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放送番組審議会

tv asahi「放送番組審議会」からのお知らせ

第588回 放送番組審議会報告 3月22日(木) 開催

■出席者

見城 徹   委員長

(五十音順)
秋元 康 委員
内館 牧子 委員
小倉 純二 委員
黒鉄 ヒロシ 委員
小松 成美 委員
関川 夏央 委員
田中 雄一郎 委員
丹羽 美之 委員
藤田 晋 委員

■欠席者

田中 早苗 副委員長(リポート提出)

課題番組

「ワイド!スクランブル」(毎週月曜日〜金曜日 1部 10時25分〜12時00分
2部 12時50分〜13時45分)

<番組全体・構成>

●早朝からニュース情報番組が続くなかで、この時間帯としての工夫がよくできている。朝のニュースから時間が経過したことにより、咀嚼・解釈がなされ、よりわかりやすくニュースを伝えようとする番組の意図がよくわかる。

●個性とライブ感はないが、シニア層向けの昼の情報番組として上手くまとまっている。しかし、もう少し変化や刺激があるといい。

●テレビの中での新聞的な番組。新聞を読むかのようなワイドショーである。折角、橋本大二郎さんと大下容子さんというきちんとしたMCがいるのだから、中身はもっと暴れていいのではないか。他の出演者が失言しても、軌道修正し、ちゃんとまとめてくれるという力を信用して、もっと動いてよい。

●さらっとした感じで特徴に乏しい印象。そこそこ時事問題を知っている人にもお得感がある掘り下げがあるといい。

●良く言えばフォームが安定している。悪く言えばマンネリに陥っている。

●セットに不満が残る。スタジオがガラーンとして寂しい。原因を考える必要がある。

●パネル・VTRの使い方が視聴者層を意識して、大きくわかりやすく、テンポも緩やか。

●VTRを多用する手法が、見ていて煩わしく感じた。VTR中心だと絵にならないテーマを避けがちにならないか。また、VTRを流す時間を確保して台本を作ることになり、スタジオでの生の議論がVTRによって遮られる。

●VTRはよくまとまり、クオリティーが高いが、既視感がある。この番組だからできる見せ方をVTRで差別化するのは難しい。

●「モーニングショー」初代プロデューサーの著書に「今日でなければならない素材を今でなければならない方法で演出する」という言葉がある。よくまとまったVTRを見せても“今”は感じない。当事者を連れてくるなど「今でなければならない方法」を追求することが番組の活力になるし、魅力にもなる。

●VTRの多さはマンネリ化を招いていると思うが、内容はよく出来ている。

●VTRの完成度、特に音効に感心。音楽に乗って言葉がより耳に入り、映像も伝わってくる。

●第2部は付け足しのように見えてしまう。テーマを絞るなど、第1部との違いを明確にする必要がある。

●第2部は時間も短く、さらっと流す印象が否めない。中継の充実や徹底的に高齢者の関心に沿って作り込むなど、メリハリをつける必要がある。

●第2部は第1部とは違う番組のようなアプローチでエッジを効かせれば、第2部から番組を見る人も生まれる。若い母親層や学生にフックするテーマをできるのではないか。

●第2部では第1部からの時間経過を出せるとよい。第1部の後調べて分かったことや、視聴者センターに入ったクレームを伝えるなど、生放送の優位性を最大限に使えると、この編成が面白くなる。

●第1部と第2部にわたって同じテーマを扱う場合の編成には課題が残る。時間帯が午前と午後に離れているので見せ方が難しい。

●途中で「徹子の部屋」とドラマが入る2部制も、リズムがとれて良い。

●「徹子の部屋」のゲストの話やドラマを受けてのコメントや話ができると、この面白い編成が活かせるのではないか。

●第2部の特集・夕刊直送便がよい。3月20日の関空の入管の特集は、東京オリンピックに向け、外国人の来日が増えるなか、いい問題提起になった。また、桜の木を枯らす害虫クビアカツヤカミキリの情報も知ることができた。


●1月の音声事故、日本相撲協会の文書偽造問題については、もっと目を行き届かさなければいけない。



<出演者>

●橋本大二郎さんと大下容子さんはどんなテーマであっても、出しゃばらないし、笑いをとろうというあざとさがない。キャスターとしての力で人気を得ている。

●橋本さんはニュースや解説を簡単にまとめ、次の展開のためにコメンテーターに質問する。取りまとめが的確で、発言に淀みがない。目立たないがこれだけのことをするのは大変難しい。

●橋本さんの経験に基づく発言は説得力がある。

●大下さんは、清潔感があり、どんな時も平静で公平で、ゲストへの気遣いがある。橋本さんとのコンビネーションの呼吸を司っている。ベテランの局アナウンサーの強みが番組に生かされている。

●大下さんは民放局の女性アナウンサーのキープすべき立ち位置を示している。タレントとははっきり一線を画している。毅然と、しかし柔らかく、スタンスを守ってアナウンサーとしての力を磨いてきた、全局を通してピカイチのアナウンサー。

●MCが出しゃばらず、バランス感覚がよい反面、番組の顔が弱い感じがする。特に第2部では、橋本さんがコメンテーターとして一歩引いてしまい、誰の番組なのか見えづらい。



●コメンテーターや制作者は、“マージナルマン(境界人)”であるべき。左でも右でもなく、上でも下でもないから、両者の気持ちがわかる。マージナルの立場で、科学的な目で両者を均等に見て、その後自分の物の考え方によってジャッジする。それが大事。

●ジャーナリストの意見が際立った時が面白い。ゲストと時に火花を散らす。その緊張感がニュースへの興味を更に喚起して番組の魅力になっている。

●あまりにも刺激のないスタジオになってしまっている。末延さんをうまく使うといいのではないか。時折橋本さんとぶつかったりしているが、それはそれで面白い。

●コメンテーターは、MCが指名しない限りはあまりしゃべらず、指名されると丁寧に話をする。ある意味で上品。

●ゲスト、コメンテーターはスタッフのセンスで面白いと思う人を選ぶのが一番いい。賛否があるのは当たり前なので、視聴者の意見を気にする必要はない。


<局側見解>

●MCの信頼感、好感度は高いが、番組の構成や見せ方に新鮮味がなく、スタジオのワクワク感がない。番組としての個性やオリジナリティーをどう打ち出すか、その見直しを行う段階にきている。

●偽造問題については、体制を含め手を打っているところである。



<角南社長からの報告>

●テレビ朝日ホールディングスの通期連結業績予想の上方修正を3月2日発表。前回の業績予想から売上高、営業利益、経常利益、当期純利益、いずれも上方修正。

●2017年の年度視聴率は、全日2位、ゴールデン民放2位、プライム2位。
2018年の年間視聴率は、全日2位、ゴールデン民放2位、プライム2位。

●4月11日に開局2年を迎えるAbemaTVは3月14日に2800万ダウンロードを達成。
3月24日から開局2周年記念番組をラインナップ。

●黒鉄ヒロシ委員、田中雄一郎委員が今回で番組審議会委員をご退任。黒鉄委員は18年間、
田中委員は1年間貴重なご提言をいただいた。感謝申し上げたい。

以上

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