社長定例会見
早河洋会長 記者会見(3月29日)要旨
2022-03-30
2022年3月29日 社長会見要旨
※2021年度を振り返っての所感。
早河会長: まず2021年度の業績だが、テレビの広告市況がリバウンドしたのが大きく貢献し、大幅な増収増益になる見通しだ。ショッピング事業やインターネット事業も好調で、コストコントロールに務めた結果でもある。加えてビジネスソリューション本部のセールス部門と制作部門の連携も成果を上げた。年度の視聴率も、昨日まで個人全体では全日が3.9%で2位、ゴールデンが5.8%で民放2位、プライムが5.9%で1位。世帯では全日が7.2%で1位、ゴールデンが10.1%で民放1位、プライムが10.3%で1位だ。2021年度は広告収入も視聴率も社員が胸を張って良い仕上がりになりそうだ。今年度は夏と冬のオリンピック・パラリンピックが開催された特異な年度だった。夏は新型コロナウィルスのパンデミック下の開催、冬はウクライナ情勢の緊張が高まる中での開催だった。前例のない異常な環境下でのスポーツの祭典だった。その一方で、日本選手のメダルラッシュに沸いた、記録にも記憶にも残る忘れられないオリンピックではなかったかという印象だ。テレビ朝日にとっては、昨年の夏から社員の不祥事が相次ぎ、逮捕者も出してしまった。不祥事の原因を調査する過程で、前社長の不適切な行動が判明し、辞任する事態となった。コーポレートガバナンス、いわゆる企業統治が厳しく問われた一年だったと言える。前社長辞任に関連して、取締役の監視義務を果たせなかったことなどの責任を痛感し、私と吉田慎一テレビ朝日ホールディングス社長、スポーツ担当の浜島聡常務の3名は4月から6月までの3ヶ月、報酬の10%をそれぞれ自主返上することにした。その他の処分として、社員7名を3月22日付で厳重注意処分とした。理由は、伝票および経費の不適切な処理と管理監督責任だ。また、今回の件などを巡り、経営サイドと社員とのコミュニケーションを要望する声が強いことから、新年度から企業風土刷新・成長戦略推進運動と銘打った対話集会を開催する。不祥事の原因が組織や職場環境にあるとすれば、その企業風土を刷新するためになすべきことを議論する。その目的に加え、経営サイドと社員のコミュニケーションを図り、社員の経営への参画、意見具申の機会を設け、2021年度の業績好調をベースに新年度もさらに会社全体を活性化させていきたい。来週にも開催する第一回の対話集会は、改めて業務監査検証委員会の結果を社員に直接説明する機会とする。
※最新の視聴率について。
西取締役: まず個人全体の年度視聴率について。全日が3.9%で2位、ゴールデンが5.8%で民放2位、プライムが5.9%で1位。プライム2が2.1%で2位だ。続いて、世帯の年度だが、全日が7.2%で日本テレビと並び1位タイ、ゴールデンが10.1%で日本テレビと並んで民放1位タイ、プライムは10.3%で1位、そしてプライム2が4.1%で2位となっている。続いて1月クール。まず個人では、全日が3.9%で2位、ゴールデンが5.9%で民放2位、プライムが5.9%で2位、そしてプライム2が2.1%で2位。そして世帯は、全日が7.2%で日本テレビと並び1位タイ、ゴールデンが10.0%で民放2位、プライムが10.2%で1位、そしてプライム2が4.1%で2位となっている。今後の主な放送予定だが、4月4日よる11時台から「スーパーバラバラ大作戦」をはじめ、深夜のバラエティが続々とスタートする。若手クリエーターを中心に31番組がスタートする。その中には社内横断プロジェクトとして、全社員が参加可能な企画バトルもあるのでご期待いただきたい。そして来週から連続ドラマが始まる。まず6日水曜よる9時「特捜9」を皮切りに、様々なシリーズ作品、木曜よる9時は木村拓哉さん主演の新作ドラマ「未来への10カウント」がスタートする。
※「相棒season20」最終回が今シーズン最高タイの視聴率となった。改めて、卒業する反町隆史さんへのメッセージは。
早河会長:「相棒season20」の最終回は、個人全体が8.6%、世帯が15.2%で、有終の美を飾ってくれた。反町さんの7年間は、水谷豊さんとのコンビが年々味わい深い円熟味というか、「相棒」ワールドを一段と高めてくれた。最終回ラストの別れのシーンは、言葉少ない中で万感の思いが込められていた。おそらく「相棒」ファンの心を打ったのではないか。反町さんが「相棒」の7年間を語る時に、水谷さんとの交友に涙する場面が多く、本当に公私ともに素敵な人間関係だったことを示していたなと見ていた。心から感謝するとともに、今後のますますのご活躍を祈りたい。またテレビ朝日のドラマ出演もぜひお願いしたいと思う。
※後任選びについては。
早河会長:「相棒season21」は、10月からスタートする予定だが、撮影が7月下旬から8月ごろ始まるので、それまでには決めないといけない。できればゴールデンウィーク明け、5月くらいには決めないといけない。
※営業状況について。
早河会長: 2021年度のテレビ広告収入は期初の想定を大きく上回り、2019年度の水準を超えて着地する見込みだ。新型コロナウイルスのダメージから、それ以前の水準にまで回復するには数年はかかると言われていたが、予想以上に早いペースで広告費の投下が復活した。アドバタイザーが、改めてテレビ広告の効果を再認識してくれたのではないかと思う。東京オリンピック・パラリンピックのセールスも記録的だった。ビジネスソリューション本部が機能して、セールスと制作が合体した形の策が増収につながった。4月は堅調に推移しているが、この先、ウクライナ情勢で、物価高や資源高など影響が考えられるので、これが企業業績に与える影響を心配している。同時に、コロナの感染者もここ数日、前週比で増えているので心配している。月別では、2月はタイムが前年比110.2%、スポット95.5%、トータル102.0%で確定している。3月については、現状タイムが前年比104%±α、スポットは100%±α、トータルでは101%±αで推移しており、この水準で着地する見込みだ。4月は、タイムは前年比92%+α、スポットは98%+α、トータル95%+αで推移している。セールスについては概ね順調に推移していると言えるが、スポットについても、出稿ニーズは堅調で、とりわけ食品や大手ビール会社の出稿が旺盛な状況だ。
※放送外収入について。
武田副会長:新型コロナウィルスによるイベント関連の影響だが、前回のこの会見の時点から変更は無かったので、21年度の当社のイベントへの影響は、トータルでは中止案件が8件、延期が2件、期間の一部休止が2件ということで終了しそうだ。イベントを2件、紹介したい。1つ目は「THE ドラえもん展 OKAYAMA 2022」だ。4月2日土曜日から岡山県立美術館で開催される。このドラえもん展は2017年の東京開催以来、富山県の高岡市、愛知県名古屋市、大阪、新潟、札幌、京都、そして福島と全国各地を巡回してきた展覧会だ。国内外で活躍している28組のアーティストが「あなたのドラえもんをつくってください」という要求に応えて制作をした様々なアート作品の展示会だ。今回の岡山がいよいよ最後の開催地となる。もう一つは「アベンジャーズ ステーションズ展」だ。4月16日土曜日から六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催される。この展示会は2014年にニューヨークで最初に開催され、その後、パリ、ロンドン、ラスベガスなど世界24都市を巡回してきた展覧会だ。ご存知のマーベルスタジオが製作した映画「アベンジャーズ」の世界に没入できる、ファンにとっては見どころ満載の展示会だ。最後に一つ。4月改編でスタートするドラマの海外番販が好調だ。木村拓哉さん主演の木曜ドラマ「未来への10カウント」は、台湾、香港、マカオ、韓国、中国、東南アジア、北米など、既に9つの相手先と契約が成立している。また、金曜ナイトドラマの「家政夫のミタゾノ」は台湾で、土曜ナイトドラマ「妖怪シェアハウス-帰って来たん怪-」は韓国と台湾で既に放送・配信が決定している。アニメも好調で、2枚看板の「ドラえもん」と「クレヨンしんちゃん」が、インドの最大手動画配信プラットフォーム「Disney+Hotstar」との間で、それぞれ208話ずつという大型契約を結ぶことになった。
※TELASAについて。
篠塚常務:地上波コンテンツと連動したオリジナル作品を積極的に展開することによって、会員数を順調に伸ばしている。特に金曜ナイトドラマ「愛しい嘘~優しい闇~」の配信、あるいは仮面ライダーのTELASA独占の配信オリジナル作品が会員獲得に貢献している。先ほどから話題に出ている「相棒」もオリジナル作品を配信しているので、ぜひご覧いただければと思う。
※ABEMAと出資映画について。
西取締役: ABEMAについて。開局5年9カ月で現在7,600万ダウンロード、目標のWAU、ウイークリーアクティブユーザー1,000万に関しては、恒常的に達成しており、現状では1,200万台で推移している状況だ。22年度は先日発表されたサッカーワールドカップカタール大会の全64試合を無料配信するほか、昨年、大谷翔平選手の活躍を生中継して、多くの皆様にご覧いただいたメジャーリーグベースボールを、今シーズンも配信できるように現在準備を進めている状況だ。有料の「プレミアム」会員も既に100万人を突破しており、無料・有料ともに堅調に推移している。出資映画の最新状況について。3月4日金曜日に公開した「映画ドラえもんのび太のリトルスターウォーズ」は、現在動員が136万人、興行収入が16.4億円となっている。およそ1年半ぶりの公開だが、たくさんのお客様にお越しいただき大変感謝している。
※先日、サッカー日本代表がワールドカップカタール大会への出場を決めた。テレビ朝日では10試合放送する予定だと思うが、何か現段階で準備していることや、期待があれば。
早河会長: 放送予定には日本戦の1試合も含まれると思うので、それを核にして放送対応していきたい。今回は中東での開催で暑さも気になるし、時差も影響するので、ゴールデンタイムでの中継は考えにくいが、7大会連続出場を決めたオーストラリア戦を見ていると、やはりナショナルチームの試合というのは盛り上がる。そういうサッカーファンの熱というよりも、視聴者全体、国民全体が盛り上がるような中継となるよう準備をしていきたい。三笘薫選手が終了間際に2ゴールしたが、やはり彼などがヒーローの候補ではないかと思う。久保建英選手や若手の伸び盛りのプレーヤーもいる。その辺を非常に楽しみにして事前に盛り上げていきたい。
※2021年度を振り返っての所感。
早河会長: まず2021年度の業績だが、テレビの広告市況がリバウンドしたのが大きく貢献し、大幅な増収増益になる見通しだ。ショッピング事業やインターネット事業も好調で、コストコントロールに務めた結果でもある。加えてビジネスソリューション本部のセールス部門と制作部門の連携も成果を上げた。年度の視聴率も、昨日まで個人全体では全日が3.9%で2位、ゴールデンが5.8%で民放2位、プライムが5.9%で1位。世帯では全日が7.2%で1位、ゴールデンが10.1%で民放1位、プライムが10.3%で1位だ。2021年度は広告収入も視聴率も社員が胸を張って良い仕上がりになりそうだ。今年度は夏と冬のオリンピック・パラリンピックが開催された特異な年度だった。夏は新型コロナウィルスのパンデミック下の開催、冬はウクライナ情勢の緊張が高まる中での開催だった。前例のない異常な環境下でのスポーツの祭典だった。その一方で、日本選手のメダルラッシュに沸いた、記録にも記憶にも残る忘れられないオリンピックではなかったかという印象だ。テレビ朝日にとっては、昨年の夏から社員の不祥事が相次ぎ、逮捕者も出してしまった。不祥事の原因を調査する過程で、前社長の不適切な行動が判明し、辞任する事態となった。コーポレートガバナンス、いわゆる企業統治が厳しく問われた一年だったと言える。前社長辞任に関連して、取締役の監視義務を果たせなかったことなどの責任を痛感し、私と吉田慎一テレビ朝日ホールディングス社長、スポーツ担当の浜島聡常務の3名は4月から6月までの3ヶ月、報酬の10%をそれぞれ自主返上することにした。その他の処分として、社員7名を3月22日付で厳重注意処分とした。理由は、伝票および経費の不適切な処理と管理監督責任だ。また、今回の件などを巡り、経営サイドと社員とのコミュニケーションを要望する声が強いことから、新年度から企業風土刷新・成長戦略推進運動と銘打った対話集会を開催する。不祥事の原因が組織や職場環境にあるとすれば、その企業風土を刷新するためになすべきことを議論する。その目的に加え、経営サイドと社員のコミュニケーションを図り、社員の経営への参画、意見具申の機会を設け、2021年度の業績好調をベースに新年度もさらに会社全体を活性化させていきたい。来週にも開催する第一回の対話集会は、改めて業務監査検証委員会の結果を社員に直接説明する機会とする。
※最新の視聴率について。
西取締役: まず個人全体の年度視聴率について。全日が3.9%で2位、ゴールデンが5.8%で民放2位、プライムが5.9%で1位。プライム2が2.1%で2位だ。続いて、世帯の年度だが、全日が7.2%で日本テレビと並び1位タイ、ゴールデンが10.1%で日本テレビと並んで民放1位タイ、プライムは10.3%で1位、そしてプライム2が4.1%で2位となっている。続いて1月クール。まず個人では、全日が3.9%で2位、ゴールデンが5.9%で民放2位、プライムが5.9%で2位、そしてプライム2が2.1%で2位。そして世帯は、全日が7.2%で日本テレビと並び1位タイ、ゴールデンが10.0%で民放2位、プライムが10.2%で1位、そしてプライム2が4.1%で2位となっている。今後の主な放送予定だが、4月4日よる11時台から「スーパーバラバラ大作戦」をはじめ、深夜のバラエティが続々とスタートする。若手クリエーターを中心に31番組がスタートする。その中には社内横断プロジェクトとして、全社員が参加可能な企画バトルもあるのでご期待いただきたい。そして来週から連続ドラマが始まる。まず6日水曜よる9時「特捜9」を皮切りに、様々なシリーズ作品、木曜よる9時は木村拓哉さん主演の新作ドラマ「未来への10カウント」がスタートする。
※「相棒season20」最終回が今シーズン最高タイの視聴率となった。改めて、卒業する反町隆史さんへのメッセージは。
早河会長:「相棒season20」の最終回は、個人全体が8.6%、世帯が15.2%で、有終の美を飾ってくれた。反町さんの7年間は、水谷豊さんとのコンビが年々味わい深い円熟味というか、「相棒」ワールドを一段と高めてくれた。最終回ラストの別れのシーンは、言葉少ない中で万感の思いが込められていた。おそらく「相棒」ファンの心を打ったのではないか。反町さんが「相棒」の7年間を語る時に、水谷さんとの交友に涙する場面が多く、本当に公私ともに素敵な人間関係だったことを示していたなと見ていた。心から感謝するとともに、今後のますますのご活躍を祈りたい。またテレビ朝日のドラマ出演もぜひお願いしたいと思う。
※後任選びについては。
早河会長:「相棒season21」は、10月からスタートする予定だが、撮影が7月下旬から8月ごろ始まるので、それまでには決めないといけない。できればゴールデンウィーク明け、5月くらいには決めないといけない。
※営業状況について。
早河会長: 2021年度のテレビ広告収入は期初の想定を大きく上回り、2019年度の水準を超えて着地する見込みだ。新型コロナウイルスのダメージから、それ以前の水準にまで回復するには数年はかかると言われていたが、予想以上に早いペースで広告費の投下が復活した。アドバタイザーが、改めてテレビ広告の効果を再認識してくれたのではないかと思う。東京オリンピック・パラリンピックのセールスも記録的だった。ビジネスソリューション本部が機能して、セールスと制作が合体した形の策が増収につながった。4月は堅調に推移しているが、この先、ウクライナ情勢で、物価高や資源高など影響が考えられるので、これが企業業績に与える影響を心配している。同時に、コロナの感染者もここ数日、前週比で増えているので心配している。月別では、2月はタイムが前年比110.2%、スポット95.5%、トータル102.0%で確定している。3月については、現状タイムが前年比104%±α、スポットは100%±α、トータルでは101%±αで推移しており、この水準で着地する見込みだ。4月は、タイムは前年比92%+α、スポットは98%+α、トータル95%+αで推移している。セールスについては概ね順調に推移していると言えるが、スポットについても、出稿ニーズは堅調で、とりわけ食品や大手ビール会社の出稿が旺盛な状況だ。
※放送外収入について。
武田副会長:新型コロナウィルスによるイベント関連の影響だが、前回のこの会見の時点から変更は無かったので、21年度の当社のイベントへの影響は、トータルでは中止案件が8件、延期が2件、期間の一部休止が2件ということで終了しそうだ。イベントを2件、紹介したい。1つ目は「THE ドラえもん展 OKAYAMA 2022」だ。4月2日土曜日から岡山県立美術館で開催される。このドラえもん展は2017年の東京開催以来、富山県の高岡市、愛知県名古屋市、大阪、新潟、札幌、京都、そして福島と全国各地を巡回してきた展覧会だ。国内外で活躍している28組のアーティストが「あなたのドラえもんをつくってください」という要求に応えて制作をした様々なアート作品の展示会だ。今回の岡山がいよいよ最後の開催地となる。もう一つは「アベンジャーズ ステーションズ展」だ。4月16日土曜日から六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催される。この展示会は2014年にニューヨークで最初に開催され、その後、パリ、ロンドン、ラスベガスなど世界24都市を巡回してきた展覧会だ。ご存知のマーベルスタジオが製作した映画「アベンジャーズ」の世界に没入できる、ファンにとっては見どころ満載の展示会だ。最後に一つ。4月改編でスタートするドラマの海外番販が好調だ。木村拓哉さん主演の木曜ドラマ「未来への10カウント」は、台湾、香港、マカオ、韓国、中国、東南アジア、北米など、既に9つの相手先と契約が成立している。また、金曜ナイトドラマの「家政夫のミタゾノ」は台湾で、土曜ナイトドラマ「妖怪シェアハウス-帰って来たん怪-」は韓国と台湾で既に放送・配信が決定している。アニメも好調で、2枚看板の「ドラえもん」と「クレヨンしんちゃん」が、インドの最大手動画配信プラットフォーム「Disney+Hotstar」との間で、それぞれ208話ずつという大型契約を結ぶことになった。
※TELASAについて。
篠塚常務:地上波コンテンツと連動したオリジナル作品を積極的に展開することによって、会員数を順調に伸ばしている。特に金曜ナイトドラマ「愛しい嘘~優しい闇~」の配信、あるいは仮面ライダーのTELASA独占の配信オリジナル作品が会員獲得に貢献している。先ほどから話題に出ている「相棒」もオリジナル作品を配信しているので、ぜひご覧いただければと思う。
※ABEMAと出資映画について。
西取締役: ABEMAについて。開局5年9カ月で現在7,600万ダウンロード、目標のWAU、ウイークリーアクティブユーザー1,000万に関しては、恒常的に達成しており、現状では1,200万台で推移している状況だ。22年度は先日発表されたサッカーワールドカップカタール大会の全64試合を無料配信するほか、昨年、大谷翔平選手の活躍を生中継して、多くの皆様にご覧いただいたメジャーリーグベースボールを、今シーズンも配信できるように現在準備を進めている状況だ。有料の「プレミアム」会員も既に100万人を突破しており、無料・有料ともに堅調に推移している。出資映画の最新状況について。3月4日金曜日に公開した「映画ドラえもんのび太のリトルスターウォーズ」は、現在動員が136万人、興行収入が16.4億円となっている。およそ1年半ぶりの公開だが、たくさんのお客様にお越しいただき大変感謝している。
※先日、サッカー日本代表がワールドカップカタール大会への出場を決めた。テレビ朝日では10試合放送する予定だと思うが、何か現段階で準備していることや、期待があれば。
早河会長: 放送予定には日本戦の1試合も含まれると思うので、それを核にして放送対応していきたい。今回は中東での開催で暑さも気になるし、時差も影響するので、ゴールデンタイムでの中継は考えにくいが、7大会連続出場を決めたオーストラリア戦を見ていると、やはりナショナルチームの試合というのは盛り上がる。そういうサッカーファンの熱というよりも、視聴者全体、国民全体が盛り上がるような中継となるよう準備をしていきたい。三笘薫選手が終了間際に2ゴールしたが、やはり彼などがヒーローの候補ではないかと思う。久保建英選手や若手の伸び盛りのプレーヤーもいる。その辺を非常に楽しみにして事前に盛り上げていきたい。