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社長定例会見

角南源五社長 社長会見(4月24日)要旨

2018年4月25日
                       
2018年4月24日 社長会見要旨

※視聴率について。
角南社長:4月クールの視聴率状況について簡単に申し上げる。番組については、期待の持てるスタートができたと認識している。連続ドラマでは、「9係」の伝統を受け継いだ「特捜9」が絶好のスタートを切り、「警視庁・捜査一課長」や「未解決の女 警視庁文書捜査官」も民放ドラマの上位にランクインし、それぞれ好発進している。バラエティでも、先週スタートした「帰れマンデー見っけ隊!!」の初回が11%台に乗せることができた。ニュース情報系のベルト番組は引き続きトップレベルで推移しており、放送時間を拡大した「サタデーステーション」や日曜夕方に移動した「サンデーステーション」も上昇基調にあるので、今クールもこの流れを継続していければと思っている。
亀山専務:4月クールの平均視聴率だが、全日が7.5%、ゴールデンが10.2%、プライムが 10.2%、プライム2が5.6%で、全区分2位という状況で推移している。特にゴールデンは、まだ3週終えたばかりだが、前年を0.5ポイント上回るスタートとなっている。4月改編の新番組だが、連続ドラマでは「特捜9」が初回16.0%を獲得し、現時点の4月クールの民放ドラマ14作品中トップとなっている。そして、波瑠さん主演の木曜ドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官」は初回14.7%で「特捜9」に次いで2位、今年で3シーズン目となる木曜ミステリー「警視庁・捜査一課長」は初回2時間スペシャルが12.7%で4位でスタートした。バラエティは、課題の月曜日の「帰れマンデー見っけ隊!!」の初回が11.2%の好スタートだった。報道情報レギュラー番組では「羽鳥慎一モーニングショー」が4月に入り同時間帯トップで推移している。「グッド!モーニング」や「スーパーJチャンネル」といった平日のベルト番組がそれぞれ好調を維持している。週末の「サタデーステーション」「サンデーLIVE!!」「サンデーステーション」も、前年比プラスで推移していて、良い流れができている。年間平均の視聴率だが、全日が7.7%で2位、ゴールデンが 10.8 %で民放2位、プライムが 10.7%で2位、プライム2が 5.5%で2位という状況だ。こちらもゴールデンは前年に対し0.5ポイントアップという形で推移している。今後の予定だが、6月のサッカーW杯の壮行試合である「サッカーキリンチャレンジカップ2018 日本×ガーナ」を5月30日に中継する。 そして8月には16年ぶりの日本開催となる「パンパシ水泳 東京2018」を、8月9日から4日間中継する予定だ。
※4月クールで「日曜プライム」がスタートしたが。
亀山専務:日曜日だがいま一度、改めて大型エンターテインメント番組の必要性を感じ編成した。ご存じのように強敵ばかりの放送枠だが、スタートして3作品が終わったところで平均8.6%、まだ二桁には到達していないが、このあとクオリティーの高い魅力的なコンテンツを揃えているので、視聴習慣をつけてもらいソフト強化を図って、期待に応えていきたい。
※相変わらず刑事ドラマが強いという印象がある。今クールでは「警視庁・捜査一課長」と「未解決の女 警視庁文書捜査官」の“合体”は、刑事ドラマでは珍しいが。
亀山専務:ご存知のようにドラマはそれぞれ世界観が様々な形で描かれているが、今回はスタッフが午後8時・9時という縦の流れの中で、視聴者にご覧いただこうと発想し、それに向けていろいろな調整をしてくれた。もちろん「未解決の女」の脚本の大森美香さんをはじめ、「捜査一課長」の内藤剛志さんのご快諾もいただけたということで、視聴者の方にもそのあたり評価されているということなので、ありがたいことだなと思う。
※「おっさんずラブ」はエッジが効いていて、初回の数字的には、もうひとつかなと思うが、いろいろなところから面白いという評価が聞かれるが手応えは。
亀山専務:ご指摘の通りスタートの視聴率は残念な形だが、見逃し、ネット配信でかなりの反響をいただいていることは大きな手応えではないかと思う。特に土曜日は新しい作り手、新しいドラマを作っていこうという我々のドラマ戦略の非常に大きなポイントのひとつとして考えている。なかなか定着していないが、いい作品、いい作り手をこれから生み出していきたい。
※営業について。
角南社長:3月の営業売上は、タイムは前年比83.8%、スポットは108.7%、トータルでは97.3%で確定した。タイムだが、昨年あった「WBC」「ロシアW杯最終予選(2試合)」の反動減が大きく、前年を大きく下回る結果となった。スポットについては、東京地区は99.8%と前年水準に届かなかったものの、当社は積極的なプロモートに努めた結果、108.7%と地区を大きく上回り、単月での過去最高売り上げを記録した。4月の営業売上は、タイムは前年比95%±α、スポット96%±α、トータル95%±αで推移している。タイムだが、「AFC女子アジアカップ」があったものの、昨年の「世界フィギュアスケート国別対抗戦」の反動で減収となっている。スポットだが、東京地区が前年比95%程度と厳しい市況となっている。セールス期間は限られるが最後までプロモートに努める。5月の営業売上は、タイムが前年比91%+α、スポットが71%+α、トータルでは80%+αで推移している。タイムだが、レギュラー番組のセールスで苦戦しているが、5月30日の「キリンチャレンジカップ」やバドミントン国別対抗世界選手権「トマス杯」「ユーバー杯」などの単発セールスで挽回していく。スポットだが、市況は非常に厳しく、東京地区は前年の90%にも届いていない状況だ。当社のセールスも非常に苦戦しているが、引き続き積極的なプロモートに努めて売上げを積み上げてまいりたい。
※放送外収入について。
平城常務:まずAbemaTV、AbemaNewsについて報告する。4月11日に開局から丸2年を迎えたが、その当日に累計ダウンロード数が2,900万を超えるなど順調に利用者数を伸ばしている。2周年記念として放送開始したオリジナルドラマやリアリティーショーなどが人気を集めており、今後より一層コンテンツ力の強化を図っていきたい。AbemaNewsでは今月から新たに「AbemaMorning」という番組がスタートした。月曜から金曜の朝の新番組として毎朝7時から30分間の生番組だ。出勤前の忙しい時間や出勤途中に、スマホで手軽に、短時間でニュースをチェックできることをめざしたものだ。さらに、より利便性を高めるために今月16日から、平日朝6時から9時の時間帯に、L字画面での天気情報の表示をスタートした。続いてKDDIとの協業の「ビデオパス」についてだが、ビデオパス全体デイリーUU(ユニーク・ユーザー)数ランキングで1位となった「警視庁・捜査一課長シーズン3」や「未解決の女 警視庁文書捜査官」などの4月クールドラマの見放題独占配信を開始している。続いて、国際ビジネス関連でドラえもん海外展開について報告する。現在公開中で大好評をいただいている「映画ドラえもん のび太の宝島」が5月25日からベトナムで公開されることになった。ベトナムでは「5月は映画ドラえもん」が定着してきており、2013年から6年連続の公開となる。今年は、ベトナムで公開される外国のアニメ映画としては初めての試みとして前売り券の発売も実施する。さらに、富山県高岡市で開催されている「THEドラえもん展 TAKAOKA 2018」のメインビジュアル『あんなこといいな 出来たらいいな』のアートワークを取り入れたTシャツとぬいぐるみが、5月25日から日本を含む19の国と地域のユニクロで販売される予定だ。それを記念し、今週4月26日には、NY5番街店にて、作者村上隆氏ご本人が登場する特別イベントも実施されることになっている。続いて、イベント関連。野外ロックフェスティバル「TOKYO・OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2018」の大阪公演を5月19日・20日に大阪府堺市「海とのふれあい広場」、東京公演を26日・27日に新木場「若洲公園」で開催する。東阪4日間でのべ60組を超えるアーティストが出演予定で、東京公演はすでに完売、大阪公演もキャパシティーを拡大し追加販売を行っている。
※映画事業について。
亀山専務:まず「映画ドラえもん のび太の宝島」が3月3日に公開され、この4月24日現在で動員446万7376人、興行収入が50億を突破し、50億9872万円となった。これにより、動員数、興行収入ともに歴代1位を更新している。4月13日に公開した「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 〜拉麺大乱〜」、こちらも4月24日時点で動員数が58万768人、興行収入が6億8083万円と好調に推移している。
※「映画ドラえもん のび太の宝島」のヒットの要因は。
亀山専務:今回38作品目ということで、長年に渡る関係者の努力の蓄積が底流にあると思うが、今回はプロデューサーに「君の名は。」を生み出された川村元気さんを起用したという点と、主題歌を星野源さんにお引き受け頂いたということで、親世代、子世代の大きな層に広がって、その話題性がこの動員に繋がったのではと考える。
※放送の規制改革に関する動きについて。
角南社長:16日の規制改革推進会議では、放送法4条撤廃などについては、具体的に明示されなかったときいている。一方、具体的な検討課題として「通信・放送の融合が進展する下でのビジネスモデル」などが指摘された。議論の方向性によっては、放送の持つ公共的な役割や民放のビジネスモデルに影響がある可能性があるので、今後とも引き続き、規制改革推進会議の議論を注視していきたい。

※財務事務次官のセクハラ問題について、社長の所感は。
角南社長:財務省の福田淳一事務次官(当時)によるセクハラ問題については、先日の記者会見で取締役報道局長がそのあらましをご説明したが、その後の当社の調査によって新たに判明した点もあるので、現時点での全体的な状況をお話しさせていただく。先日の記者会見の通り、当社の女性社員が福田氏によるセクハラの被害を受けていたことが判明した。この社員は取材目的で1年半ほど前から1年ほど前にかけて数回、福田氏と1対1の夜の会食をした。会食のたびにセクハラ発言があったため、この社員は身を守るため会話を録音したこともあった。そしてセクハラ被害にあわないよう、上司と相談の上、1年ほど前からは福田氏との1対1の夜の会合は避けていた。しかし今月4日、NHKが夜7時のニュースで森友問題での財務省の口裏合わせについて独自のニュースを報じ、この女性社員はデスクからの指示もあり、その裏付け取材をすることになった。その時に福田氏から電話があったため、裏付け取材をしようと考え、夜9時頃から夜10時前まで、約1年ぶりに夜の食事を伴う1対1の取材に臨んだ。ところがこの時もセクハラ発言が多数あったため、この社員は自らの身を守るため途中から録音した。後日、この社員はセクハラの事実をテレビ朝日で報じるべきではないかと上司に相談した。上司にはセクハラの事実を隠蔽しようという考えはなく、いくつかの理由で「報道は難しい」と判断した。この社員はセクハラ被害が黙認される恐れがあるとして週刊新潮に連絡し、取材を受けた。社員からセクハラ情報があったにもかかわらず社内で適切な対応ができなかったことについては深く反省している。当社としては、この社員がこうした事情から福田氏との会話を録音したことは、身を守るためのものであって不適切だったとは考えていない。女性社員は公益目的からセクハラ被害を訴えたものであり、当社としてもその考え、心情は理解できるものと認識している。一方で当社の取材活動で得た情報と録音が第三者に渡される結果となったことについては遺憾に思う。当社はこのセクハラ問題について、今月19日付で財務省に対して抗議文を提出した。これに対して財務省側から、今月20日付で、抗議はしっかり受け止め当社の納得のいく形で話を伺いたい旨の文書を受け取った。また同日、財務省から委託を受けたとする弁護士事務所から調査への協力依頼を受けた。しかし、本件では福田氏が現在もセクハラの事実を認められておらず、当社としては厳正かつ中立公正な調査が必要であると考えている。弁護士事務所からの調査依頼は、財務省と弁護士事務所の関係性を含め内容が判然としない点があったので、当社は本日午前、質問状を弁護士事務所に送った。また質問状を弁護士事務所に送ったことを、さきほど財務省に伝えた。また、社内で武田徹専務を座長とする特別チームを組み、この問題への対応や今後のコンプライアンス体制の見直しに取り組もうとしているところだ。
篠塚局長:二点ほど、私から補足をさせていただく。昨日発売の週刊現代の記事に、先日当社が開いた記者会見の内容について、事前に総理官邸とすり合わせをしていたという記事があったが、まったくの事実無根であり、週刊現代の編集長宛てに書面で強く抗議した。抗議文の内容は、当社のホームページにすでに掲載してある。それから、この間の一部報道の中で当該社員の上司がセクハラを隠ぺいしたとか、もみ消したという記述もあるが、さきほど角南社長が申し上げたように、これも事実ではない。上司によれば、「今のメディア状況の中で自分の経験からしても、現実的に放送は難しい。声を上げることでダメージを被りかねない。放送できたとしても二次被害がある」と、当該社員に説明したそうだ。もみ消しとか隠ぺいの意図はまったくなかった。当社として適切な対応ができなかったと申し上げているのは、報道局として情報を共有できず組織としての判断ができなかったことを指していて、当該上司も上にあげなかったことは深く反省している。また情報共有がスムーズにできなかった体制となっている一番の責任は、組織の長である私にあり、すみやかに改善を図りたい。

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