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社長定例会見

早河洋会長兼CEO 角南源五社長 会見(3月28日)要旨

2017年3月29日
※今年度を振り返っての所感について。
早河会長:数字的には2月に業績の通期見通しを明らかにしているが、それによると売上高は2920億円、経常利益が205億円、当期純利益が150億円と予想数字を発表した。スポット収入が順調に推移したことと、インターネット事業、アニメ関連等が貢献した。スポット収入は過去最高になる見通しだ。スポットの増収は午前帯の「グッド!モーニング」「羽鳥慎一モーニングショー」の視聴率がトップレベルになったことが大きく寄与している。また静岡、宮城、福島の系列3局を持分法適用関連会社化したことによって、“負ののれん”による投資利益を加えた経常利益が200億円を超えて、増益となる見込みだ。視聴率は年度ベースでは全日が7.3%で2位、ゴールデンは10.3%で3位、民放2位、プライムは10.6%で2位だった。1年を振り返ると特筆すべき番組は、やはり2クール放送した「相棒season15」だ。15%台をキープし、ちなみに17年間全285話の平均が16.2%、映画6作品の興行収入合計が140億円に達する見込みで、大変ありがたいキラーコンテンツで、そのパワーを継続してくれたことを挙げたいと思う。また「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」も4シリーズ目だったが、4シリーズともに20%級の大ヒットで、これが当社の3番、4番バッターだということを確認したところである。それから、スポットが良いのは全日視聴率で午前中の「グッド!モーニング」と「モーニングショー」が月〜金トップレベルであり、2つの番組に昨日「会長賞」を授与した。それから「報道ステーション」もリニューアルして富川バージョンになったが、4月以降平均11.2%で2015年度の数字と見劣りしない成績を残してくれている。あと印象に残るのは、「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」が3回目で544万人を突破した。それから今月に入ってWBCが大変感動的な中継だった。そしてこれも今月だが、二夜連続ドラマスペシャル アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」が良い成績で感動的なドラマに仕上がっていた。
※先日渡瀬恒彦さんが亡くなったが、会長の所感を伺いたい。
早河会長:3月18日の昼に「おみやさんスペシャル」、3月19日の夜に「タクシードライバーの推理日誌32」これを追悼番組として放送した。1時間ドラマの「警視庁捜査一課9係」を加えるといずれも長いシリーズで、しかも安定して視聴率を獲っていただき、テレビ朝日のドラマ全体に大きな貢献をしていただいた。病床で「9係」の台本を手放さず、出演に意欲を示していたと伺っている。その気持ちを大事にして今回の「9係」は主人公が不在という設定になるが、5人のレギュラーで頑張っていただき、この1クールは放送する予定だ。結果的に遺作となった25日、26日の「そして誰もいなくなった」、これは最後の収録が2月12日に行われたそうだが、視聴率が15.7%と13.1%、同時間帯トップの好成績だった。ご覧になった方は感じたと思うが、大変すばらしい熱演で、私も感動した。ご冥福を心から祈りたいと思う。
※視聴率の状況について。
角南社長:直近1月クールとしては、「相棒season15」が1月クール民放連続ドラマの中で14作品中トップだった。朝の報道情報ベルト番組が、それぞれ自己最高ペースで好調を維持していて、全日帯の視聴率もまずまずの数字で推移した。また「2017ワールドベースボールクラシック」だが、決勝に進出出来なかったのは本当に残念であったが、1次ラウンド中国戦18.0%、2次ラウンドオランダ戦25.2%、イスラエル戦25.8%と高視聴率を獲得し、大型スポーツ物件の爆発力を実感した。また先週の「2018FIFAワールドカップロシア アジア地区最終予選 UAE戦」も深夜ながら10.3%と高視聴率で、今晩の「タイ戦」が非常に楽しみだ。
亀山常務:最終週を迎え各区分とも残り6日となっている。年度平均は、全日が7.3%で2位、ゴールデンは10.3%で民放2位、プライムは10.6%で2位、プライム2は6.4%で2位と全区分ともこの順位で終了すると見込んでいる。下期については、全日が7.6%、ゴールデンも10.7%でNHKと同率の2位、プライムは10.9%で2位、プライム2は6.2%で2位。1月クール平均は、全日が7.6%で2位、ゴールデンが10.4%で民放2位、プライムは10.7%で2位、プライム2は6.2%で2位。今クールの番組の中では、「相棒」が民放連続ドラマの中で1位。「科捜研の女」が3位と2作品が安定した結果で上位にランクインしている。「WBC」は各試合とも高視聴率で、ゴールデン帯、プライム帯の視聴率を大きく引き上げてくれている。そして全日帯では、「グッド!モーニング」「モーニングショー」それに「じゅん散歩」午前中の番組それぞれが、自己最高のペースで推移しており、引き続き好調を維持している。今後の放送予定では、いよいよ来週から4月改編の各番組がスタートする。スポーツでは本日よる7時から「ワールドカップアジア最終予選 タイ戦」の中継を予定している。そして今年で5回目の「世界フィギュアスケート国別対抗戦」が4月20日(木)から代々木体育館で開催される。
※「やすらぎの郷」の狙い、意気込みは。
早河会長:この4月改編と10月改編でタイムテーブルの改革をしようということの第一弾である。タイムテーブルの改革というのは、長く続いてきた視聴習慣を一旦改革しないと上昇に結びつかないのではないかということ。「やすらぎの郷」は倉本聰さんから「ゴールデンタイムに若者向けのドラマばかり放送されていて、シニア層を相手にしたシルバータイムというようなものを作るべきではないか」という提案を直接受けた。当初は1年の提案だったが「半年なら」ということでお受けした。かつてテレビや映画で活躍したスターたちの特別な老人ホーム「やすらぎの郷」が舞台で、ベテラン俳優陣が倉本さんの脚本ならということで多数出演に応じてくれている。2週間分10話を急遽見たが、昼の12時半という時間帯に非常に珍しい独特の映像空間が形成されている感じがして、シニア層が「徹子の部屋」に続いて興味を持ってくれるのではないかと思った。時に物悲しく、滑稽で、感動的な部分もある。ただ、壮大な実験、壮大な挑戦と思っているので何とか頑張って、独特の世界観があるので失敗はないと思うが、少なくともこの時間帯では1年間は連続ドラマの定着を努力していきたいと思う。
※土日の夜に新設するニュース番組の狙いは。
早河会長: 私共の22時台は「ニュースステーション」から「報道ステーション」で、30年が経つ。「ニュースステーション」が14.5%くらいで18年続き、それから「報道ステーション」の古舘バージョンが13.1%と、ゴールデン・プライムで十分視聴率がとれ、ニーズがあり、またそれを支えてくれたアドバタイザーもいたということで、それを土日に拡大するという戦略である。テレビ朝日らしい選択と言っていいと思う。「ゴールデン・プライムはエンタメのものだ」という概念を、私共はニュースによって独自に切り拓いてきた。内外ともに大変なニュースが続発している時代でもあり、また地震や噴火、あるいは異常気象、災害などは休みがない。池上彰さんの番組はどの局でやっても一定の支持があるように、ゴールデンタイム、特に土日でも報道へのニーズがあると判断した。女性の時代とも言われているので、アンカーウーマンは、高島彩さん・長野智子さんの経験と実績を買って起用しスタートしていく。視聴率的にはおそらく定着まで苦戦するということも十分覚悟している。秋くらいには、なんとか良い結果をとれるように突っ走っていきたい。「土曜ワイド劇場」「日曜洋画劇場」について視聴者から番組終了を惜しむ声がある。2時間サスペンスについては日曜午前10時が中心となるが、編成上の工夫で改編期とか年末年始などにゴールデンで対応することは考えているし、視聴率が計算できる洋画の大作などを購入した場合は、同じようにゴールデン帯で編成予定である。また、この前の「そして誰もいなくなった」のような二夜連続ドラマの大作などもこれから開局60周年などあるので、適切な時間枠を編成上の工夫によってひねり出して対応するということなので、2時間ドラマや洋画がまったく消えてしまうということではない。
※営業状況について
角南社長:2月の営業売上は、タイムが前年比100.5%、スポットが100%、トータルでは100.3%となった。タイムは、2月に「侍ジャパン壮行試合vs台湾戦」があったことなどにより、前年以上の売上となった。一方、スポットだが昨年がうるう年だった反動もあり、東京地区は前年比99.7%と前年水準に届かなかった。こうした中、当社は、積極的なプロモート活動に努めた結果、前年水準を達成することができた。続いて、3月の営業売上だが、現状、タイムは前年比118%+α、スポットは96%+α、トータルでは105%+αで 推移している。タイムは、「ワールドベースボールクラシック」が準決勝で敗退と残念な結果になったが、それまでの試合、そして「ロシアW杯最終予選」、二夜連続ドラマスペシャル「そして誰もいなくなった」のセールスが順調に進み、前年を大きく上回る売上となっている。スポットは、当社を含めて在京各局とも大型物件などによりスポットのGRPが通常より少ないため、東京地区は前年に届かない見込みである。当社も地区同様の売上で推移している。最後に4月の営業売上だが、現状、タイムは前年比94%+α、スポットは86%+α、トータルでは89%+αで推移している。タイムは、アドバタイザーが宣伝予算の固定費部分を削減して流動的に運用する傾向があり、レギュラー番組および期首単発番組で苦戦をしているが、「世界フィギュア国別対抗戦」の編成があるので、そのセールスに努め売上を積み上げていく。スポットは、東京地区は現在前年水準に届いていない状況である。しかしまだセールスの期間があるので、積極的にプロモートし需要の掘り起こしを行っていく。
※放送外収入について
平城常務: コンテンツビジネスのトピックスについて報告する。サイバーエージェントとの協業、AbemaTVおよびAbemaNewsの進捗について、AbemaTVのアプリダウンロード数は、開局から約11ヶ月の今月15日に1500万DLを達成するなど順調に推移している。今後の予定としては、4月11日に迎える開局1周年を記念して、4月8日から毎日スペシャルプログラムを放送する。その一環として、4月10日から、EXシアター六本木から「AbemaTV 1st ANNIVERSARY LIVE」を1週間、独占生中継でお送りする。続いて、AbemaNewsについてご説明する。まず、発生から丸6年を迎えた東日本大震災関連では、3月11日の当日、特別編成を行い、地上波ANN特番などとのサイマル放送に加え、独自の企画も多数放送した。
その他、石原元都知事や森友学園・籠池氏の証人喚問などを全編生中継するなど、外出先でいつでも見ることのできるAbemaNewsの特性を生かし、即時性と内容にこだわってお伝えしている。それからKDDIとの協業「ビデオパス」についてもご報告する。3月に配信を開始した、ビデオパスオリジナル作品の「仮面戦隊ゴライダー」と、「警部補 矢部謙三〜人工頭脳VS人工頭毛〜」が、ビデオパス全体のユニークユーザー数デイリーランキングで1位を獲得するなど好調である。また「警部補 矢部謙三」の、配信記念イベント「プレミアム矢部フライデー」を、3月31日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催する。4月以降も、ビデオパスの視聴促進及び会員増に向けた取り組みを一層強化して参りたいと考えている。
※映画事業について
亀山常務:公開中の「相棒劇場版W 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断」についてであるが、動員数が153万5800人、興収18億8538万円と順調である。そして3月4日(土)に公開した映画ドラえもんであるが、こちらは、動員 240万8725人、興収27億7376万円と前作を上回る形で好調に推移している。
※AbemaTVをほぼ1年やってみて手応えや課題など総括を。
早河会長:AbemaTVの話をサイバーエージェントの藤田晋社長からうかがったのが、2014年の秋で、それから2年半、開局から1年経つ。インターネットを題材とする会社は、スピード感がすごくて、大変勉強になった。AbemaTVの運営、オペレーション、営業活動を協力しあって、あわただしくスタートした。なんとか1年で形が作れて信頼関係を構築できたのではないかという気がしている。テレビ朝日は入口にあるAbemaNewsの制作をやっているほか、編成・エンターテインメント番組の制作等にも関与しており、いろいろな責任があるわけだが全体として役割を果たせたのかなと思う。今後も習慣的な視聴者、アクティブ・ユーザーをもっと増やさなくてはならない。そのためには地上波と同じで、魅力的なコンテンツ・番組をそろえなければならない。魅力的なチャンネルをそろえることもまだこれから続けていかなければならない。ただ1500万ダウンロード、およそ400万のウィークリー・アクティブ・ユーザーは、藤田社長とも話しているが順調に推移していると。それから営業のほうで昨年7月から9カ月は過ぎたが、広告会社の協力もあって、地上波とAbemaTVを組み合わせたCM展開がアドバタイザーに好評で、ナショナル・アドバタイザーからの引き合いも、特にこの3月は急増したということで、この流れでさらにはずみをつけていければよい。
※AbemaTVが、NetflixやHuluやamazonのようなSVOD型でなく、ネット上にテレビ局的なチャンネルを作ってストリーミング配信するのは挑戦的なことだったと思う。このストリーミングサービスをやってみて手応え・課題などあれば。
早河会長:当初はいわゆるSVOD型を目指していた。藤田社長の判断で、コンテンツを探していくときにどうしてもストレスがかかると。したがってスマホでストレスなく、受け身でみられるほうが集客力が高いのではないかと。広告収入の可能性も見えるということで、こちらのほうに方針を変えてスタートした。したがって外国でも日本でもあまりないサービスなので、広告に頼るということであればメジャー感が必要になってくる。広告宣伝の効果が他のメディアとくらべて効率的でターゲットもヤングなのでそのへんがコンテンツの関係、チャンネル構成の中で確立できればいいなと、そういう方向にむけ努力している最中である。まだ道半ばといってよいと思う。何よりもまずコンテンツ・番組、チャンネルの強化、改善を図っていくということだ。
長田局長:ご報告をここでさせて頂く。資料を1枚配布する。「当社社員に対する懲戒処分について」ということで、経理処理に関する案件なので経理担当の藤ノ木より報告させて頂く。
藤ノ木専務:当社社員が、会社経費を不適切に使用していたことが判明し懲戒処分を行ったので、お知らせする。前総合編成局ドラマ制作部長(57)は、2010年4月からこれまでに、個人的な会食などで計605件、559万円余りの会社宛の領収書を得て、会社から払い戻しを受けていた。前ドラマ制作部長のこうした不適切な行為等について、当社では「不適切な会社経費の使用があったこと、会社の信用を傷つけたこと」を処分の理由として、3月21日付で前ドラマ制作部長を懲戒処分上の降格処分とした。また、同日付けで部長職を解任した。さらに管理監督者に対し、管理監督責任を問い同日付でけん責処分を行った。 なお、前ドラマ制作部長からは、すでに不適切に使用された会社費用の全額の返済を受けている。今後、再発防止策を徹底するとともに、信用回復に努力してまいります。

以上

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