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放送番組審議会

tv asahi「放送番組審議会」からのお知らせ

第582回 放送番組審議会報告 7月27日(木) 開催

■出席者(敬称略)

見城 徹   委員長
田中 早苗  副委員長

(五十音順)
秋元 康 委員
内館 牧子 委員
黒鉄 ヒロシ 委員
小松 成美 委員
関川 夏央 委員
田中 雄一郎 委員
丹羽 美之 委員

■欠席者(敬称略)

小倉 純二 委員
藤田 晋 委員

課題番組

「土曜❤あるある晩餐会」

<番組全体>

●毎回テーマがいい。相撲や将棋など、人気に素早く着目して、見事な早さで番組に具体化している。

●テーマ選びも素晴らしいし、VTRも他の情報番組より非常によく出来ているが、突き抜けていない。“あるある”感が少なくなっている。一般の人が想像できるような“あるある”はこの番組の“あるある”ではない。数多ある情報番組の色彩に傾斜せず、“あるある”の追求を。

●“あるある”というコンセプトをぶれずに追求することが大事。特殊な世界や境遇で育った人、専門家、何かを極めた人、そういう人達の世界がいかに面白いか、人間そのものがいかに魅力的かをどこまで出せるかだ。そういうゲストが集まり、“あるある”と共感の輪を作っていくのが一つの面白さ。その共感がマニアックだったり、時には変態の領域まで行って、他の出演者や視聴者が疎外感を覚えるくらいが面白い。

●1本1本は申し分ないが、テーマによってターゲットが違う。番組として何で串刺しするかというと、ディープな隔絶された世界で、どれだけ変な人生が行われているかを垣間見せるという刺し方しかない。

●もっとマニアックにつくることも出来ると思うが、いいもの・深いものを必ずしも人が見るわけではない。入口で「いらっしゃい!」と夜店の呼び込みのような感じで入れて、気に入った人はその世界の奥へ行くというスタンスでよいのではないか。

●スタジオトークが肝。どういうテーマを設定し、どれだけ本物の人を連れて来られるかが、成否の分かれ目である。こんなに面白い世界があるというのをきちんと見せて欲しい。

●“あるある”が以前の方が効果的だった。同じ境遇、同じ業界の人が、誰かの言ったことに対して「それ、あるよね」という業界話の面白さが、企画的に機能していない。

●出演者が“あるある”とボタンを押すが、効果的でない。視聴者が「へー」と驚くコンテンツの新鮮さで勝負すれば十分。この時間帯にどうパンチを出していくのか工夫を重ねて欲しい。

●知識を与えるという教養の部分にヒューマンなドラマが込められ、より人間ドキュメンタリーになっていくと、視聴者の層も広がっていくと思う。

●毎回いささか盛り沢山。珍しいと思うことを次々に出しているので総花的になってしまう。テーマを真ん中にバチッと1本決めてやる方がまとまりやすく面白い。

●1時間という長さが程よく、全体的に面白い。職業づくしという観点が、非常に良かった。

<出演者>

●今田耕司さんと指原莉乃さんの司会のバランスがよく、安定している。

●MC2人があまりにも安定していて、波乱がなく、置きに行っている感がある。

●出演者それぞれが自分の役割を分かっていて、バラエティー用に仕事をしている。予定調和を突き抜けない。

●観客とゲストがほとんど使われていない。いないと画がさびしくなるという心理はわかるが、画で面白くするのではなく、話を面白くするべき。

<「相撲あるある」について>

●呼出、行司、床山など普段表に出ない人の仕事が丁寧に描かれている。相撲の知識がある人は改めて興味を持ち、知らない人は大相撲に対する認識が変わるほど情報が込められている。

●スポットライトが当たりにくい役回りの人を中心に業界の裏側が紹介され、大変面白かったが、「アメトーーク!」に比べると、「へー」という驚きの面で暴露度は今一つだった。

●行司と呼出も力士と同様きっちりしたヒエラルキーがある。これに根ざした問題で、視聴者が誤認しそうなところがあった。短刀を差せるのは立行司だけだが、すべての行司が差しているかのような作り方だった。また、ゲストの呼出が稀勢の里を呼び上げたが、横綱を呼び上げられるのは立呼出一人だけ。サービスでしたのだろうが、「自分たちはこのランクの力士しか呼び上げられない」と断って、ヒエラルキーのはっきりした社会を出すこともできた。

<「海外旅行教えますあるある」について>

●相撲の回が、知らない世界の専門家、資格者が出演していたのに比べ、旅行の回の達人は、資格等の説得力がないため、単なる情報番組になってしまった。

●旅行の達人として出演していたヒロミさんのハワイ遊びに密着し、ヒロミさんと遊ぶとこういう“あるある”があるといった、一般人が知らない世界の“あるある”に特化する必要がある。

●旅行作家がアフリカで拘束された映像があったが、旅は危険なものであり、世界には危うい場所があり、危険な状況が起こりうるのだという問題提起をしてもよかったのではないか。

●秘境のVTR等ドキッとする話は面白いが、煽りすぎて事故のないよう、外務省の渡航情報を入れたり、配慮していた。旅行のように体験するテーマの場合、バランスが難しい。

<その他>

●深夜に面白いバラエティーが生まれつつあり、次の時代を担うバラエティーが育ってきていると感じる。「陸海空 こんな時間に地球征服するなんて」のナスDは社会現象にもなっている。
先日プライムで放送していた「笑×演」も新しい切り口で非常に面白い。

●「陸海空」は大変な命懸けの状態になってきて、ネットでもすごいことになっている。テレビ朝日のバラエティーはポテンシャルがある。発明、発想があり、もう少しで芽が出るだろう。

<局側見解>

●土曜22時という枠で、どの層に向けて、どういうものをやっていくかを、試してきた3ヶ月半だった。試行錯誤する中で、番組の軸である “あるある”に拘るところが抜け落ちたり、出演者の生かし方がなっていなかったり、色々な反省点が出てきた。目から鱗のご指摘もいただいたので、今後番組に生かしたい。

●身内の盛り上がり感、“あるある”感が欠けているという指摘は耳が痛い。企画の基軸が薄くなってきているというのが一番響いた。視聴者が疎外感を覚えるぐらいが面白いというのは、鳥肌が立った。そういう点を大事にしていきたい。

<角南社長からの報告>

●4月クールの平均視聴率は、全日が7.2%で2位、ゴールデンが9.0%で4位、プライムが9.4%で3位、プライム2が5.6%で2位という厳しい結果。
ドラマは、「緊急取調室」が平均14.1%で、民放連続ドラマトップだったのを始め、刑事ドラマが安定した視聴率を獲得。昼の帯ドラマ「やすらぎの郷」は平均6.1%。
朝帯の情報番組は引き続き好調。「グッド!モーニング」は5時台、6時台、7時台とも大きく視聴率を伸ばした。「羽鳥慎一モーニングショー」は+0.9ポイントで7.6%。「報道ステーション」も11.3%と堅調。

●年間視聴率は全日が2位、ゴールデンが4位、プライムが2位、プライム2が2位で推移。
7月クールの連続ドラマも安定した視聴率。バラエティーが苦戦。

●「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」が15日(土)開幕。昨年を上回る大勢の来場者でにぎわっている。次世代の技術を駆使した体験型コンテンツが人気。8月27日までの長丁場だが、安全管理を徹底して盛り上げていきたい。

●「AbemaTV」は順調にダウンロード数を伸ばしていて、8月中には2,000万DLを達成見込み。

以上

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