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放送番組審議会

tv asahi「放送番組審議会」からのお知らせ

第571回 放送番組審議会報告 6月17日(金)開催

■出席者(敬称略)

見城 徹   委員長
田中 早苗  副委員長

(五十音順)
秋元 康 委員
小倉 純二 委員
黒鉄 ヒロシ 委員
関川 夏央 委員
丹羽 美之 委員
藤田 晋 委員
山瀬 一彦 委員

■欠席者

内館 牧子 委員(リポート提出)
小松 成美 委員(リポート提出)

課題番組

「橋下×羽鳥の新番組(仮)」

<主な意見>

●橋下さんのディベートの上手さが際立っている。タレント性が改めて浮かび上がった。

●橋下さんからは、変わらぬ信念と尋常ならざる経験、そこで見た真実を伝えようという強い意志を感じる。彼が主題について何を言うのか、シンパもアンチも興味がある。

●橋下さんは反射神経があり、トークが上手い。スピードが速く、変なことを言っていると思っても反論できない。

●番組の構成が面白い。橋下さんに知識と迫力があり、話し合いでは勝てない。

●議論とエンターテインメントのショー番組を合わせてやるには、良い時間帯。橋下さんは非常に説得力がある喋りで、それが、さしてうるさくない。

●橋下さんは、大阪府知事・市長を経て鍛えられ、現実論として見事。毒をまいて、しかしそれが正論であるという唸り方をさせなければ意味がないが、どんどん良くなっている。


●「橋下×羽鳥」になっていない。橋下さんと正面からわたりあう、いわばジャーナリスティックな羽鳥さんを見たかった人が多いのではないか。羽鳥さんが生きていない。

●ディベートの一方の当事者が番組の司会者席に座っているような、また、プレーヤーがレフェリーを兼ねているような、居心地の悪さ、バランスの悪さを感じる。

●完璧な“橋下ショー”と腹を括らなければならない。誰もが論破されてしまう“最強の橋下”というキャラで突っ走った方がいい。猛獣の橋下さん、猛獣使いが羽鳥さんというキャラのほうが、羽鳥さんも得ではないか。

●羽鳥さんは、議論が盛り上がらなくなった時、しっかり橋下さんの論理を引き出そうと、的確に発言している。見事に機能している。

●羽鳥さんの進行は、ソフトで的確で無駄がなく、合いの手程度の言葉が、むしろ心地良い。羽鳥さんが進行に徹することで、橋下さんの言葉がより強く響き、絶妙のバランスとリズムがある。

●若干古くさいトークバトルだと思う。自分の立ち位置を決め、他の人には対立的な姿勢を示す。対立構造の中での論争で、新しい視点を見つけていこうという論述の仕方ではない。

●既視感がある。橋下、羽鳥という個性のまったく違う2人で、ニュースを扱った新しい番組を作るとなれば、「今までにない」ということが要求されるが、制作者側の迫力は感じにくい。せっかくの素材なので、十二分に生かす料理を期待したい。

●橋下さんに対峙するディベートの相手側があまり強力でなく、議論に均衡が取れていない印象。重要な政治課題について自由に議論する場があるのはいいことなので、きちんと対話が成立する空間やキャスティングを作り出してほしい。


●視聴者が刺激を受ける番組という位置づけになりうる。世間に物議を醸すような発言が出ることを期待する。23時過ぎの番組で、橋下さんが思ったことを自由に言うことが許される時間帯だと思う。

●橋下さんがこてんぱんにやっつけられる回をこの先作れるのだろうか。そうでなければ、自由な議論の場ではなく、プロレスのようなショーアップしたトークバトルになる。

●この番組は、ガチなのかショーなのか、薄い皮膜1枚で作っている言葉のプロレスだと思う。善玉たる橋下さんに、“ヒール”が参戦する構図。どれだけ真実に見えるヒールを連れて来られるかが、これからの課題ではないか。

●大事なことは、扱い方によっていかようにでも面白くなる。語りつくす、論点を示しつくすことが必要で、それが論者を生かすことにつながる。視聴者が思う疑問を絶対にぶつけなくてはならない。

●扱うテーマが多すぎる。1件か、せいぜい2件ではないか。ゲストも多すぎるため、発言の時間は限られ、せっかくのゲストが生かされていない。傍聴者も不要ではないだろうか。

●セットの構図が違うのではないか。初めから橋下さん対オールゲストという図式で並べた方がいい。


●“橋下さんと羽鳥さんありき”で番組ができて、何かをやりたいと思って二人を連れてきたわけではない。タイトルも、「勝ち戦だろうから“(仮)”でいいや」という高を括った感じが出ている。もったいない。

●キャスティング頼りの突貫工事という印象をタイトルから受けてしまう。テレビ番組は、じっくり作り上げられた印象がほしい。

●タイトルをどうするかは大きな問題。恐らくもっとビタッとくるタイトルが、内容の進化と共に出来てくると思うので、今後しっかり考えてほしい。


●橋下さんが、聞き手に回ったらすごいのではないか。様々な権威や論客に対して、遠慮なくズケズケ聞いてあぶり出す、ということをやってもいいと思う。

●この番組を生放送にしたら、更にヒヤヒヤして面白いと思う。

●傍聴席は、モデルや学生には荷が重い。本来なら、一見バカに見えて鋭い芸人などがいないと収まりがつかない場所である。

●傍聴席は、一服の清涼剤としていいのではないか。


●報道全般に言えることだが、舛添都知事の問題の取り上げ方で、相手が渦中の人であっても、責任の重い要人に対しては、一定の敬意を持った上で、批判なり皮肉をしなければいけない。“回転寿司”や「クレヨンしんちゃん」など、本来的な仕事の規模を考えるとあまり追及すべきレベルの話ではない。マスメディアには、巨悪の不正をしっかり暴いてほしい。

<局側見解>

●何よりタイトルをもう一度慎重に考え直したい。そして、橋下さん、羽鳥さんを、どのようにしてより魅力的に見せていくかを、バラエティーという枠組みで考えていきたい。

●既視感があると言われるのは最も避けたいところ。報道っぽい番組を我々バラエティー班が作る意味は、誰もいない曠野(こうや)へグッと踏み込んで作っていくことにあると思うので、そこは怖がらず思い切って行きたい。印象に残るヒールがいてこそ、橋下さんも より輝くはずなので、新しい人を発見することもやっていきたい。

<吉田社長からの報告>

●『第53回ギャラクシー賞』で、「報道ステーション」の「ノーベル賞経済学者が見た日本」「独ワイマール憲法の“教訓”」の2本の特集が、【テレビ部門】の大賞を受賞。【テレビ部門】では、ドラマ「民王」が、 【報道活動部門】では、“東住吉の放火殺人事件”についての10年間にわたる報道活動が、選奨を受賞。ドラマ「スペシャリスト」が『マイベストTV賞』のグランプリを獲得した。
『第42回放送文化基金賞』で「FPU・SNG共用受信アンテナの開発」が放送技術賞を受賞した。

●今年で3回目となる『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』が7月16日から8月28日まで44日間開催される。

●昨年1月番組収録中にアイドルがヘリウム混合ガスを吸って救急搬送されたという事案について、5月19日に警視庁が、被疑者不詳のまま業務上過失傷害容疑で東京地検に書類送検した。

以上

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