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放送番組審議会

tv asahi「放送番組審議会」からのお知らせ

第590回 放送番組審議会報告 5月18日(金) 開催

■出席者

見城 徹   委員長
田中 早苗  副委員長

(五十音順)
秋元 康 委員
内館 牧子 委員
小倉 純二 委員
小陳 勇一 委員
小松 成美 委員
関川 夏央 委員
丹羽 美之 委員
藤田 晋 委員
増田 ユリヤ 委員

課題番組

「10万円でできるかな」(毎週火曜日 24時15分〜24時45分)

<番組全般>

●10万円という決められた金額の中で何ができるのか。何を得られ、何が体験できるのか。普段想像し得ない行為や事象があって疑似体験ができる。

●10万円は、若い人たちが挑戦できるギリギリの金額だと思うので、テーマとして面白い。

●10万円で何がどこまでできるのかを徹底的に追求してほしい。現状ではKis-My-Ft2は、福袋を開けたり、ガチャをやったり、こぢんまりとしたゲームの中でリアクション芸をやっているだけのように見える。10万円でこれだけのことができたという意外性や達成感が見えると、出演者も作り手も視聴者も心を動かされるのではないか。

●YouTubeなどで色々な映像が見られる時代だが、テレビだからこそできることの可能性を追求してほしい。10万円を使って“やってみる”のが一番可能性があると思うので、色々チャレンジしてほしい。

●お金の使い方の企画を視聴者から公募したり、出演するタレントがアイデアを競ったりするような要素を増やすと面白い。


●10万円というコンセプトは面白いが、これが縛っている。カーリングも福袋も10万円である必要はないのに、10万円のフォーマットにしてしまっている。ゆったりと見るには面白かったが、10万円でどこまでできるかを煽るには、リアリティーがない。

●10万円にこだわる必要はあるのか。この条件で何ができるかとその度に変えた方が面白い。


●30分番組の可能性を感じた。長時間の番組はコマーシャルが沢山入り、同じシーンを繰り返し、時に内容が薄まる。30分という短い時間で表現しようとすると逆の面白さがある。

●程の良さがいい。30分という長さに収まり、押しつけがましくないKis-My-Ft2と放っておくと押しつけがましくなるサンドウィッチマンが丁度よいバランスだ。

●ある年齢から上にはかなりつらいが、若い人にターゲットを絞った作り方は正しい、Kis-My-Ft2の言葉や動き1つ1つ、失敗ぶりや可愛さもあり、アイドルを身近に感じられる。



●サンドウィッチマンはKis-My-Ft2のキャラクターの輪郭を鮮明にする役目を果たし、Kis-My-Ft2のヘルパーとして素晴らしいコラボレーションを見せている。

●サンドウィッチマンがワイプのような使われ方で生かしきれていないと感じたが、常時露出することで、アイドル番組というイメージをなくし、面白そうな印象を与えている。

●サンドウィッチマンの使い方がもったいない。フレームの中のセット代わりにうなずくサンドウィッチマンが映るが、映像は毎週同じで本当はいない、というところまで徹底した方が面白い。


●こんなに楽に作ってはダメなのではないか。Kis-My-Ft2から血も汗も何も出ていない。深夜枠で破壊的なバラエティーをやるつもりがあるなら、そして、Kis-My-Ft2を育てていきたいのなら、このままやっていてはいけない。

●「激レアさんを連れてきた。」「ソノサキ」「10万円でできるかな」は、全然違うものなのに、どこか似たものを感じた。スタッフが考えに考え、今までやっていないものを、と“ひねり出した”感じが共通する。苦闘の跡を感じる。パカッと出てきた企画の力というのが、生鮮食品という感じで、バラエティーには大事なのではないだろうか。


<企画について>

●カーリングにKis-My-Ft2が挑戦することによって、いかに選手が凄いかということが改めてわかった。ひたむきにスポーツに取り組む姿に、普段とはちがう表情が見えて面白い。

●ただカーリングをやるのではなく、具体的な目標を設定し、苦労しながら挑戦することを通して、伝わってくるものがあった。10万円を使って練習し、スーパーショットを再現するという課題設定が生きていた。バラエティ―番組の持つ情報を伝える力を改めて認識させられた。

●カーリングについてきちんと解説し、Kis-My-Ft2のメンバーが取り組んで、成果をあげられた。カーリングの素晴らしい紹介になっていた。東京オリンピックは33競技339種目ある。面白そうな種目を取り上げてチャレンジすると、番組の新機軸になる。

●カーリングの回は、競技の面白さ以上に、Kis-My-Ft2の真摯な努力が見られたところが良かった。ガチャや宝くじをやるとしても、彼らの工夫や努力が見えるといい。人間性が表れる番組作りをしてほしい。



●福袋、宝くじ、ガチャの回を観て、射幸心を煽るという批判もあり得ると思った。Kis-My-Ft2というアイドルにこうした番組が適しているのかという疑問も持った。

●福袋は、1年中季節やイベントに合わせて、様々な種類、値段、内容のものがあるということが情報になった。見ていて買いたくなるような楽しさを感じた。一方で、ただ買い物をする企画を番組として数多く扱っていくことが、どういう意味をなすかという疑問も感じた。

●ガチャの場合、ロケ時にはいい確率で商品が出るように店主が工夫することもありえる。そういう危険性のあるシリーズだと思う。

●企画が福袋やガチャなどワンパターンになってきている。こういう企画ばかりだと早晩飽きられていく。番組コンセプトの原点に立ち返って、バラエティーを増やしていく必要がある。


●最も面白かったのは7人で香港に行った回。安価な食べ物を皆で分け合う姿にKis-My-Ft2がMCである理由があり、10万円というお金をすごく体感できた。


<局側見解>

●10万円というお金の価値に拘っていくのか、それを取っ払って企画を広げていくのか、番組開始半年が経ち、揺れている。当初数字の良かった企画を繰り返し何回もやっているところに汗をかかない感じが表れているのは指摘の通りだと思う。もっと攻めたものにしていきたい。

●10万円で何ができるかというフレームに麻痺していた部分があった。企画先行になりすぎないようにこのコンセプトを改めて深く掘っていきたい。



<角南社長からの報告>

●テレビ朝日ホールディングスの2017年度連結業績が確定した。増収増益。売上高は開局以来初めて3,000億円を突破し、8年連続の増収。

●今年度に入り市況が停滞。4月のスポット売り上げは前年比96.3%と低調なスタート。

●年度視聴率は、全日が7.6%で日本テレビと同率1位、ゴールデンが10.3%で2位、プライムが10.3%で2位。年間視聴率は、全区分で2位。

●今クールもドラマが好調。「特捜9」木曜ミステリー「警視庁・捜査一課長」木曜ドラマ「未解決の女」の3作品が民放ドラマベスト5にランクイン。

●ベルト番組が好調を維持し、4月月間視聴率は、6時から19時の区分では単独トップ。

●AbemaTVではテレビ朝日の人気バラエティーのオリジナル最新作や放送中の人気番組の完全版などを放送する「バラエティーステーションpresented by テレ朝」を新設し、毎週日曜日、夜8時から深夜0時まで放送する。

以上

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