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放送番組審議会

tv asahi「放送番組審議会」からのお知らせ

第570回 放送番組審議会報告 5月20日(金) 開催

■出席者(敬称略)

見城 徹   委員長
田中 早苗  副委員長

(五十音順)
秋元 康 委員
内館 牧子 委員
小倉 純二 委員
黒鉄 ヒロシ 委員
小松 成美 委員
関川 夏央 委員
藤田 晋 委員
山瀬 一彦 委員

■欠席者

丹羽 美之 委員

課題番組

「あいつ今何してる?」

<評価点>

●「ぶっちゃけ寺」「しくじり先生」と並ぶ、テレビ朝日の三大面白発想の番組だと思う。
ゲストが昔の友達に持つ感情は、視聴者と共通している。どんな状況にあっても一生懸命生きている人を見ると、元気になれる。

●フォーマットがしっかりしていて、番組自体が清々しい。いい気分にさせられる。

●「あいつ今何してる?」という気持ちを直球で番組にしたところがすごい。ある種の“のぞき”的な感覚を爽やかに仕立て上げた。その人の人生を勝手に勘繰れるのが面白い。

●大変面白く、金脈にあたったなという感じ。普遍的なテーマなので、長生きすると思う。

●余韻が残って、後味がいい。いい映画を見たり、いい小説を読んだりした後のよう。感想や感動を強要せず、受け止め方を視聴者に委ねているので、色々考えることができる。

●小気味のいいドキュメンタリーで、清涼感あふれる青春小説のよう。「あいつ」を探すことで、ゲストの過去が一つ一つ浮き彫りになる。「成功前夜」の青春の蹉跌や挫折を伝えることに、バラエティーでありながら成功している。

●インタビューで引き出したコメントや表情に映像の力を感じる。ゲストと「あいつ」の優劣や序列が消え去り、対等な関係を見せてもらえ、それが爽やかさにつながっていく。

●「あいつ」の意外な展開や、ゲストの反応が面白い。収録後の電話のシーンもいい。

●会いたい人がゲストの前に出てこないことが大事。ワンクッションあって、本人が目の前にいないというのはうまく考えた。

<課題・提言>

●“「あいつ」の今”と“ゲストの当時”という二つの要素が盛り込まれているが、タイトルのまま「あいつ今何してる?」という基本に戻った方がいい。“うわっ!”が欲しい。

●ゲストと「あいつ」が深い友情関係とは限らず、「キレイ」「頭がいい」など表面的な思い出が目立ってきている。「海外で活躍」「出世」などが続くと飽きられてくるのではないか。取材のしやすさで「あいつ」を選んでいる感じがする。

●泣ける要素をもっと増やせるのではないか。映像や音楽にもこだわって、ドキュメンタリータッチで、「あいつ」の人生をクローズアップするのもいい。もう少し感動を押し付ける構成でもいいと思う。

●見ているだけで泣けてくる世代には、さわやかなナレーションよりも、もう少し切ない感じの方がグッときて、嬉しい。

●深夜でとがっていた番組が、派手なセットや過剰な笑い声とテロップなどで、ゴールデンに馴染んでしまい、横並びの番組と似たものになった感じがする。

●ゲストの年齢層が高いと、老いや不幸など“地雷”を踏みかねないが、ハッピーエンドだけでなく地雷を踏むのもテレビの面白さだと思う。

●ゲストが30代ぐらいだと予測通り。40代・50代の方が予想外の展開が面白い。

●70代のゲストの回があってもいい。70代はまだ若く面白いし、達観している。

●同級生はゲスト1人に1人でいいのではないか。数人出てくるとちょっと飽きるし、テンションが落ちる。

●タレント次第、同級生次第、学校次第、という面もある。ゲストが2人いるとどうしてもアンバランスになる。

●「あいつ」にカメラが向かって行くシーンが一番面白いが、立っているだけではどうか。

●冒頭の待ち合わせが凡庸に感じる。その人が活躍する真っただ中の場で、きらびやかに表現してもいいのではないか。

●収録後の電話のシーンは、同級生としての会話が聞ける楽しみはあるが、余韻という意味ではいらないのではないか。

●ゲストとは何十年も会っていない友人なので、慎重なチェックが必要。また紆余曲折あって、出てくれない人もいて作るのは大変だろうが、くれぐれも“やらせ”には細心の注意を払ってほしい。

<局側見解>

●この番組は、30歳のプロデューサーが企画・演出。彼の人生経験に加えて、今日のご意見を咀嚼することで、人生のせつなさ、悲しさなど、番組の幅を更に拡げたい。

●回を重ねるに従い、味わいが出てきた。まだ発展途上で、マンネリも怖いが、しばらくはこのコンセプトの中でやっていきたい。

●個人の人生の掘り下げを目指すと、他局の同様の企画と変わらなくなってしまう。ゲストと同級生の思い出同士のすり合わせ、「あいつ今何してる?」の答えの提示、この2点を追求したい。

<吉田社長からの報告>

●AbemaTVは、アプリのダウンロード数、ユーザーの反応など期待通りの健闘。

●映画「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」が興行収入40億円を突破し、シリーズ歴代1位を記録した。

●熊本地震の被災者支援で「ドラえもん募金」を行い、総額6,400万円を熊本県に寄託した。


以上

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