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」(最終興収39.8億円)との対比で102.5%と歴代最高の興行収入となる可能性が非常に高くなっている。また4月16日に公開した「映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃」。劇団ひとりさんに脚本に入っていただいた作品だが、こちらも好調で、現在のところ動員が62万9566人、興行収入が7億4862万円。歴代最高だった昨年の「映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大突撃」(最終興収22.9億円)との対比で97.4%。その前の年の「映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」(最終興収18.3億円)との対比で113.6%。こちらも歴代最高に並ぶ勢いで推移している。
※熊本地震の系列含めどのような体制で取材にあたっているのか。東日本大震災の教訓はどのようにいかされているのか。
吉田社長:体制の大枠の話をすると、3・11を経験して5年を過ぎたところだが、即応性とか系列各局とどのように協力しあってやるかというところでは、スムーズにいったように感じている。例えば、ANN取材本部を直ちに立ち上げて、利用出来るヘリコプターを動員するとか、当社からも番組スタッフ、あるいはロジの担当を含めて70人ぐらいが現地に入って、かつ系列からはピーク時で90人くらいが現地に入った。場所もバラバラでテーマも変わる中、即応して、文字通り総力戦ということでやったと思っている。まだ被災地の皆さんは大変だと思うが、焦点が絞られてくる段階で体制自体は縮小したり、交代したりということになっているが、全体としての体制はそのようなことだった。
※災害時は電気がなくテレビが見られなくなる。AbemaNewsがスタートする段階で、放送をネットで見るということを想定して、今回計画通りやったのか。それともいきなり災害が起きて、このことを試したのか。
角南常務:スタートする前からAbemaNewsをどういう編成にするか、そして緊急時にはどうするか、これは災害だけではなく突発のことが起きたり、重大な事象が起きた時には地上波のサイマルも利用することはテレビ朝日側の編成と摺合せはもともとしていた。マスターカットがあれば、これはサイマルに持っていく。特別放送の中身によっては、今回のように災害情報を発信していく時にはサイマルで頂く。それ以外のところはAbemaNewsとして独自のニュース発信をしていくというところまでは決めていた。が、その中身については、今回災害報道の新たな可能性を感じたので、被災地にどのような情報の発信が役立つのか、今回も被災された方の声を発信し続けたのでそういうことも含めて、災害時に心強いチャンネルにどうすればなるのか、これからさらに検討していきたい。

以上

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