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放送番組審議会

tv asahi「放送番組審議会」からのお知らせ

第595回 放送番組審議会報告 11月16日(金) 開催

■出席者

田中 早苗  副委員長

(五十音順)
小倉 純二 委員
小松 成美 委員
関川 夏央 委員
丹羽 美之 委員
藤田 晋 委員
増田 ユリヤ 委員

■欠席者

見城 徹   委員長
秋元 康 委員
内館 牧子 委員<リポート提出>
小陳 勇一 委員<リポート提出>

課題番組

「報道ステーション」(毎週月〜木曜日 21時54分〜23時15分 *金曜日のみ 23時10分まで)

<番組全体>

●ニュースの取り上げ方、VTR、しっかりとした取材。安心して見られる。他局のニュース番組とは一線を画していて、このクオリティーをずっと続けていることに敬服する。

●わかりやすさ、丁寧さ、素朴な疑問に答えていくという点で群を抜いている。

●新聞やネットニュースでは触れられないことに注目し伝えようとする番組の方針こそが、 信頼に繋がっている。視野の広さがこの番組の個性になっている。

●新しいコンセプトである「わかりやすさ」は、一定の評価ができる。


●リニューアルしても大幅に混乱することがないのは、番組の形がしっかりとあり、番組の総合力が発揮されているからだろう。一方、番組の個性は弱まりつつある印象。ニュース番組の歴史はキャスターの顔と共に記憶されてきた。その点では少し物足りなさを感じる。ジャーナリズムの精神的支柱となる顔が誰なのか見えない不安がある。

●MCの交代で、改めて番組に対する世の中の注目度の高さを痛感した。これまでもMCの降板について世間は騒いできたが、誰がやっても「報道ステーション」ブランドになっている。


●番組のポイントは、どんなニュースを重点的に取り上げ、どんな切り口で料理するかにある。今後も、視聴者が一日を振り返ったり、先のことを考える際に、手がかりとなる視点を与えてほしい。

●時代と共に色々なことが変わり、放送もやりにくい部分が出てきていると思うが、みんなが知りたいと思うことをやってくれ、知らないことを気づかせてくれるジャーナリスティックな番組であってほしい。

●報道機関の人は、対象についてきちんと勉強し、冷静に対応することが必要。

●視聴者が疑問に思うであろうことについて、スタジオで質問がない。時間管理が徹底しているからか、余計な質問ができない感じなのか。

●サウジアラビア人記者殺害について、トルコ大統領が発表を行った日のトップニュースが福原愛さんの引退だったのは報道番組としてはどうだろう。


●月〜木と金曜の間にはっきりした違いを感じない。金曜の途中からの座り方は、アットホームな感じが良いので、この雰囲気を番組全体に生かしてほしい。



<MCについて>

●徳永有美さんのベテランとしての安定感・安心感がよい。親しみやすさもある。

●徳永さんは考えてもみないキャスティングだったが、笑顔が素敵で落ち着きがあり、いい人に着目したと思う。ただ現在までの限りでは何かしっくり来ない。今後、ジャーナリスティックな感覚を身につけていってほしい。

●徳永さんの静かな立ち居振る舞いと、丁寧な言葉で伝えていこうという姿勢に共感を覚える。
今後、徳永さんならではのコメントが出てくるとよいが、急ぐことはない。

●徳永さんは、国際体操連盟会長へのインタビューやソフトバンク工藤監督出演の際に、相手からの言葉の引き出し方が素晴らしく、評価できる。


●富川悠太さんは、局のブランドであるニュースショーをアンカーマンとして作り上げることができるようになった。

●富川さんはまた少しずつ外に出るようになり、すごく良くなった。座り位置も変わったが、メインキャスターの重圧から解放する意図もあったのかと推察する。

●富川さんが、カメラでなく徳永さんに顔を向けて話す感じは、視聴者を置き去りにしている印象を受ける。

●マイケル・ムーア監督へのインタビューで、富川さんが監督からの質問に上手く返せなかったのが残念だった。もっと斬り込んで、思っていることをぶつけてほしかった。


●スポーツニュースの竹内由恵さんは、あんなに声を張り上げはしゃぐ必要があるのか。金曜日は落ち着いているので、「スポーツ→明るさ・元気→はしゃぐ」という経路で考えているならいささか短絡的。



<特集について>

●森友問題で財務局の元職員に直接インタビューした報道は特筆すべきものだった。元職員の生の言葉、表情は説得力に富み、テレビの力を再認識した。この問題を粘り強く取材し、臨時国会が始まったタイミングで放送した姿勢を評価する。

●関西空港の水害についての特集は、起こった時に伝えるだけでなく、その後どうなったか、何が問題だったのかがしっかり検証されていて見ごたえがあった。

●関西空港の特集では民営化による弱点を突いて、問題提起になっていた。

●アメリカの中間選挙について大きなパネルを使って伝えたが、見て分かりやすく、間に現地報告も入り、理解を深める内容となっていた。

●ムーア監督のインタビューを通じて、中間選挙の背後にあるうねりがよく伝わってきた。
一つ一つのニュース、リポートに番組ならではの切り口が入ることにより、深みを増す。

●金曜特集は非常に面白い。温暖化の問題など金曜特集は売りになる。続けてほしい。



<局側見解>

●どういう形が最も「報道ステーション」らしくて、しかも分かりやすく伝えられるか、出演者、スタッフとも試行錯誤しているところである。

●取材力、VTRについて評価いただき、ありがたい。今後、スタジオでどう演出していくか、テレビ的な表現方法をどうやって出していくかに力点を置いて、番組を作っていきたい。

●金曜日を新たなことに挑戦する場にし、ここを起点にいい面を伸ばしていきたい。



<角南社長からの報告>

●10月18日「テレビ朝日系列24社放送番組審議会委員代表者会議」が開催され、「地上波テレビが生き残るためには〜インターネット社会の中で〜」について意見交換が行われた。

●11月1日総務省より再免許が交付された。再免許にあたって各放送事業者に対し、「放送番組審議機関及び番組考査機構の機能の発揮に一層努めること」等の要請があったことを報告。

●年間・年度視聴率とも、全区分2位。10月クールは全日帯がトップで推移。

●テレビ朝日ホールディングス上期決算は減収減益。

●東京ドラマアウォード2018【作品賞連続ドラマ部門】で「おっさんずラブ」がグランプリを受賞。主演男優賞を田中圭さん、助演男優賞を吉田鋼太郎さんが受賞。

●11月1付でインターネットに関わる重要な課題を統合的に対応する新組織「インターネット・オブ・テレビジョンセンター」を設立。

●韓国のグループBTS(防弾少年団)の「ミュージックステーション」(11月9日放送)出演を見送った件について説明。メンバーが着用していたTシャツに原爆投下の写真がプリントされていたことを受け、所属レコード会社に着用の意図を尋ねるなど、協議を進めてきたが、総合的に判断し、11月8日(木)夜に出演見送りの案内を番組HPに掲載した。

以上

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