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放送番組審議会

tv asahi「放送番組審議会」からのお知らせ

第552回 テレビ朝日 放送番組審議会報告 7月25日(金) 開催

■出席者(敬称略)

見城   徹  委員長
田中  早苗  副委員長

(五十音順)
秋元  康  委員
内館  牧子  委員
小倉  純二  委員
黒鉄  ヒロシ  委員
関川  夏央  委員
丹羽  美之  委員
野際  陽子  委員
藤田  晋  委員

■欠席者

市村  友一  委員 (リポート提出)

課題

「放送番組全般」

<全般>

●テレビ朝日は、ちょっと元気がない。2位はキープしているが、曲がり角に来ているのではないか。5年前を思い出そう!

●テレビがつけっぱなしで、面白そうなところだけ見るというのが、今はなくなった。目的意識がないと見ない時代になっているが、作り手、演じ手は相変わらずなのでは。

●今戦うべきは、ラインであり、インターネットではないか。テレビ局ではなく、ネットフリックスが制作し、ビデオ・ストリーミングのみで流した「野望の階段」(全13話)が大当たりし、エミー賞の3部門を獲った。これは何かの時代の幕明けか、テレビの終わりの始まりか。単純に流して「タダで見られるから見てください」ではない時代になってきた。

●今はスマートフォンで映像を再生して大きなテレビで見ることができる。 Apple TV やdビデオなど。最新ニュースがずっと流れ続けるチャンネルや1週間に放映されているドラマが連続で流れているチャンネルなどが、ユーザーに受け入れられる時代になってくるのではないか。早めに対処しなければ、ますますテレビ離れが進むかもしれない。

●「詳しいことはインターネットで検索してください」と番組で言うのは非常にまずい。ネットを使えない人は今や弱者の立場にあり、弱者をスパンと切った感じ。そのような姿勢を見せること、そういう考え方を持つということだけは断固やめなければならない。

<報道・情報>

●7月1日の集団的自衛権の関連報道に関して「報道ステーション」は、長く時間を割き、非常に丁寧にそれぞれを解説していた。また、総理官邸前のデモ中継から番組をスタートし、現在進行形の状況の渦中に視聴者を投げ込んで、非常にテレビ的だった。

●「報道ステーション」は、日本の放送メディアにおいて欠かせない番組。恐らくあるであろう、様々な「圧力」は上手にかわし、骨のある報道を続けてほしい。

●ジャーナリズムは権力監視が最も重要な役割。報道が、政治に対する遠慮やBPOに対する配慮で、取材しやすいようなところを取材しがちになってきているのではないか。小悪を正義漢ぶって追いかけるのではなく、巨悪に対して取材していくことを望む。

●「ワイド!スクランブル」は、大事件が世界中で起きている時に、間に「徹子の部屋」で寛(くつろ)いで、もう1回ニュースへ戻るというサンドイッチ状態に、気分が落ち着かない。

<スポーツ>

●サッカーワールドカップの報道で、日本のチームに対して正当な解説があったのか。愛国者的な報道が目についた。

●男女の全英オープンなど、見ていて非常に楽しい。日本の選手が世界にどう立ち向かえるか、世界のレベルがどうかというのを見るために、今後も国際的な大会を放送してほしい。

<ドラマ>

●「BORDER」は非常に新しい形の刑事ドラマとして面白く拝見した。大胆な設定と予定調和ではない展開。尖っていて、雰囲気も非常に重い、暗いドラマをきちんと表現して、この時間帯に放送するのは非常にいい。

●ドラマは、昔ヒットしたテレビ番組や映画などにヒントがある。そこを土台としては踏襲しながら、現代的な衣裳を着け、極端だがリアリティーがあるものを作るべき。

<バラエティー>

●これまで、プライム2のバラエティー番組の面白味が遠く響いていって、じわじわとテレビ朝日は上がってきた。そのような深夜番組が、インキュベイターとして機能していた時代が終わってしまったのかと相当不安。

●「TVタックル」が23時台になってから、阿川さんはさらに自由に伸び伸びと能力をフルに発揮している。番組全体としても興味深く、本音が聞ける。

<局側見解>

●ネットとも付き合っていかなければならないし、ネットを使えない視聴者層に向けても、しっかりと丁寧な放送をしなければいけないということは、重々受け止めている。

●もともとサッカーの応援解説のようなものはテレビ朝日が作り上げた文化だが、批判を真摯に受け止め、現場とともに考えていきたい。

●今、バラエティーは、ゴールデンも深夜も疲弊していて、上手く回っていない部分がある。今後は、新たな総合編成チームでチャレンジを繰り返し、深夜を活性化しつつ、ゴールデンにフィードバックできるよう頑張って行きたい。

●独走的、クリエイティブな挑戦もしながら、王道をきちっと勉強して、根っこのある新しいドラマを作っていきたい。

●「報道ステーション」では、色々な問題を扱う中で、他が気づきにくい視点をきちんと見つけ出して、それを大切にすることをこれからもやっていきたい。集団的自衛権など難しい問題でも、できるだけ逃げないで、きちんと向き合っていきたい。

●「ワイド!スクランブル」は、まだまだ番組の特徴、色が出ていないのが現状。まだまだ力不足。演出を含め、しっかりと考えて取り組んでいきたい。

●全英オープン、サッカーなど、やはりスポーツは勝負の結果が良いときは輝かしく見え、視聴率も爆発的なものになる可能性もある。そうでない時、どう見せていくか、どう演出していくか研究しなければならない課題だと考えている。

<社長からの報告>

●4月クール、上期、年間、年度、いずれも2位が多い。1位の日本テレビとの差が開きつつあり、後ろから第3位が迫っている。

●7月19日から8月24日まで、「テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り」を開催している。月曜日までの3日間で37万人を動員。夏祭りと連動して特別番組を編成している。

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