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社長定例会見

早河洋会長兼CEO 吉田慎一社長 会見(3月31日)要旨

2015年4月1日
※2014年度の総括と今年度の抱負について
早河会長:2014年度の総括だが、年度視聴率がしまり、全日・ゴールデン・プライムが2位、プライム2が1位という結果だった。前年比ではテレビ朝日の下げ幅が一番大きく、1位の局との差も開いた。2012年、2013年とトップを争った視聴率の失速は、ポイントを稼いでいたバラエティ等のエンターテインメント系の下降が要因と見ている。しかし、秋になり、「相棒season13」に加え「ドクター]〜外科医・大門未知子〜」が大ブレークし、上期の不振を盛り返して2位はキープすることができた。視聴率の伸び悩みは営業成績にも直結し、第4四半期は大きく落ち込んでおり、全体として期初の想定を下回る見通しだ。決算の確定は5月上旬になる。番組以外では成長事業と位置付けた「メディアシティ構想」に可能性を感じた一年であった。EX THEATER ROPPONGI・本社・六本木ヒルズをメディアシティと位置付け、第一弾として夏祭りを実施、445万人を動員することができた。ネット時代にあって、リアルなイベントが工夫をすればビジネスチャンスになるということを実体験でき収穫があった。もう一つは出資映画「STAND BY ME ドラえもん」が興行収入83億円を超える大ヒットになり海外配給も順調で、ドラえもんはアメリカのケーブルチャンネルへの進出もでき、合わせて海外番販も絶好調という状況だ。「STAND BY ME ドラえもん」の大ヒットは力のあるクリエーターとのコラボレーションが成功の要因で、ものづくりのネットワーク・パートナーを大事に、またチャレンジをしていきたいと思う。経営計画では1年目が終了した。三波一体の総合編成と成長事業としてのインターネット、メディアシティというのを掲げているが、インターネットビジネスでこの1年水面下で準備してきたことを報告させていただく。インターネット事業を成長事業の柱として何ができるかを模索してきたが、サイバーエージェントのスマートフォンサービスの開発力・運用力とテレビ朝日の映像コンテンツの制作・放送実績を最大に活用した事業を行うために会社を設立することになった。一つは「AbemaTV(アベマティーヴィー)」と言い、様々なジャンルの専門動画チャンネルからコンテンツの提供を受け、動画配信プラットフォーム事業として運営する会社だ。あらゆるジャンルのコンテンツプロバイダーや地上波・BS・CS放送局などと提携を通じ、スマートフォン・タブレット端末といったスマートデバイス向けにネイティブアプリを展開して、サブスクリプション―つまり定額制の動画配信サービスの開発を行った。そして、1つのチャンネルとしてニュースチャンネルを扱う会社を設立する。サイバーエージェントが保有する運営実績・開発リソースに加え、テレビ朝日の保有する報道取材や番組制作のノウハウを生かしたものだ。資本金は「AbemaTV」が3億円。設立は4月中を目標にしている。社長にはサイバーエージェントの藤田社長。私も非常勤として入る。出資比率は60:40(サイバーエージェント:テレビ朝日)だ。事業内容は申し上げてきた通りだ。ニュース専門チャンネルは4月中に設立をする予定だが資本金5千万円、社長に藤田さん、テレビ朝日からは角南常務が非常勤に就任する。出資比率はサイバーエージェントが51%、テレビ朝日が49%ということになる。今、申し上げているのは2015年度の抱負と受け止めていただきたいのだが、同時に新しくアジア戦略のスタートラインを築くことができた。インド、タイのメディアコングロマリットなどと提携するというものだ。これも一部、既存のビジネスもやってきたし、いわゆるクールジャパンの関係でタイの「カンタナ」グループとは接点があり、プロレスのコンテンツや「クレヨンしんちゃん」のコンテンツ等で接点を積み重ねてきた。インドの「ZEEL」とは総合的な連携を取るということで合意したが、この2つの会社はアジア全域にネットワークを持っており、テレビ朝日のアジア全域へのビジネス展開の足掛かりとしていきたいと思っている。こうしたアジア戦略の拠点としてバンコクにはニュース支局があるが、ビジネスビューローを開設してこの2社との提携関係をより深化させていくというのが計画だ。このような中で新年度の課題というのを申し上げると、今の2つは重要な戦略として位置付けているが、なんといっても視聴率の向上。ゴールデン・プライムのHUTがワーストを記録するような厳しいテレビメディア環境の中で、果たしてどんなタイムテーブルが競争に勝てるのか、その戦略をとことん考えながら視聴率の戦いに臨んで行きたいと。同時に今、申し上げたような動画配信を含むインターネット事業もダイナミックに展開していきたい。これらの対応で今回、昨年来23人の中途採用を実施した。総合編成、総合ビジネスなどの主力となる人達だ。4月1日に全員入社して、新卒32人と合わせると、55人の新戦力となる。総合的に申し上げてホールディングス体制の1年目というのは色々な意味で試練を与えられたと受け止めている。業績もそうだが、放送倫理とか番組制作上の安全管理といった問題もあった。こうしたことを真摯に受け止めて緊張感を持って経営計画2年目に向かって行きたいと思う。補足させていただくと、サイバーエージェントとの協業だが、サイバーエージェントとは人事交流やコンテンツ展開で長らく友好的な関係を築いてきた。今回お互いの強みを持ち寄って事業をしていこうことで合意したということだ。しかし、この分野、ネットビジネスではサイバーエージェントはプロフェッショナルなので、我々は学びながら責任を果たしていく。藤田社長にはそういう意味で感謝しているし、サイバーエージェントが主導する形でまったく私どもは不都合ではない。習熟してネットビジネスの知見も我々も得て行きたいと思う。それを補足させていただく。
※最新の視聴率状況について
吉田社長:最初に私の方から概略を。視聴率ついては先週終わった1月クールでゴールデン・全日・プライムが2位という状況だった。木曜ドラマ「DOCTORS3 最強の名医」、その他「ここがポイント!!池上彰解説塾」等が好調で安定的に2位を推移したということで、この影響もあり下期も2位、年度も2位という結果に終わった。1位との差はあるが、一応2位で終えたということでこの勢いをもって1位との差を詰める新年度になってもらいたいと期待しつつ今週を迎えた。
平城常務:視聴率の詳細を報告させていただく。2014年度が締まり、全日が7.1%の2位、ゴールデンが10.9%の2位、プライムが11.3%の2位、プライム2は7.3%の1位だ。全日は3年連続となる開局以来5回目の2位で終了。ゴールデンは3年連続となる開局以来3回目の2位以上で終了。プライムは3年連続となる開局以来5回目の2位以上で終了。プライム2は10年連続トップで終了ということになる。2014年度の番組を振り返るとまず連続ドラマでは10月クールの木曜ドラマ「ドクター]〜外科医・大門未知子〜」が2014年の連続ドラマの中で全局1位となる10月クール平均22.9%の高視聴率を獲得した。また、水曜日の21時、10月スタートの「相棒season13」だが、1月クールの平均が18.3%、2クールの平均で17.4%と、この「相棒」のシーズン歴代4位タイの高視聴率を獲得している。その他のドラマでは木曜ドラマ「DOCTORS3 最強の名医」が1月クール平均で14.4%、4月クールの「BORDER」、「科捜研の女」等々が健闘した。レギュラー番組、非ストーリー系だが「くりぃむクイズ ミラクル9」、「スゴ〜イデスネ!!視察団」、これは10月にスタートした番組だがこのあたりが堅調な成績を収めることができた。スペシャル番組では「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」、池上彰さんのスペシャル番組、「無人島0円生活」、「ビートたけしの知らないニュース」等が高視聴率を獲得している。報道情報系だが、「報道ステーション」は1月クールの平均は12.7%で1年ぶりの高さとなり年度平均でも12.4%を獲得した。また、「スーパーJチャンネル」は歴代4位となる年度平均8.2%を獲得し、3年連続で平均8%以上を獲得している。土曜日18時の「人生の楽園」だが年度平均10.9%でこれは歴代最高となっている。スポーツでは6月の「FIFAワールドカップ2014 ブラジル日本×コロンビア」が37.4%の高視聴率を獲得、1月に放送した「AFCアジアカップ」も好結果となっている。フィギュアスケートだが、プライム帯で放送した「フィギュアスケートグランプリシリーズ2014 中国大会」、「フィギュアスケートグランプリファイナル 2014」が高視聴率を獲得している。下期は平均視聴率が全日が7.2%の2位、ゴールデンが11.7%の2位、プライムが12.0%の2位、プライム2は7.4%の1位という結果となっている。年度と同じ順位となっている。1月クールは全日が7.3%で2位、ゴールデンが11.7%の2位、プライムが12.0%の2位、プライム2は7.4%で1位という結果で終了となっている。1月クールもしまったので、クールの総括を簡単に。「相棒season13」のクール平均が18.3%、最終回が2時間スペシャルで20.3%で今シーズン最高で2年ぶりの高さで有終の美を飾ることができた。木曜ドラマ「DOCTORS3 最強の名医」、9回平均で14.4%。この「相棒season13」と「DOCTORS3 最強の名医」で1月クールの全局のプライム帯の連続ドラマで1位、2位という結果となっている。非ストーリー系だが「ここがポイント!!池上彰解説塾」、この4月からリニューアルして土曜日20時に移行するが、この番組がクール平均14.0%。その他、1月クールで健闘した番組は「くりぃむクイズミラクル9」、「報道ステーション」、「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」、「人生の楽園」、「土曜ワイド劇場」、「日曜エンターテインメント」等々が12%以上と好成績を残してくれている。
※新番組の目玉など
平城常務:今後の主な放送予定と共にご報告する。まず、「世界フィギュアスケート国別対抗戦2015」が4月16日から19日に行われる。羽生結弦選手、無良崇人選手、村上佳菜子選手、宮原知子選手含め国別対抗で素晴らしい結果が期待できると思っている。4月のレギュラードラマでは強力なラインナップを用意している。まず、木曜ドラマ、木村拓哉さんが初めてテレビ朝日でレギュラー主演となる「アイムホーム」。上戸彩さんほか豪華キャストでお送りする。これは4月16日のスタートの予定となっている。また、10シーズン目を迎えた「警視庁捜査一課9係」。渡瀬恒彦さん、井ノ原快彦さんほかこれもこれも恒例のメンバーでお送りする。4月22日スタートだ。プライムのバラエティは4番組がスタートする。4月5日、日曜日の18時57分のスタートで「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」。深夜で話題になった「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺」が4月6日のスタート。同じく深夜で非常に話題になっていた「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が4月20日のスタート。先ほど言った池上彰さんの新番組(「池上彰のニュースそうだったのか!!」?)が4月11日にリニューアルしてスタートとなっている。その他、さらにネオバラ2の枠ではマツコ・デラックスさんの新番組「夜の巷を徘徊する」等々が非常に期待できる番組と思っている。その他、色々あるが詳細は省略させていただく。
※営業状況について
吉田社長:2月のセールス実績だ。2月の営業売上はタイムが前年比91.8%、スポットが78.3%、トータルでは84.2%となった。タイムは昨年度「ソチ五輪」の編成があったことの反動で前年水準には届かなかったが、レギュラー・特番のセールスで目標はクリアすることができた。一方スポットの5局シェアは昨年と比較すると、市況の悪化等で大きくシェアを落とす結果となっている。3月のセールス状況は、売上の現状が、タイム前年比86%+α、スポット92%+α、営業局トータルで90%+αで推移している。タイムは昨年度の55周年記念の二夜連続ドラマ「宮本武蔵」があったのに対し、今年は大型単発の予定がないため、前年水準には届かない見込み。一方スポットは期余り予算等で徐々に数字を伸ばしてきたものの、消費増税前の駆け込み需要で市況が非常に好調だった昨年3月の水準には届かない見込みだ。通期について簡単に申し上げると、タイムは前年水準を超える見通しだが、スポットは今話したような下期の水準が前年には届かないという結果、過去最高売上を達成した昨年水準には届かない見込だ。しかしスポット売上は、すでに1000億円以上の売上となっており、これはテレビ朝日史上3回目、売上順位としても昨年度に次ぐ第2位となる記録だ。詳しくは5月の決算の時に詳しく発表させていただく。4月新年度のセールス状況について申し上げる。営業売上は現状、タイム前年比99%+α、スポット80%+α、営業局トータル88%+αで推移している。4月改編のセールスは下期高視聴率だったドラマ枠を中心に堅調にセールスが進んでいる。単発では4月16日から放送する「世界フィギュアスケート国別対抗戦」のセールスに注力している。スポットは4月も弊社が得意とする業種の出稿がやや減っており低調なスタートとなっているが、今後積極的にプロモート活動を行い、売上を積み上げていきたいと思っている。
※事業、放送外収入について
角南常務:まずイベント事業関連。徳川家康没後400年記念特別展「大 関ヶ原展」について説明する。当社が4年以上かけて準備してきた独自企画の大型展覧会「大 関ヶ原展」が、先週3月28日、両国の江戸東京博物館で開幕した。前評判も高かったため、開幕2日目の午後にして来場者1万人を突破するという好調なスタートを切っている。「大 関ヶ原展」は、10月までかけて、東京、京都、福岡の3会場で開催する。始まった東京会場では、徳川家康の大きな金色の馬標(うまじるし)これは合戦場で武将の居場所を示すものだが、これらをはじめ、石田三成の愛刀「石田正宗」や、島左近の兜、大谷吉継の刀などが出陳されており、さっそく人だかりとなっていた。関ヶ原の地形や当時の天候、武将の動きを再現したジオラマプロジェクションマッピングでは、日本の運命を変えた天下分け目の一日がわかりやすく紹介されている。また、「レキジョ」で知られるスペシャルサポーターの杏さんと、2人の声優による音声ガイドも人気となっている。3会場入れ替えとなるが、国宝7点、重要文化財60点を含むかつてない規模で、甲冑や刀なども実際に使われていたものだ。予想した以上に迫力ある内容だ。一度是非ご覧いただきたい。続いて出版関連。「ここがポイント!!池上彰解説塾」が昨年9月に発売した1巻と今年1月に発売した2巻が同時に増刷となった。1巻は3刷で2000部増刷し累計34000部、2巻は2刷で2000部増刷し累計27000部となった。タイトルは第1巻が「ウクライナ問題/イラクで過激派大暴走等」。第2巻が「世界の独裁者・独裁国家等」だ。
平城常務:出資映画の興行成績について。3月7日公開の「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記」は昨日までの数字が、動員が238万8947人、興行収入が26億8589万円と非常に好成績で推移している。昨年の作品「新・のび太の大魔境」が歴代2位の興行収入だったが、昨年対比で103%となっている。先週土曜日に公開した「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」は昨日までの動員が、31万1000人。興行収入が3億8800万と順調な成績で推移している。
※27日放送の「報道ステーション」での古賀氏の発言が話題になっているが?
早河会長:「報道ステーション」はニュースの解説というか伝達というかそういう役割を持った番組だが、そのニュースに関する意見や感想のやりとりではなく、出演をめぐる私的なやりとりみたいなものが番組内で行われたということは、あってはならないことだったと思う。視聴者の皆様から見ると理解できなかったのではないかと思うし、予定にないハプニング的なことで遺憾に思っている。生放送だったので局としてはあれが精一杯の対応だったが、番組進行上あのような事態に至ったことについては反省していて、皆様にお詫びをしたいという気持ちだ。
※今後どういうことに留意するか?
早河会長:古賀氏の場合は金曜日のゲストコメンテーターということで、有識者をその都度お呼びして出ていただくということなのだが、従ってこの年度替わりの区切りで、出演の要請をしないということは相手方には伝わったと思う。それをもって降板と解釈しているかもしれないが、それについて私の意向でそうなったというよりも、ワイドニュース、ワイドショーの競争が激化している中で、当社のベルト番組は5つあるが、内容刷新、強化、改善、それから人事を含めた制作体制、こういったものを総点検するように去年の暮れくらいに報道現場に指示をした。今回の一件はその延長線上にあると私は思っている。
※自民党、官邸の意向とか圧力などが背景にあったのではないか?
早河会長:よくそういう報道があるが、どういう主旨のご質問かわからないが、私のところにも、吉田社長のところにも、報道局長のところにも圧力めいたものは一切ない。
※報道ステーションの件、27日の放送後に古賀氏とやりとりはしたのか?例えば抗議したとか、今後の出演について交渉したとか。
早河会長:番組終了後、報道局長および番組の責任者が厳重に当人に抗議した。それから今後については出演を要請する予定はない。
※3Bjuniorのメンバーが退院したが。
吉田社長:番組収録中にこうした事故が起きてしまい、あらためてご本人やご家族、関係者の皆様に深くお詫びする。ご本人は、意識も完全に回復し3月10日に退院されたと聞いている。また、翌日から学校に通っていらっしゃるということだ。これ以上についてはご家族の気持ちなどを踏まえて、プライバシーあるいは医学的な専門的な問題もあるので、発言するのは控えさせて頂く。当社としては、事案の重大性に鑑みて、社内に検証委員会を立ち上げて、仔細な聞き取り調査あるいは社外の医学専門家を含めたヒアリングなどを入念に行って、事実関係の調査と我々として出来るだけの原因の究明を行っている。それを踏まえて再発防止策をまとめていきたいという考えだが、まだまとまってはいない。最終段階に入っているかと思うが、専門家のご意見などを聞くのに時間がかかっている。まとまり次第、何らかの形で皆様にお知らせしたいと思っている。

以上

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