HOME > 番組向上への取り組み > 放送番組審議会 > tv asahi「放送番組審議会」からのお知らせ

放送番組審議会

tv asahi「放送番組審議会」からのお知らせ

第580回 放送番組審議会報告 5月19日(金) 開催

■出席者(敬称略)

見城 徹   委員長
田中 早苗  副委員長

(五十音順)
秋元 康 委員
内館 牧子 委員
小倉 純二 委員
黒鉄 ヒロシ 委員
小松 成美 委員
関川 夏央 委員
田中 雄一郎 委員
丹羽 美之 委員
藤田 晋 委員

課題番組

「相葉マナブ」

<評価点>

●シチュエーション、起承転結がきちんと考えられている。ストーリーも分かりやすく、表は自然体で平易に見せて、実は裏では力がこもっている。その上ライブ感がある。

●相葉雅紀さんをはじめ出演者の好感度が高く、編集のテンポもよく、30分という短さで気楽に視聴できる。ナレーションも耳に心地良く、音楽もいい。それでいて勉強になる。

●30分でここまで作れるのはすごい。本来1時間できる話を30分に詰めていくことをスタッフが緊張感をもってやっていると思う。

●30分間に、これだけまとめた企画力と編集力に舌を巻いた。工事現場や料理は普遍的に人類が好むもので、かなり考えられている。

●題材が旬の食材であれば生活の知識が身についたり、工事現場なら社会科見学の要素があったり、日曜日の夕方家族揃って楽しめるいい番組。知識と感情のバランスを上手く取って、30分で作り込まれている。

●「意外と知らないニッポンの素晴らしさを学びに行く」という基本的な発想がしっかりしているので、視聴者の支持が得られている。非常にいい。

●渋谷の再開発現場の回は「こんなにすごい工事なのか」と納得した。今後も普段見ることのできないものをテレビの力で公開すると、番組としても売りになる。

●相葉さん自身の“このテーマを伝えていきたい”という大きなモチベーションを感じる。スタッフがそれを導き、また相葉さんのエネルギーに応えている。

●アンジャッシュの渡部さん、ハライチの澤部さんというツッコミの名手が脇を固め、しっかりと進行もしつつ、笑いに変えていく磐石の体制を敷いている。

●相葉さんは自意識を感じさせない、生まれながらのタレント。楽しく仕事ができることが彼にとっての喜びなのだという感じ。渡部さん、澤部さんもそんな印象があり、独特の空間がある。

●MCが男性3人で、テレビが入れなければならないと考えている饒舌と色気、かわいさというものを、結果として一切拒否していることの爽やかさが伝わってくる。

●3人が礼節や尊敬の念を持ってプロフェッショナルに向き合う態度が、心地よい。

<課題・提言>

●「マナブ」ということの喜びを、もう少し出せないか。3人のうちの誰か1人でも、本気でこのことを学びたい、このテーマを学びたいという人がいると違ってくる。

●誰に学ぶか、1人をフォーカスした方が面白い。「今日はこの人に学ぶ」というように、例えばとび職人にくっついていくだけのほうが、目的が明確で分かりやすい。

●心地よい番組だが、快適さを追求するという視点に切り替えれば、もっと強化していけるのではないか。映像の美しさや、テロップの出し方などディテールが大事。笑顔で幸せそうな人や赤ちゃんや動物などは快適さにつながる。

●相葉さんの意外な一面や、相葉さんの拘りがもう少し出ると、番組としての強さが出てくる。例えば、SMAPでは、草g剛さんのチョナン・カンや香取慎吾さんの慎吾ママのように番組がタレントの個性を見つけて、一緒に成長していった。相葉さんの魅力を引き出すところがもう一段加わると、さらに面白い番組になるのではないだろうか。

●料理番組とも教養番組とも言えず、情報の紹介に駆け足感があり、少し物足りなさを感じる。地域の特性・特徴に話を展開したり、トーク要素を入れて人物を掘り下げたりしてはどうか。

●食べ物を題材にする回を減らし、別のジャンルを混ぜていったほうが、息の長い番組になる。

●テーマが重要。タイムリーな季節感のあるものをきちんと取り上げてほしい。

●渋谷の工事の回は、渋谷という街に拘るのか、高層ビルの工法に拘るのかが中途半端で踏み込み不足と感じた。

●渡部さんと澤部さんは、もっとキャラクターを明確にしたほうがいい。“これは相葉さまの番組ですから”と引き立て役、つまり“助さん格さん”になれば、2人の存在が逆に立ってくる。

●渡部さんと澤部さんの役どころがよく分からない。無理やり料理に参加するなど、簡単なドラマを作って、これだけの2人を起用した意味を持たせてもいいのではないか。

●3人の間の空気感が気になる。お互い気を遣っている感じがして、仲がいいわけでもなさそうに見受けられてしまう。

●“むずい”や“やべぇ”など言葉が乱暴だという視聴者の声もあるが、この番組に関しては、これがかえって番組をビビッドにしているのではないだろうか。

●言葉は確かに問題があるかもしれないが、格式張った、または美しい日本語を使おうとするとこの番組の良さは出ない。このままでいいと思う。

●3人の言葉使いの乱暴さは、不思議な勢いのようなものがあって、気にならない。

●30分ではもったいない。番組で流さなかった部分を番外編として、専門チャンネルやネットなどで放送するような試みも考えてほしい。

<局側見解>

●番組を担当すると、スタッフはみんな相葉さんが大好きになる。それが画面から伝わって、視聴者を引きつけていると分かった。その部分もさらに大事にして作っていきたい。

●このタイプの番組はマンネリ化、予定調和が起きてくるので、相葉さんのやりたいことに寄り添って、汗をかいてもらう新企画を入れるなど、刺激を与えながら、次の展開を目指したい。

●渡部さん、澤部さんの役回りに関して、今後色々と変えながらも、今までの「相葉マナブ」を残していければと考えている。

<角南社長からの報告>

●テレビ朝日ホールディングスの2016年度連結業績が確定した。売上高は過去最高。牽引したのはスポット収入で、過去最高の売り上げを記録し、開局以来初の在京キー局2位。増収増益となった。

●年度視聴率は、全日が7.3%で2位、ゴールデンが9.5%で4位、プライムが9.8%で2位タイ。

●「緊急取調室」や「警視庁・捜査一課長」などドラマが好調で、帯ドラマ「やすらぎの郷」も好評を頂いている。「サタデーステーション」は4回の平均7.9%、「サンデーステーション」は7.0%。系列局では可能性を感じさせる視聴率が出ている。

●AbemaTVのダウンロード数が、5月7日1700万を突破した。開局1周年記念期間に、高校野球大会の決勝、亀田興毅企画などの特別企画で視聴数等を伸ばした。

以上

PAGE TOP