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放送番組審議会

tv asahi「放送番組審議会」からのお知らせ

第82回テレビ朝日系列24社放送番組審議会委員代表者会議 報告

平成25年10月24日(テレビ朝日 特別会議室)

議題『次世代テレビ時代、地上波テレビの生き残り策』

【委員代表者の意見・提言】

<ローカル局の役割>

●ローカル局というより1つの独立した局として、その地域から世界中に発信していくという意識と意欲を持つことが一番大事だと思う。

●テレビはまさに情報マイニング産業。素晴らしい情報を発掘して、地域の皆さんに知らせる中で、地域のアイデンティティの基盤になるような地方局がこれからは大事。

●個性のある記者、作り手をさらに育成し、そして地域の人々の意識を汲み取りながら情報発信していくことが大事。

<インターネットとの融合>

●インターネットにテレビが接続されても、放送番組としてのテレビというのは今まで通り、むしろはっきりと差別化するつもりで取り組むべきではないか。

●インターネットとの融合はさらに加速していくのだろうが、一番大事なのは、視聴者にとって何が便利で何が役立つかということを、テレビ局のほうから常に分かりやすく発信してもらうことではないだろうか。

●インターネットの情報とテレビの情報が同じ画面に出て来るのは、情報混乱して、好ましくないのではないか。ネットの危うさはテレビの情報以上にあるので、同じ画面に出るということ自体が問題。視聴者側に、インターネットを見る場合とテレビ番組を見る場合とでは、心構えや、道徳的な意識の違いがある。法的な問題も含め、きちんと整備されていない。

<ビデオ・オン・デマンド>

●テレビのリモコンを通じてビデオ・オン・デマンドのページがコントロールできると、そこで過去の番組や出演者で検索したり、また、視聴者数のランキングや視聴者からの評価で見たりと、さまざまな見せ方が出来る。ローカル局で作った番組であっても、面白ければ当然ランキングは上がり、さらに視聴されるという傾向が出てくる。

●ビデオ・オン・デマンドであれば、興味を持つエリアの番組、いわゆる地上波の、色々な事情で全国で放送されないものが視聴可能であれば、課金番組も非常に有効ではないだろうか。

●自分たちの作った番組が、インターネットを通じて、多く広い方から視聴されるチャンスを与えられる。「もっといい番組を作ろう」という、いい意味でのモチベーションアップにもつながる。

●ビデオ・オン・デマンドが出てくると、テレビ局側の番組編成について、踏み込んでいかなければならないのではないか。リアルタイムで見るべきものと、必ずしもそうではないものと、区別して編成を考えなければいけない。

<双方向性>

●双方向性の強化や、視聴者参加型、文字データなど、これはパソコンやスマートフォンのほうが実は使いやすいし面白いものが出来る。

●例えば沖縄の(基地)返還問題、または原発の問題についてなど、問題提起して、賛成か、反対か、中立か、意見を聞いて、視聴者の全体の傾向が分かるというような使い方もあるのではないか。

<高画質>

●高精細な画面を見るということは、視聴者の求めているところ。他のものと比べてテレビは映像であるということが基本である。技術の進歩に対応していただきたい。

●4K、8Kといった特別な技術のものを見ようと思った場合、高額なので、各部屋に一台ではなく、家族一緒に見る、という習慣が戻ってくるかもしれないという可能性も感じる。

●新しい媒体は、「リアリティとは一体何だろう」と、色々な疑問も湧いてくる。人間には人間の耳があり、目がある。感触がある。ヒューマンスケールがある。新しい技術というのは、それをどんどん乗り越えて行く。乗り越えて嬉しいという受け取り方もあるが、ついて行けないという受け取り方が、少なくとも高齢層には出てくる。

【局側の見解】

●次の世代の放送サービスの早い実現、その実用化に向け、放送関連産業の技術力や、国際競争力の確保につなげていくということが、喫緊の課題。技術開発も勿論だが、どういったものが視聴者に受け入れてもらえるのか、どういったニーズがあるのか、次の世代のテレビとして何が一番必要なのか。対外的にはオールジャパンの組織の中での作業、そして社内のプロジェクトチームで実際の番組作りをしていく中で、取り組んでいるところである。

●全国に一斉にコンテンツをシャワーすることしか出来ない衛星波に対して、地上波の基本というのは、やはりローカル編成であると考えている。ローカル編成で地域密着型のコンテンツを開発・育成していくことによって、いわゆる地域発信力、この大きさこそが、それぞれのエリアで他系列に勝ち抜いていくステーションパワーにつながっていく。やはり放送にきっちりと軸足を乗せた上で、次世代テレビについて、いろいろ検討、協議していきたい。

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