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社長定例会見

吉田慎一社長 社長会見(9月30日)要旨

2014年10月1日
※テレビ朝日社長に就任して3カ月の所感をお願いしたい。
吉田社長:3カ月ちょっと経ち、まだ地に足が着いた感じがしていないが、今社内でも各職場を訪問して、職場のエコロジーを見せてもらって時間があれば議論するということを、ようやく開始したばかり。関係のあいさつ回りもまだ途中だが、3カ月の印象は新聞の世界から来て、ひとつはテレビと言うメディアが持っている統合力。社内にあるリソースを統合するのは当然だが、社外にあるリソースというものを上手く統合して、番組あるいは報道にあたっているなと強く思う。これは社内でも言っているが、テレビの歴史5、60年の中で、社内のリソースと社外のリソースをどういう風に結びつけるかという技術を、ここまで発展させてきているのかと感じる。もうひとつ統合のスピード、もちろん新聞も報道をやっていて、そこのところでは締め切り間際にはスピーディーな報道ということで、紙の側にもスピードはあるが、テレビは現実に起きていることにどれだけ早く対応するか、そこでどれだけ早く、専門家を呼んできてという、ここも完成の域に達しているとは言わないが、非常に上手くできている。一番それを感じるのは報道部門、たまたま先週の土曜日から御嶽山の災害が起きているが、何が起きているか、それをどういう風に見るべきか、ということを刻々と視聴者に伝えていく、テレビはまとめメディアではないので、今起きている現象をどういう風に解説できるかということの、ある種の競争みたいなものだということを改めて感じている。その統合力とスピードというものを強く感じた。新聞にいる時は、自前のリソースをどういう風に活用するかというメカニズムが伝統的に長かったから、そういう意味でいうと、違うエコロジーを持ったメディアだと強く感じた。もう1点付け加えると、テクノロジーというものが相当なスピードで押し寄せてきている。4K8Kとか、最近では見逃しビデオを5社で協議するという問題が、次々出てきて、今の放送システムあるいは放送事業を勉強しているところで次の問題が出てきて、その背景にはテクノロジーの問題があると。欧米ではそういうところがかなり進んでいるという話は知っているが、そこも日本はどういう曲がり角になるかわからないが、旧来型のシステム、モデルが、そうでないモデルになってきて、さあどうするということになっている。今我々は現実、今のシステム、モデルの中での競争と同時に、未来型モデルの競争という既存のメディアは多かれ少なかれそういう状況にあると思うが、そういう状況にテレビは追われているし、夏休み以降そういう話題が折に触れて出て来ていて、私も現状を勉強するだけではなくて、未来も勉強しなければいけなくて、マラソンの準備体操しているうちに砲丸投げをしろと言われているようなそういう状況だ。前途洋々だなというよりも、多難だなという感じがする。
※最新の視聴率状況を
平城常務:現在年初めからの年間視聴率は、、全日7.2%、ゴールデン10.6%、プライム11.2%、プライム2は7.4%で、全日、プライムが2位、ゴールデンが民放2位、プライム2がトップという状況だ。一昨日で上期が閉まった。上期の視聴率は、全日7.0%、ゴールデン10.1%、プライムが10.7%、プライム2が7.2%となっている。全日、プライムが2位、ゴールデンが民放2位となっている。全日は5期連続で開局以来9回目の2位以上。プライムは5期連続、開局以来10回目の2位以上。プライム2は2005年上期以来19期連続してトップ。7月クールはドラマが全般的になかなか厳しい状況の中、当社のプライム帯のドラマは「警視庁捜査一課9係」が全10回平均11.4%だが、今クールの連続ドラマで民放全16作品中3位。「ゼロの真実〜監察医・松本真央〜」は全平均が10.5%、今クール連続ドラマの第5位タイとドラマ全体が苦しかった印象がある。今後の主な放送予定は、「ドラマスペシャル 警視庁捜査一課9係」が日曜エンタ枠で初めて今週の日曜に放送になる。10月19日には同じく日曜エンタ枠で「ドラマスペシャル 遺留捜査」を放送する。それ以外ではいよいよ「ドクターX 〜外科医・大門未知子〜」が10月9日スタートする。「相棒 season13」は10月15日スタート。下期には期待されるドラマがたくさん用意されている。
※営業状況について
吉田社長:8月の営業売上は、タイム前年比102.5%、スポット112.2%、トータルで107.2%となり、全ての面で昨年以上の売上を作ることができた。タイムは「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」開催を記念して特別編成した8月3日の「1日丸ごと夏祭りSP」や「パンパシ水泳」で売上を積み上げた。スポットは「情報・通信」や、スマホアプリを中心とした「趣味・スポーツ用品」の分野のアドバタイザーが意欲的な出稿を行うなど活発な市況だった。この状況を背景に、8月のスポット売り上げは8月としては過去最高の売上となった。5局シェアでは、今年の2月に続いて2回目となる2位を達成した。9月のセールス状況は、タイムが前年比96%+α、スポットが103%+α、トータルで100%+αで推移している。タイムは、去年9月に放送された「IBAF(アイバッフ)18U野球ワールドカップ決勝」や「開局55周年記念番組 よゐこ無人島0円生活SP」が今年はないため、前年水準には届かない見込み。一方スポットは、iPhoneとiPadの発売に合わせたアップルの出稿などで市況は活発で効率的なセールスを積み重ねた結果、去年を上回った。最終的には、9月トータルで前年を上回る見込みとなっている。10月のセールス状況だが、タイムは前年比87%+α、スポットが96%+α、トータルでは92%+αで推移している。スポットは10月も市況はいいと見ている。効率的なセールスを心がけ、まずは前年比100%達成を目指し頑張ってもらっている。
※放送外収入について
角南常務:まず商品化事業。去年「御意まんじゅう」「失敗しませんべい」など劇中の名セリフとのコラボレーションで、好評を博した木曜ドラマ「ドクターX」関連商品を去年に引き続き今年も発売する。皆様のお手元には、昨年来継続発売の「御意まんじゅう」の他、9月26日に発売した「私、失敗しません」付箋とボールペン、「御意」スタンプペンがある。その他にも10月9日発売予定で、パッケージも中身も一新した「失敗しませんべい」、新たに「柿ピーX」も発売する。今後も「マグカップ」「湯呑み」他新商品が登場予定。番組共々関連商品にもご期待いただきたい。次にイベント事業。今年で4回目となる、音楽ファンにはすっかり人気が定着した当社の大型手打ちイベント「テレビ朝日ドリームフェスティバル2014」だが、9月14日にチケットを発売し、合わせて3万枚を即日完売した。出演はスピッツ、ゆず、ももいろクローバーZ、そして加山雄三率いるTHE King ALL STARSと、今年も豪華アーティストに勢揃いしてもらう。公演は10月11日から13日で、代々木第一体育館で開催する。2009年にスタートし毎年大好評の当社手打ちグルメ企画「大つけ麺博」を今年も開催する。今週10月2日から、場所は9月24日に大盛況のうちに終了した「激辛祭り」を行った歌舞伎町の大久保公園。つけ麺博は過去2回、日本一決定戦として実施してきたが、今年は「ご当地つけ麺博グランプリ」。事前にWEBアンケートを実施して、全国から集まった24店舗の絶品つけ麺が新宿歌舞伎町に大集結する。全国の「ご当地つけ麺」を一挙に食べ比べ、“つけ麺日本一周の旅”を歌舞伎町で体験することができるグルメ・フェスティバル。次に出版事業。これまでに累計発行部数372,000部を達成した「モーニングバード!」水曜料理コーナー書籍「プロ技キッチン!わが家に伝わる○秘レシピ」の第4弾を11月26日に発売する。レシピ提供は、これまで通り和食・近茶流 柳原尚之氏、洋食・アルポルト 片岡宏之氏、中華料理・四川飯店 陳健太郎氏、韓国家庭料理&和食 料理研究家・コウケンテツ氏、インド料理ナイルレストラン ナイル善己氏で、2014年4月から8月に番組で放送したお料理の中から選りすぐりのレシピを収録。書籍オリジナルコンテンツとして「常備菜」「おせち」「餅」特集の掲載を予定している。
平城常務:映画事業について説明する。8月8日配給の当社出資映画「STAND BY ME ドラえもん」は昨日までの53日間の累計動員数が569万6753人。興行収入は75億6284万円となっている。今までのドラえもんシリーズの最高興行収入、動員数を更新中となっている。ちなみに今までの最高興行収入は2013年の「のび太のひみつ道具博物館」の39.8億円。最多動員数は1989年「のび太の日本誕生」420万人をはるかに超える数値で推移している。ちなみに当社の出資映画としても過去最高の興行収入記録を更新中である。これまで邦画では2005年の「男たちの大和」が最高だった。
※報道ステーションについて、朝日新聞慰安婦記事問題をすぐに報じなかったのはなぜか
吉田社長:8月5日に朝日新聞の総括記事が出た。私が聞く限りでは、報道ステーションは、吉田証言はいったい何だったのか、どういう意味があったのかということをきちんと全体像を出すのが役割だと思っているので、吉田証言の意味や流れをレビューするため海外を含めて取材をきちんとしようということで鋭意取材をした。幅広くかつ慎重に取材をして、例えば、国連の報告書作成者であるクマラスワミさんにも会おうということで八方手を尽くしてやった結果、あのタイミングで報道ステーションとして全体像を伝えることが出来るようになったと聞いている。
※もう1点報道ステーション関連。9月10日の川内原発についての報道で訂正をした。経緯を教えて欲しい。
吉田社長:この問題は私としても会社としても深刻な問題と受け止めている。9月10日の「報道ステーション」で川内原発の新基準合格の問題をやった際に、「火山影響評価ガイド」というものを質疑応答として紹介した中に、間違えて「竜巻影響評価ガイド」、つまり火山の話と報道した中で竜巻の話が入っていた。完全なる事実誤認があった。また、火山の審査基準のやりとりの部分で、一部の記者の質問と委員長の回答を割愛したために、コンテクスト(文脈)を外れたような内容の報道が表に出てしまった。この2点において、翌日委員会から強い抗議を受け、調べた結果、まさに事実誤認、不適切な報道があった。あってはならない、全く恥ずかしい事態であり、当然、全面的にお詫びして取り消すとともに、可及的速やかに報道ステーションでどこを間違えたか、現実にはどういうやりとりがあったのかを含めて、取り消し修正報道をして、規制委員会にもその旨お伝えして了解を得た。いずれにしても、委員長、委員会の関係者の皆様、視聴者の皆様には大変恥ずかしい申し訳ないことをしたということで、深くおわびしたいと思っている。

以上

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