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放送番組審議会

tv asahi「放送番組審議会」からのお知らせ

第558回 放送番組審議会報告 3月20日(金) 開催

■出席者(敬称略)

見城   徹  委員長
田中  早苗  副委員長

(五十音順)
秋元  康  委員
市村  友一  委員
内館  牧子  委員
小倉  純二  委員
黒鉄  ヒロシ  委員
関川  夏央  委員
丹羽  美之  委員
野際  陽子  委員
藤田  晋  委員

課題番組

「グッド!モーニング」

<評価点>

●きちんとニュースを伝えようという意識が非常に高い。“達人解説”など、コメンテーターから毎回しっかりしたコメントが出てくるので、ニュースの背景を知るのに参考になる。落ち着いた感じでいい。

●朝の番組のエンタメ化・バラエティ化が進み、朝の忙しい時間帯に必要な情報(政治、経済、国際、社会、芸能、文化)がコンパクトに分かる報道・情報番組が少なくなってきている。この番組は、そこをきちんと押さえていこうという1本筋の通ったところがあり、期待している。

●チュニジアのテロ事件では、生放送が進行している間に全てのプログラムを作り直し、ワシントン、ニューヨーク、パリ支局と中継をつなぎ、専門家に電話取材するなど、采配が非常に良かった。MCも冷静で素晴らしかった。的確な報道を高く評価したい。

●長時間番組で、朝の支度をしながらチラ見するという人が大多数なので、同じニュースが何度か繰り返し出て来るのは仕方ない。それぞれ新しい要素を入れたり、タイトルを工夫したり、目先を変えているのは大変結構だ。

●“金曜言葉塾”は面白い。林修さんのしゃべりが格段に上手くなり、やりとりのレベルが上がっている。中身もさらに濃くなって、これを朝の忙しい7時台の時間帯に8分から10分近くやるというのも立派。

<課題・提言>

●よく言えばスタンダード、悪く言えば旧態依然、古色蒼然。予定調和が習慣性になるほどの世界観がない。コーナーはそれぞれよくできているが、全体を通しての世界観が無いので全部ぶつ切りになる。シニア世代と決めたのなら60歳以上の視聴者しかめがけないという作り方をしたらいい。

●非常によくできている情報番組だが、機能的なビジネスホテルのような感じ。よそからここに来る習慣は、なかなか作りにくいだろう。習慣を変えるのであれば、守りから攻めへ。攻めとはすべてを変えること。マイナーチェンジくらいでは変わらない。決めつけ、思い込みがないと視聴者はついてこない。いびつで、バランスが悪くて、批判を浴びるからこそグッと引き込まれるのではないか。

●非常に異なものを提示しないと、ほかの番組には勝てない。戦って、苦労して、批判も浴びた末にいくらか視聴率が上がったとしても、その努力に見合うのか。穏やかな朝を好む人もいるので、このままでもいいと思わないでもない。

●“街角感”がない。情報源をどこに求めているかという問題。巷の話題や、生活者がどう感じているか、街の声を歩いて拾う作業をやった方がいい。それが結果的に番組への親近感になる。せっかく六本木という都心の情報文化の発信基地から発信しているのだから、“六本木感”を取り込んでいくような仕掛けがあってもいい。

●目先の視聴率にとらわれず、民放で一番安心できて、信頼できる、国民的な王道のニュース番組を作っていくべき。

●朝のテイストが強くなり過ぎると、予定調和で面白くなくなる。爽やかばかりでいいのだろうかという気がする。「毒」をどこまで入れるか、スタッフの力量にかかっている。

●“Newsにタップ!”は、そのスタイル、図柄が、デザイン的によくないのではないか。また、タブレットの画面や「タップ」という言葉を使うこと自体、テレビが“無理している感”、“迎合している感”がある。

●“超速View”、“Newsにタップ!”、“ネットHOTランキング”などコーナータイトルが洒落すぎていて、年配層には分からない日本語がある。もっと普通でいいと思う。

<局側見解>

●高齢者の男女をターゲットに、ニュースの王道と天気予報で勝負していこうというポリシーで番組を作っている。これが成功を収めていた時期もあるが、この時間帯はとにかく横の研究が凄まじく、すぐに真似される。そうすると世界観の不足が如実に出てしまう。

<吉田社長からの報告>

●BPOの放送倫理検証委員会が、全聾の作曲家として報道された佐村河内守さんについての5局7番組に対する見解を公表した。当社は「ワイド!スクランブル」が対象。放送倫理違反があるとまでは言えないという判断だったが、自己検証と要因を明確にする努力を続けよという要望があり、対応を検討している。

●今クールは「相棒season13」と野際さんご出演の「DOCTORS 3」が非常に好調で、視聴率を牽引した。残り10日となった年度視聴率は、全日、ゴールデン、プライムとも2位。

●4月からは、さらなるチャレンジということを念頭に、大きな改編になる予定。月曜日のゴールデンに「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺」、「しくじり先生」が進出する。木曜の21時には木村拓哉さん主演のドラマ「アイムホーム」がスタート。石坂啓さんの原作。

以上

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