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放送番組審議会

tv asahi「放送番組審議会」からのお知らせ

第576回 放送番組審議会報告 1月20日(金) 開催

■出席者(敬称略)

見城 徹   委員長
田中 早苗  副委員長

(五十音順)
秋元 康 委員
内館 牧子 委員
小倉 純二 委員
黒鉄 ヒロシ 委員
小松 成美 委員
関川 夏央 委員
藤田 晋 委員
山瀬 一彦 委員

■欠席者(敬称略)

丹羽 美之 委員

課題番組

「放送番組全般」

<バラエティー>

●バラエティーは重箱の隅を突つくような企画を作り続けていいのか。同じ素材の切り口を変えても結局は同じ味になってしまう。今こそ、冒険・発明・発見、そこに懸けた方がいい。勇気をもって新しい種をまくべきだ。

●時代を追いかけよう、視聴者の望むものを作ろうとして、1分遅れたり進んだりする状況が続いているのではないか。それではインターネットのスピードに勝てない。ならば堂々と自分たちが面白いと信じるものを作り、時が合うのを待ち受けるようなクリエーターが必要だ。

●深夜が非常に強かったテレビ朝日が、3位になる週があるのは危機的。深夜番組が冒険心を失い、明るいばかばかしさ面白さがなくなっていきつつあるのが悲しい。1、2年後に全体に響いてくるので、アイデアと実力を発揮して、元気にやってほしい。

●バラエティーが頑張っている局が1位になる。バラエティーに牽引してほしい。深夜番組の不調は、ボディーブローのように効いてくる。空振り三振しても当たったらホームランという番組を恐れずに追求してほしい。

<報道・スポーツ>

●報道番組のアナウンサー、渡辺宜嗣、大下容子、富川悠太、小川彩佳らは、非常に誠実な感じがする。見ていて安心感もあるし、共感するところも非常に多い。

●「報道ステーション」の富川アナに迫力がなくなってきた。声が張れてない。扇情的な発言をする必要はないが、キャスターらしく、カメラに向かって視聴者に語りかけてほしい。

●1月19日の「報道ステーション」のトランプ大統領の元選挙参謀への取材で、「トランプ氏は、大統領になりたいというより、選挙という勝負に勝ちたかったのだ。」という言葉を引き出したのは素晴らしかった。

●1月11日の「報道ステーション」で今季最悪の寒波について国内外の情報と映像を放送した。寒波が地球温暖化とどうリンクするのかを解説したのも素晴らしかった。

●「グッド!モーニング」はまとめ機能の作り方など、シニア向けの早朝の情報番組としてよく考えられている。

●「羽鳥慎一モーニングショー」は素晴らしい。羽鳥さんはよく勉強している。言葉に出なくても、しっかり裏打ちされていることがよく分かる。

●トランプ大統領の就任前の会見に象徴されるように、これまで当たり前に考えてきた原理原則が軽んじられる傾向にある。為政者にとって不都合な質問には答えなくて済むとなれば、メディアのチェック機能はなくなる。そのことをきちんと伝え、視聴者の理解・共感を得ていく努力をしなければ、原理原則とメディアの存在そのものが漂流してしまう。

●アメリカ大統領選でマスメディアは敗北した。一方、トランプ氏の勝利を予想したマイケル・ムーアは、長期間取材をして、経済的な数字の裏側にある、その地域の人々の心情をよく理解していた。日本にもそういうジャーナリストがいてほしい。

●ラジオで薬物報道のガイドラインを作ろうという番組があった。専門家の意見を重ね、NHKも参加し、皆で考えようと働きかけていた。犯罪が確定する前に沢山の情報が憶測も含めて出るが、人権やプライバシーに配慮し、正しい情報を入手し伝えてほしい。

●東京オリンピックを前に、スポーツこそ日本人に勇気と力を与える。そこにはスポーツ番組の力がある。

●スポーツ番組の解説者は、きちんと解説のできる人を選ぶか、教育してほしい。

<番組全般・その他>

●本音とリアリティーとデンジャラスと極端が番組作りのキーワード。“命懸け”を視聴者は見たい。ぎりぎりのところを衝かない限り、面白いものはできない。

●感情的なものに一斉に流れる傾向が続いている。それを立ち止まらせ、テンションを鎮静させる必要がある。番組にはその作用があり、落ち着いたものを求めるニーズは着実に存在する。

●大衆は唯々諾々とオーソリティーに従って来たが、大衆がSNSという武器を持ったことでそれが根底から崩れ始めた。遊びの骨頂が実は学問。テレビが生き残るには学問しかないので、どんどん水準を上げてほしい。本気で面白いことを考えるしか武器はない。

●「芸能人格付けチェック!」18.7%、「相棒 元日SP」17.3%と、元日の夜をテレビ朝日が独占した。企画力が素晴らしく、大変良いスタートが切れた。高く評価したい。

●高品質のものを、スマートフォンなど手元のインターネット端末で見られるようになった。今後Chromecast、Apple TV、Fire TVなどが普及すれば、ネット配信か放送かは、視聴者にとってはどうでもいいことになる。まさにネットと放送が融合する中、どういう番組を作っていくべきか、最適解は現時点では分からないが、種をまき続けなければならない。

<局側見解>

●ご意見を激励だと思って、部員と共に面白い冒険心のある番組を作っていきたい。

●4月の改編には、極端でデンジャラスなリアリティーのあるものも幾つか用意している。序盤は三振するかもしれないが、いつかホームランが出ると思って頑張りたい。

●若い世代のクリエーターたちにベットしていくこと、注目していくことを怠らない、種まきをし続けるということを若い部員たちにもっと強く激しく言い続けたい。

●トランプ大統領の発言や政策はきちんと見極めて、できるだけ丁寧に解説し伝えていきたい。「報道ステーション」は、迫力を取り戻すべく頑張っていきたい。

●本音とリアリティーとデンジャラスと極端は、情報生番組にも非常に大事なことだと思う。ニュースを正しく伝えていくのは大事だが、出演者がしっかりと本音とリアリティーの下で発言することが、視聴者の共感を呼ぶのではないか。

●スポーツの解説者について、しっかり立て直し、この後のWBCとサッカーのロシアカップ予選でも、視聴者に満足頂けるような番組作りを目指したい。

<角南社長からの報告>

●2016年の年間視聴率は全日7.4%で2位、ゴールデン10.4%で3位、民放2位、プライム10.7%で2位。

●10月クールは、全日帯の帯番組が引き続き好調。「グッド!モーニング」「羽鳥慎一モーニングショー」「じゅん散歩」のクール平均が自己最高を更新し、「モーニングショー」は民放横並びトップ。連続ドラマでは民放14作品のうち「ドクターX」が1位、「相棒」が2位、「科捜研の女」が5位と、当社の人気シリーズ3作品がトップ5に入った。

●タイムシフト視聴率と総合視聴率が始まって1クールが経過した。「ドクターX」の最終回はタイムシフト10.8%、総合視聴率32.0%で、共に10月クール全番組中3位。

●AbemaTVは1月初めに1300万ダウンロードを達成。

●昨年11月放送の山田太一ドラマスペシャル「五年目のひとり」が平成28年度文化庁芸術祭のテレビドラマ部門優秀賞と、ギャラクシー賞11月度月間賞を受賞。
 「アメトーーク 情熱大陸出たい芸人」もギャラクシー賞の11月度月間賞を受賞。

●マスコットキャラクター「ゴーちゃん。」の誕生5周年を記念し、劇場版アニメ「ゴーちゃん。〜モコとちんじゅうの森の仲間たち〜」を制作。1月29日にプレミアム上映会を開催。

以上

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