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放送番組審議会

tv asahi「放送番組審議会」からのお知らせ

第554回 放送番組審議会報告 10月9日(木) 開催

■出席者(敬称略)

見城   徹  委員長
田中  早苗  副委員長

(五十音順)
秋元  康  委員
市村  友一  委員
内館  牧子  委員
小倉  純二  委員
黒鉄  ヒロシ  委員
関川  夏央  委員
丹羽  美之  委員
野際  陽子  委員
藤田  晋  委員

課題番組

「報道ステーション」

<川内原発報道について>

●視聴者の信頼を損なうものだったと思う。他のニュースに関しても、こういう編集がなされているのではないかと思われかねない。自分たちの都合の良い形で編集をしていく体質が本当になかったのかどうかきちんと検証してほしい。一方で、コンプライアンスやチェック体制の強化ばかりが進んで、現場が萎縮しないことも大変大事だ。

●“編集”こそ重要で、自由なフリーハンドでいなければならない問題だと思う。「単純なミスでした」と言うだけではなく、もう少し検証してほしい。

<9月11日放送“従軍慰安婦問題”検証番組について>

●遅きに失したという批判があるとはいえ、内容としては非常に見応えのあるものだった。

●この内容なら準備に1カ月ぐらいかかるだろうというほどの、しっかりした出来で好感が持てた。しかし、コメンテーターの恵村順一郎さんの最後の発言で、ちゃぶ台返しのようになってしまった。テレビジョンの性格上、異論があってもいいが、骨の部分で異論があったのでは見ている側は非常に居ずまいが悪い。もう一度何かの形できちんとやってほしい。

<全般>

●古舘さんが、自分の意見をきちんと言うことに関しては評価している。ニュースを並べるだけでは意味がないので、キャスターとしての古舘さんの在り方はあれでいいのではないだろうか。

●出演陣は非常に安定感がある。古舘さんは抑え気味で総じて嫌味がなくなったが、ゲストに対する順接的質問が多く、議論が盛り上がらないことがある。“お説ごもっとも”ばかりではなく、もう少し仕掛けて聞いてみたらどうだろう。

●報道番組は今、正念場。自民党の超1強体制の中で、ますます責任や使命が求められている。1つは権力の監視。2つ目は、少数者の意見をきちんと伝えていくこと。「報道ステーション」は、そういう役割を果たしていく責任が大きくなっていると思う。

●御嶽山に関する報道を見て、これほどまですごいクオリティの番組を毎日制作しているのかと、改めて驚いた。ひとつのニュースを作るための取材力、映像のコンテンツの制作力がすごいレベルに達している。

●クオリティの高いコンテンツを、もっと多くの人に見てもらう方法を模索しなければいけない時期にきている。テレ朝動画など、オンデマンドで映像を出しているが、ニュースコンテンツというのは、本来受身で見せるべき。ネットで常にニュースが放送されているような状態を作ることも可能ではないか。豊富な素材を再編集してネット用に作り直すことで、この素晴らしいコンテンツを、もっと沢山の人に届けられる。

●面白いテレビ、あるいは視聴者に喜んでもらえる番組、その延長線上に報道番組はどうあるべきなのか非常に難しい。過剰な演出はもちろん良くないし、事実を曲げることもいけないが、「報道ステーション」の独自性、切り口を我々は求めている。

●5月8日放送の、イラク戦争当時パウエル国務長官の首席補佐官を務めたウィルカーソン氏へのインタビューは、本当に素晴らしかった。あの答えを引き出せたということはやはり質問力が随分あったと思う。また、日本語の吹き替えが、淡々と、抑えたトーンでとても良かった。

●スポーツコーナーで、新人や有望な選手などを取り上げることを、これからもぜひやってほしい。将来に対する夢をこの番組が提供してもらいたい。

<局側見解>

●10年を超えるとなかなか番組は難しくなってくる。謙虚に、初心に返り、テレビの前の人は何を見たがっているのか、どういう疑問を持っているのか、どういうことが本質を伝えることになるのか、もう1回テレビとニュースと向き合っていく勇気をもらえた気がする。

●従軍慰安婦については、とにかく事実関係を検証していこうと。取材を重ね、当事者を取材し、しっかり文書も読み、資料も見て、積み重ねていこうとした。その結果、コメントに対し非常に厳しいご意見をいただき、考えていかなければいけないと思った。
川内原発の放送は、我々がやろうとしていたことを根底から覆すことになってしまった。二度と繰り返したくない。スタッフへの教育、意識の共有というものを日々やっていかないと、またチェック体制だけ、形だけということにもなりかねないので、そこはしっかりやっていきたい。萎縮しないよう、しかし脇も締めて、しっかり取材を重ね、事実関係を積み上げていくことを今後もやっていきたい。

<吉田社長からの報告>

●上期の視聴率平均は、全日2位、ゴールデン民放2位、プライム2位。前年に比べ大きく数字を下げ、全日、ゴールデンでは、フジテレビと接戦になるなど厳しい半年だった。下期は、1週目はプライムトップ、全日2位、ゴールデン民放2位という成績でスタートした。人気番組を軸に新たな攻勢をかけていきたい。

●9月10日の「報道ステーション」で、九州電力川内原発に関する報道で、不適切な編集、誤った報道があった。関係者に直接お詫びするほか、9月12日の番組で訂正謝罪を行った。その後ただちに社内で検証チームを作り、編集に関わった関係者の聞き取りを実施、いきさつ等について調査を行った。具体的な再発防止策もまとめると共に目下、関係者の処分も検討している。

●在京民放キー局5社が、放送後のテレビ番組をインターネットで無料配信する、共同サイトの設置に向け、検討を始めることで合意した。タイムシフト視聴に対応するためであり、違法動画への対策でもある。

<「放送番組の種別ごとの放送時間」の報告>

2014年4月〜2014年9月に放送した番組の「種別ごとの放送時間」について報告した。

以上

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